卵のふわふわ の商品レビュー
宇江佐真理の文章だから読み続けられただけで、人気の高い江戸前料理×人情という何かの真似みたいなところにこの作者の良いとこなんか出ないと思う。偏食すぎる主人公には全く感情移入ができないし、旦那さんが可哀想になってさっさと離縁すればいいのにとすら思った(笑)
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ふでさんが好き! キャラクターがいい人ばかりで癒される。 舅・姑が筆頭だけれど、甥っ子並びに少年たちもいいなあ~ 「のぶちゃん、お腹すいたよう~」 うん、なんか切ない。 また一人、好きな作家さんが増えました。
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とある同心一家を食べ物を交えて描いた短編集。 前半は正一郎の、嫁への態度に、後半はのぶの自分の態度のはっきりしなさにイライラムカムカしながら読んでました。 そんななかで親である、忠右衛門ふで夫妻の変わらぬ態度にはとても癒されました。 あまり喜ばしくない事なんだけど、忠右衛門のおかげで元さやに、いやそれ以上の状態になってよかった。
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卵のふわふわ。というタイトルに反して。料理がメインではなく、アクセントになっている物語。舅さんがいい味出してて和む。
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手に取った時は、タイトル通り甘くふわふわとしたお江戸人情捕物話かと 思っていたら…思いがけず現代でも通じるような深い人間関係の綾を 描いていて、とても引き込まれました。冷たい夫と離縁したい若妻、優しい食道楽の舅、何か過去がある姑… 登場人物が皆魅力的。それぞれの章に「淡雪豆腐」「...
手に取った時は、タイトル通り甘くふわふわとしたお江戸人情捕物話かと 思っていたら…思いがけず現代でも通じるような深い人間関係の綾を 描いていて、とても引き込まれました。冷たい夫と離縁したい若妻、優しい食道楽の舅、何か過去がある姑… 登場人物が皆魅力的。それぞれの章に「淡雪豆腐」「水雑炊」「ちょろぎ」など料理名が付いていて、その料理が主人公の心情をさりげなく代弁しています。最後の章は夢中になりすぎて2駅乗り過ごしてしまいました。
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ご飯の方に期待して読んだんだけど内容もとても良かった!人の機微がきれいにわかりやすくでも丁寧に書いてあって、胸が締め付けられたり、じーんとしたり、読後感もすっきりと。のぶちゃんは確かに世間知らずかもしれないけれどだからこそおおらかで抜けてる、それこそ“ぼんやり”な性格で忠右衛門と...
ご飯の方に期待して読んだんだけど内容もとても良かった!人の機微がきれいにわかりやすくでも丁寧に書いてあって、胸が締め付けられたり、じーんとしたり、読後感もすっきりと。のぶちゃんは確かに世間知らずかもしれないけれどだからこそおおらかで抜けてる、それこそ“ぼんやり”な性格で忠右衛門ともうまくいったんだと思うなあ。その忠右衛門のキャラがこの本のなんて言っても醍醐味。この2人の絡みにきゅんきゅんした。 ご飯はもちろんおいしそうでした。今ちょろぎが食べたくてしょうがない。
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江戸時代のちょっと変わった食べ物がいっぱ出でてくる。 忠右衛門の人柄がコミカル。 どうなるかと思った正一郎とのぶだけど、丸く収まった。 ちょっと心暖まるな。
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うーん。 江戸時代って、現代と違って封建的で、男尊女卑な時代だったのじゃないかなぁ。 それが読後の第一印象。 主人公ののぶは世間知らずのお嬢様で、恋に恋していたコドモじゃないか、と思えた。 自分から夫に歩み寄りもせず、「愛してくれないのは、彼の心に忘れられないひとがいるからでは」...
うーん。 江戸時代って、現代と違って封建的で、男尊女卑な時代だったのじゃないかなぁ。 それが読後の第一印象。 主人公ののぶは世間知らずのお嬢様で、恋に恋していたコドモじゃないか、と思えた。 自分から夫に歩み寄りもせず、「愛してくれないのは、彼の心に忘れられないひとがいるからでは」と無いものねだりをしているだけに見えて仕方ない。 愛されることを願うのなら、自分が愛することを始めなくちゃ。 お舅さんとお姑さんから気に入られ可愛がられているだけでも、充分に恵まれた環境だって思うんだけどなぁ。
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お舅さん!! 「ねぇ、のぶちゃん 卵のふわふわが食べたいねぇ」って帰ってきてほしいです。 この結婚は、間違っていたんじゃないか… 結婚なんて自分には向いていなかったのでは? だれでも、思うことなんですね。 考えれば、考えるほどわからなくなってしまいますね。 でも、いいんです!い...
お舅さん!! 「ねぇ、のぶちゃん 卵のふわふわが食べたいねぇ」って帰ってきてほしいです。 この結婚は、間違っていたんじゃないか… 結婚なんて自分には向いていなかったのでは? だれでも、思うことなんですね。 考えれば、考えるほどわからなくなってしまいますね。 でも、いいんです!いいんですよね! お舅さん!
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ちょっぴり泣き有りの江戸もの。 卵のふわふわ 実は同じようなものを食べたことが昔あります。 何の気なしに読んだこの小説で出会うとは・・・ 寂しい気持ちになったときに読んでみてください。 読了後、ほんわかした気持ちになります。
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