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シカゴ育ち 海外小説の誘惑 の商品レビュー

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34件のお客様レビュー

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2013/09/24

柴田さんの翻訳した小説はどれも一癖あって、好き嫌いが分かれるかもしれないけど、僕は好き。そんな柴田さんもの中で、今のところの一番のお気に入りがこのスチュアート・ダイベックのシカゴ育ち。 シカゴを舞台にした12編の短編小説です。

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2013/01/05

何を訴えかけるでもなく、シカゴの匂いそのものを感じさせる短編集。 短編もだけど、ショートショートがとてもいい。

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2012/07/11

訳者の柴田元幸さんが「今まで訳した中で最高の一冊」と絶賛していたので購入。 1950年代のシカゴの下町が舞台。原題はThe Coast of Chicago. 当時のアメリカを知っている人や、よほど好きな人でなければ味わえない小説が多い気がする。 冬のショパン・右翼手の死・夜鷹・...

訳者の柴田元幸さんが「今まで訳した中で最高の一冊」と絶賛していたので購入。 1950年代のシカゴの下町が舞台。原題はThe Coast of Chicago. 当時のアメリカを知っている人や、よほど好きな人でなければ味わえない小説が多い気がする。 冬のショパン・右翼手の死・夜鷹・失神する女・熱い氷あたりがよかった。

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2012/05/23

短編4編とショート10編。 『冬のショパン』『荒廃地域』『熱い氷」は人物を描きつつ風景を、シカゴを描写しながら閉塞感のある何とも言えない人々を描いて、その臨場感が映画を見るようだ。『夜鷹』は不思議な味わいがあった。そして、訳者自画自賛ながら、私もいい訳だと思う。

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2011/12/28

81~90年に発表された短編を収録した作品です。メインと目される作品は「冬のショパン」「荒廃地域」「夜鷹」「熱い氷」の4作で、あとは10編ほどショートショートぽいすごく短めの作品が収録されています。 とりあえず「ペットミルク」を読んでみてください。短編最後のあたりの箇所、「そし...

81~90年に発表された短編を収録した作品です。メインと目される作品は「冬のショパン」「荒廃地域」「夜鷹」「熱い氷」の4作で、あとは10編ほどショートショートぽいすごく短めの作品が収録されています。 とりあえず「ペットミルク」を読んでみてください。短編最後のあたりの箇所、「そしてぼくは思うのだった。あのころ、僕らみたいなカップルが通過していくのが見られたらきっと素敵だったろうな・・・と。完!」の部分で鳥肌が立つ気持ち悪さを感じてしまうのを抑えきれず僕はゲロをはいたのだった。勝手にやってなさい。ぺっぺっ!!

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2011/06/26

【概要】 1950年代のシカゴを舞台にそこに生きた人々を描いた4編の短編と10編の掌編(ショート・ショート)からなる連作短編小説。消失・喪失の物語。 【感想】 訳者(現代アメリカ文学の翻訳者として有名な柴田元幸)にとって今まで訳した中で一番好きな本らしいが、私にとっては面...

【概要】 1950年代のシカゴを舞台にそこに生きた人々を描いた4編の短編と10編の掌編(ショート・ショート)からなる連作短編小説。消失・喪失の物語。 【感想】 訳者(現代アメリカ文学の翻訳者として有名な柴田元幸)にとって今まで訳した中で一番好きな本らしいが、私にとっては面白くもなんともなかった。短編集で200ページ程度の長さだったから読みきることはできたけれど、総じて(特に掌編が)読んでいてチンプンカンプンだった。こういうのを読むと、文芸ものの短編に対する苦手意識が増幅される。

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2011/06/19

『荒廃地域』が特にお気に入りです。『朝鮮戦争とベトナム戦争のあいだの、ロックンロールが完成に近づいていたころに、僕らの町が「公認荒廃地域」に指定された。』この出だしだけで、胸をグッと掴まれました。読者の胸に郷愁や喪失感といったものが染み渡りだした頃、唐突に「キンタマ」という単語が...

『荒廃地域』が特にお気に入りです。『朝鮮戦争とベトナム戦争のあいだの、ロックンロールが完成に近づいていたころに、僕らの町が「公認荒廃地域」に指定された。』この出だしだけで、胸をグッと掴まれました。読者の胸に郷愁や喪失感といったものが染み渡りだした頃、唐突に「キンタマ」という単語が飛び出してきて、頭をぶん殴られたような感覚になります。

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2011/05/05

全体的に、夜だったり、曇っていたりするけども、そういう閉鎖された状況での温もりの描写が非常に心地いい! 「荒廃地域」「熱い氷」「ペット・ミルク」の青年たちはみんなイカしてるし、「夜鷹」のなかの「不眠症」の夜の登場人物たちにはとても共感を覚える。

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2011/05/08

     SISTER JET、ワタルくんのブログで  見て興味持ったから読んでみた。  短篇集だからとても読みやすかった。  買って損はしない一冊  ペットミルク、冬のショパンがおすすめ  

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2010/09/19

戦後のシカゴの下町を舞台にした短篇集。 喪失感やある種の孤独が漂う中、様々な人が現れて、また消えていく。なんだか陽炎を眺めているような気分。 ちょっと暗いなぁという人もいるだろうけど、 訳者の他の本が好きな人はきっと気に入ると思います。

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