国家情報戦略 の商品レビュー

佐藤優,高永ちょる【著】

2009/10/04

陸軍中野学校、核の帝国主義、そして最後の日本人がなくしたものについてのくだり…。人類が滅亡する可能性すらはらむ時代、それを守るために若い僕らができること。とても自分を鼓舞してくれる内容だった。きれいごとをかかげるのではなく、柔軟な頭で責任を伴うあらゆる可能性を考慮することが必要なんだな。

2009/10/04

「謀略は誠なり」精神の陸軍中野学校が北朝鮮に及ぼした影響や甲賀忍者との関係など歴史の裏に隠されていた真実が盛りたくさんの本。Ｕ−２偵察機の驚くべき情報収集能力、しかし、エシュロンの致命的弱点も見えてきます。

本書では言及していないが、将来、量子コンピューターが完成すれば、世界中のインテリジェンス地図が塗り替えられるかなとも思う。

2009/10/04

外務省のラスプーチン佐藤優と、韓国で佐藤と同じような境遇にあった高さんがインテリジェンスについて語り合った本。日本と韓国にあるインテリジェンスのDNAは一緒であったなどのことがすごく詳しく解説されている。スパイ戦略がすごく重要であることが、このところの北朝鮮問題から明らかであるが、この２人の言葉がそれをすごく後押しする。このリアルな話に少し嫌気もするが、これがインテリジェンス戦略の実態なのであろう。