水滸伝(十) の商品レビュー
10巻!呼延灼との戦いの巻。解説は大森望さんで、まさかの6日で水滸伝19巻読み終えたらしい!脱帽。“ここでは誰もがやたらうまそうにものを食い、貪欲に女を抱き、無心に首をはねる”そうそう!そうなんですよ、ってことで10巻は“〜じゃのう”って喋る韓エンさんがいい味出してるよ〜!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
とりあえず、半分読了。 銀英伝との比較をしながら読んでしまうのは、大森望と北上次郎の対談をよんだのがきっかけだからかな。 どうしようもなくおもしろいのは、前評判通り。見入ってしまうようなエンターテイメントでありながら、真ん中の筋を通したまま登場人物を使い捨ててないところは本当に大好きだ。 あんまり泣けるシーンがないのはまだ世界に浸れてないからかな。銀英だと泣けたようなシーンが多かったからどうしても比較してしまう。唯一林冲を助けた後の安道全には泣けた。 まだまだ半分。たのしみだ。
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呼延灼率いる地方軍が梁山泊軍と激突。 今までの官軍と違い、精鋭の軍が恐るべき戦術で襲いかかる。 やはり派手な戦があると話が盛り上がるが、相変わらずあまりインパクトを残さないまま死んでいく人あり。 それにしてもラストの呼延灼と史進らの会話は感慨深い。凡人ならこのような葛藤を乗り越え...
呼延灼率いる地方軍が梁山泊軍と激突。 今までの官軍と違い、精鋭の軍が恐るべき戦術で襲いかかる。 やはり派手な戦があると話が盛り上がるが、相変わらずあまりインパクトを残さないまま死んでいく人あり。 それにしてもラストの呼延灼と史進らの会話は感慨深い。凡人ならこのような葛藤を乗り越えることは難しいだろう。 今回は青蓮寺の出番が少なくてちょっと残念。
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これまで随所に官軍の一英雄として語られてきた代州の不遇な将軍:呼延灼が、いよいよ本格的に登場。これまで、楊志、秦明、花栄、雷横など数多くの官軍の将が宋という国を見限り、梁山泊入りしてきた。本作品のような英雄列伝はこのように強い仲間が増えていくところに面白みがあるのだろう。かの「D...
これまで随所に官軍の一英雄として語られてきた代州の不遇な将軍:呼延灼が、いよいよ本格的に登場。これまで、楊志、秦明、花栄、雷横など数多くの官軍の将が宋という国を見限り、梁山泊入りしてきた。本作品のような英雄列伝はこのように強い仲間が増えていくところに面白みがあるのだろう。かの「DRAGONBALL」でも、天津飯、ピッコロ、べジータなど前シリーズの強敵が次期シリーズの最大の仲間となる点が魅力の一つであった。 呼延灼に関しては第一巻から名前だけ登場しており、北方氏は温めに温めたキャラクターだったのだろう。私を始め、読者は随分と焦らされたものだ。 この呼延灼、北方氏にはかなり大切に扱われているようで、まずは官軍側に立ち、何と梁山泊軍を完膚なきまでに叩きのめしてしまう。しかも梁山泊側指揮官の晁蓋を間一髪のところまで追い詰めるのだ。梁山泊側にとっては初の大敗を喫するのだが、官軍の意思統一の乱れと梁山泊側の策略により官軍を脱し梁山泊入りすることとなる。席次は秦明の次であるから、久々の大物招聘である。 次の官軍からの梁山泊入りは関勝あたりだろうか。作品はいよいよ中盤に入り、ますます面白くなっていく。青蓮寺側も官製叛徒を創作し、叛徒同士の抗争を調略している。これとの絡みも見逃せない。
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以前から名前だけは語られていた呼延灼が登場する。なかなか颯爽としていてよい。 梁山泊にすかっと勝つし。実に派手な戦い方でいい。 個人的にはむしろ大砲にとりつかれた男、凌振の方が気になった。 マニアックで、性格悪そうで魅力がある。 でも、最後は例によって例の通りで、うーんと思う。...
以前から名前だけは語られていた呼延灼が登場する。なかなか颯爽としていてよい。 梁山泊にすかっと勝つし。実に派手な戦い方でいい。 個人的にはむしろ大砲にとりつかれた男、凌振の方が気になった。 マニアックで、性格悪そうで魅力がある。 でも、最後は例によって例の通りで、うーんと思う。 そろそろ人数が多くなりすぎてよくわからなくなって来つつもあるし。 2008/8/29
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「双鞭」の異名を取る呼延灼が登場する回 鞭と言ってもムチのことでなく、節のある棒状の打突武器のこと。しかし、この本ではムチのよう。 呼延灼は、三十騎を横一列に鎖でつなぐ、連環馬戦法で梁山泊軍に大打撃を与えます。 しかし、北京に戦況を報告に行っている間に、高俅(大宋国の悪漢、...
「双鞭」の異名を取る呼延灼が登場する回 鞭と言ってもムチのことでなく、節のある棒状の打突武器のこと。しかし、この本ではムチのよう。 呼延灼は、三十騎を横一列に鎖でつなぐ、連環馬戦法で梁山泊軍に大打撃を与えます。 しかし、北京に戦況を報告に行っている間に、高俅(大宋国の悪漢、原作ではラスボスのような存在)が勝手に呼延灼の軍を動かし、梁山泊軍に大敗します。 戻ってきた呼延灼は、自分の軍が壊滅的被害を受けていることを見て、梁山泊に降伏します。降伏後は、梁山泊本隊の指揮官の一人になります。 巻の最後で、呼延灼は穆弘、史進(ともに梁山泊の武将)とわだかまりを解きます。 ※呼延灼は副官を、穆弘は弟を、史進は旗揚げ当初からの同志をこの戦いで失います。 このくだりは、わだかまりを解くための言葉も、それを了承した言葉も、ともに言葉数が少ないのですが、 漢がお互いを理解するには無駄な言葉はいらない! しかしながら、 それでも言葉にして言わなければならないことがある! ということを、よく現わしています。この巻で最も私が好きなところです。 余談 この巻から、李逵の料理の描写が増え、より生き生きと描かれています。 鹿の骨を煮たてて雑炊を作るあたりは、たまりません!!
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呼延灼が加わった!やったー! どっちか死ぬんかと思ったよ。 折り返しにさしかかったし 今後が楽しみ!
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代州の軍を率いて呼延灼が梁山泊軍と激突する。初めての敗北、しかし結果は、連環馬の作戦を打ち破り、呼延灼将軍も梁山泊へ、青蓮寺の策により今後も新たな敵が登場する? 私としては、轟天雷の大砲の取り組みが好き、今後活躍の場面はあるのか?
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【百年、二百年あとに、戦がない時代が来るなら、俺は、いまだけ戦を愉しもうと思う。】 地方軍の雄が登場!梁山泊の始めての敗戦。 そしてちゃくちゃくと仲間を増やす梁山泊。策略をめぐらす官軍。おもしろい。
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