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論語物語 の商品レビュー

4.3

51件のお客様レビュー

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2016/01/30

論語入門にはいろいろな本がありますが、どれも難しくて理解できないものが多い。ただ、この論語物語は孔子とその弟子たちのやりとりを解説ではなく、小説風にしていることでわかりやすいし、物語に入りやすいし、非常におもしろい。論語の入り口・入門書としては最高にオススメ! この本では孔子や...

論語入門にはいろいろな本がありますが、どれも難しくて理解できないものが多い。ただ、この論語物語は孔子とその弟子たちのやりとりを解説ではなく、小説風にしていることでわかりやすいし、物語に入りやすいし、非常におもしろい。論語の入り口・入門書としては最高にオススメ! この本では孔子や愛弟子の子路、顔回たちの人間性がにじみ出ていて、論語を学ぶ前に読めば、論語の理解・解釈がさらに深まるはず。特に、子路はある意味、人間味あふれていて爆笑!

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2015/09/22

内省の書。 悩んだとき、人間関係に疲れたとき、成功したのに不安なとき、心細いとき。 孔子とその門人たちと。 問答に聞き耳をたてていたら思いもかけず孔子の目に射抜かれてどきりとする。

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2015/06/19

「自分はまだまだ何も知らない」という事を痛切に感じた厳しく、重い一冊。恐らく、本書の内容の一端ですら理解し得てないだろう。ただ、読了に近付くにつれ、孔子の人間臭さや温もり、厳しさと、それと相反する様な圧倒的な気高さを感じた。それに気づく事が出来ただけでも大きな収穫であり、今後も読...

「自分はまだまだ何も知らない」という事を痛切に感じた厳しく、重い一冊。恐らく、本書の内容の一端ですら理解し得てないだろう。ただ、読了に近付くにつれ、孔子の人間臭さや温もり、厳しさと、それと相反する様な圧倒的な気高さを感じた。それに気づく事が出来ただけでも大きな収穫であり、今後も読書を通じて学び、実践する使命感に似たものを感じた。折に触れ読み返す事で、その時々の過去の自分との距離感を測るバロメーターとなり得る深い一冊であろう。

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2015/05/28

「論語」とは、立派な人になるには何をどう考え、実行するべきかということが書かれた中国の古典です。 ここでいう「立派な人」とは、仕事ができるとか、出世したとか、有名人だとかいう意味ではありません。 人徳があって、人に心から尊敬されるような人物という意味です。 そんな人になるにはどう...

「論語」とは、立派な人になるには何をどう考え、実行するべきかということが書かれた中国の古典です。 ここでいう「立派な人」とは、仕事ができるとか、出世したとか、有名人だとかいう意味ではありません。 人徳があって、人に心から尊敬されるような人物という意味です。 そんな人になるにはどうすればいいか? 要するに論語というのは、昔風の道徳の教科書というわけですね。 さて、そこで教科書というものは、これが厄介な代物で、今も昔も変わらず、あまり面白くはないものなのですね。そう思いませんか? 実は論語という教科書も、例外ではないのです。 つまり論語は、それ自体を読むことは、だいたいの人にとってはあまり面白くはないのです。 もちろん、論語それ自体を読むということは、大切なことではあります。 なぜなら、教科書は基本中の基本ですからね。 だから決して論語を読まなくていいということではありません。 話が逸れましたが、教科書はつまらない、とっつきにくいという背景がある。 それならば、教科書を物語風にしたら、もっと面白く勉強できるんじゃないか? というのがこの本の特色です。 本来論語という教科書にはストーリーなんかないんだけど、ストーリーがあったほうが楽しく勉強できるでしょ! それがこの本の魅力です。 そういうわけで、本書は論語を読んだことがない人、あるいは読もうとしたけど無理だった人におすすめです。 その道を楽しむことは何よりも勝ること。 孔子もたしかそんなことを言っていたと思います。 何事も、楽しむことが入口であり、また本分でもあるのです。

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2014/04/13

面白い。ここに描かれている孔先生はちょっとめんどくさい。論語から入らず、こういう方から入った方が馴染みやすそうだと思えた。 それにしても、彼らはどうやってお金を稼いでいたのだろう?孔子はともかく、その弟子やさらに下の弟子たちは?

