シカゴ育ち 海外小説の誘惑 の商品レビュー
[ 内容 ] [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った...
[ 内容 ] [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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> なんとなく寝れないで、少しだけ憂うつになりそうなときに、この作品、特に「ペット・ミルク」を読むと、少し救われるような気がします。最高です…
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一年がかりで読了。どうにも文体に馴染めなかった。のだけど、また読み出したら面白かった。舞台はシカゴ、出てくる人間は、どこにでもいそうな人々の物語。シカゴが舞台なのだから、当然、日本人から見れば外国人の物語なわけだけれども、読むととても懐かしい感じがする。おそらく、どこの国の人が読...
一年がかりで読了。どうにも文体に馴染めなかった。のだけど、また読み出したら面白かった。舞台はシカゴ、出てくる人間は、どこにでもいそうな人々の物語。シカゴが舞台なのだから、当然、日本人から見れば外国人の物語なわけだけれども、読むととても懐かしい感じがする。おそらく、どこの国の人が読んでも、ちょっとしたノスタルジーを喚起するような気がする。立ち読みでもいいから、一遍読んでみてみるといい(短編集です)。柴田元幸訳にハズレなし。
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柴田元幸編の短編集経由。そっちに収録されていた話の、指紋を薄く切り取ったような月が。。。という出だしでノックアウトされた。 忘れていた昔の記憶がおぼろげに浮かんできて懐かしさを感じるような錯覚をする。本当は全然覚えていないから思い出せないんだけど。同じ体験はしていないはずなのに、...
柴田元幸編の短編集経由。そっちに収録されていた話の、指紋を薄く切り取ったような月が。。。という出だしでノックアウトされた。 忘れていた昔の記憶がおぼろげに浮かんできて懐かしさを感じるような錯覚をする。本当は全然覚えていないから思い出せないんだけど。同じ体験はしていないはずなのに、すごく共感を刺激してくる。不思議な小説家だなあ。
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「冬のショパン」「右翼手の死」(暗喩小説と捉えて良いのかな)「ペット・ミルク」がお気に入り。味わい深い短編集。 この作品集の総括をラスト2編で行っているように思う。 失われたもの、通り過ぎていったもの。
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帰国していたときに、日本に住む長男が「これ面白かったよ、母さんも読んでみてよ」と渡してくれた一冊。 どんな風に面白いのかなということよりも、2児の父親となった息子が、今現在、どんなものを面白いと思っているのか、そちらの方に興味の関心は傾いた。 さて、このスチュアート・ダイベックと...
帰国していたときに、日本に住む長男が「これ面白かったよ、母さんも読んでみてよ」と渡してくれた一冊。 どんな風に面白いのかなということよりも、2児の父親となった息子が、今現在、どんなものを面白いと思っているのか、そちらの方に興味の関心は傾いた。 さて、このスチュアート・ダイベックという作家、寡作なことで有名らしい。 アメリカでは結構人気の作家のようで、オフィシャルサイトも、また彼を取り上げ紹介しているサイトも数多くあった。 しかし、私は初めてお目にかかった作家。 翻訳ものはどちらかといえば得意な分野ではないけど、シカゴという地名には惹かれるものがあった。 この作品に描かれているシカゴは、2年半前に車で通っただけだったが、そのときに感じたシカゴの雰囲気がそのままここにあった。 短編集であるが、その中の一つに「荒廃地域」というタイトルの作品があり、まさにあの時感じたシカゴにぴったりの形容のような気がした。 そんなシカゴも悪くはないなと思ったものだ。 この一冊を読みながら、渡辺武信の詩を思い出し、はっぴえんどの曲が頭の中で流れていた。 そして「意外と難解なものに手を出してるんだなあ」というのが、当初の興味への感想であった。
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子供だから粗暴で無鉄砲な面もあるんだけど、不思議、彼等の目を通して見た世界も趣味のいい音楽の一部のように感じます。静かな余韻が心地いい一冊。
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最初は「冬のショパン」「荒廃地域」の余韻にひたったものだけど、最近になって読み返して「ペットミルク」の繊細で泣きたくなるような美しさにグッときてしまった。何度も手に取る本。
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アメリカ文学は柴田氏翻訳ものを中心に読んでいる。これは、帯に「訳した中で一番」みたいなことが書いてあったので即買い。シカゴという街を描いた印象的なショートショートと、短編が交互にあって、5W1Hがはっきりしたような話ではない。詩に近いようなかんじもする。それなりに余韻は残るのだけ...
アメリカ文学は柴田氏翻訳ものを中心に読んでいる。これは、帯に「訳した中で一番」みたいなことが書いてあったので即買い。シカゴという街を描いた印象的なショートショートと、短編が交互にあって、5W1Hがはっきりしたような話ではない。詩に近いようなかんじもする。それなりに余韻は残るのだけれども、大絶賛、というかんじには至らない。出てくる登場人物が皆、東欧系の移民と関わりがあるのが印象深い。 まー、でも、蝉の声を聞きながらクーラーの聞いた部屋でのんびり静かに読むには良い本かも。(自分は通勤電車で読んだけどさ)(2003 Aug)
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うまく表現できないが、好き。作風が様々で印象もことなる短編集なんだけどバランスが良い。繊細。でも活発。静寂。でもにぎやか。冷酷。でも優しい。
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