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2016/02/26

中学生のときに道徳の授業で取り上げられた。授業で読んだのが面白くてとて、図書室で借りて読んだ記憶がある。孔子と弟子のやりとりが原文である漢文の読み下し文をひきながらも、口語訳はコミカルなところ、とても深いところありの緩急があり、とても面白かった。また、古本屋で見つけたので、改めて...

中学生のときに道徳の授業で取り上げられた。授業で読んだのが面白くてとて、図書室で借りて読んだ記憶がある。孔子と弟子のやりとりが原文である漢文の読み下し文をひきながらも、口語訳はコミカルなところ、とても深いところありの緩急があり、とても面白かった。また、古本屋で見つけたので、改めて読みたいと思って買ってみた。 改めて読み返した。今の心では、深く理解できないところがある。中学生の時の方が含蓄ある文に一気に読めたように思う。改めて、心落ち着かせて、読みたい。

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2013/05/04

具体的なエピソードを通して孔子の考えが描かれているので実感がわいて面白い。孔子の弟子の言動に共感しながら読み進めると最後に孔子にガツンと言われて、弟子に共感していた自分の未熟さを思い知る。

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2013/04/20

朝に道を聞けば、夕べに死んでも悔いなし。永遠は現在の一瞬にある。刻下の道を生きる心こそ、生死を乗り越えて永遠に生きる心なのである。 本当の力があるか否かは努力して見た上でなければ分からない。力の無いものは途中で倒れる。倒れもしないうちから、自分の力が足りないことを予定するのは点...

朝に道を聞けば、夕べに死んでも悔いなし。永遠は現在の一瞬にある。刻下の道を生きる心こそ、生死を乗り越えて永遠に生きる心なのである。 本当の力があるか否かは努力して見た上でなければ分からない。力の無いものは途中で倒れる。倒れもしないうちから、自分の力が足りないことを予定するのは点に対する冒涜だ。相手に言い訳するとともに、自分自身に言い訳している。 それは、お前の求道心がまだ本当には燃え上がっていないからだ。本当に求道心が燃えていれば自他におもねる心を焼き尽くして、素朴な心に帰ることができる。素朴な心こそ、仁に近付く最善の道だ。 世の中の進歩を望むものは、その進歩のためにまず己自身を進歩させることが一番の近道だ。

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2013/03/31

論語とは、孔子の教えをまとめた書であるとの知識はあったが、高尚かつ難解な文章で、とうてい理解不能と思っていました。 本書は、その論語を下村湖人が膨らませ、ストーリー仕立てにしたものです。 孔子とその弟子達、またその時代に生きた人々の息が、著者によって、ありありと吹き返し、そのぶれ...

論語とは、孔子の教えをまとめた書であるとの知識はあったが、高尚かつ難解な文章で、とうてい理解不能と思っていました。 本書は、その論語を下村湖人が膨らませ、ストーリー仕立てにしたものです。 孔子とその弟子達、またその時代に生きた人々の息が、著者によって、ありありと吹き返し、そのぶれない教えの本筋を、現代に生きる人々に教えてくれます。 この本によって、論語を学んだことになるのかどうか、分からない所ではありますが、入り口としては優れた良書だと思います。

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2012/10/09

そろそろ古典にゆっくりじっくり触れていこうと思い立ち、手にした本です。 論語の短文が物語として書かれています。 漢文ではとっつきにくく、訳を読んでも説教くさいなぁとしか思えなかった論語が、とても親しみやすくなっています。 わかっているのかわかっていないのか、野心家だったり生...

そろそろ古典にゆっくりじっくり触れていこうと思い立ち、手にした本です。 論語の短文が物語として書かれています。 漢文ではとっつきにくく、訳を読んでも説教くさいなぁとしか思えなかった論語が、とても親しみやすくなっています。 わかっているのかわかっていないのか、野心家だったり生意気だったり、やや頼りなさげな弟子たちを見る師の目がやさしく人間的です。 論語を学んでみたいけど、堅苦しいのはちょっとなぁという人におススメです。一緒に論語について学んでみませんか?

Posted byブクログ