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手紙 の商品レビュー

4.1

252件のお客様レビュー

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    91

  2. 4つ

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  3. 3つ

    51

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2012/05/15

とっても切ないお話だった。 兄弟の絆、きっても切れない血縁関係に翻弄させられる そんな姿を思い浮かべては、涙がながれた。 本人がこんなにも頑張っていても、不条理にも夢が壊されていく。 こちらまで、苦しく、い居た堪れない思いでいながら 次へ次へとあっと 言う間に読了していた。 社会...

とっても切ないお話だった。 兄弟の絆、きっても切れない血縁関係に翻弄させられる そんな姿を思い浮かべては、涙がながれた。 本人がこんなにも頑張っていても、不条理にも夢が壊されていく。 こちらまで、苦しく、い居た堪れない思いでいながら 次へ次へとあっと 言う間に読了していた。 社会とはそうしたものなのだ。・・と色々考えさせられた一冊でもあった。 ただ、白石由美子さんの存在が唯一救いに思えた。

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2011/09/26

またやられた。相変わらず抜群のリーダビリティ。2日で読んでしまった。希望と絶望の反復が残酷だ。おさまり悪いラストも作者ならではだ。

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2011/09/21

大学生の時に出逢った、東野圭吾のベスト小説。 当時法学部に在籍していた自分は、少年法などを学ぶ中で、加害者と被害者の保護や、加害者家族の立場などを勉強していた時、まさに出会うべくして出会った1冊でした。 ラストシーンは何度読んでも鳥肌が立ちます。 加害者の家族の苦しみ、それも含め...

大学生の時に出逢った、東野圭吾のベスト小説。 当時法学部に在籍していた自分は、少年法などを学ぶ中で、加害者と被害者の保護や、加害者家族の立場などを勉強していた時、まさに出会うべくして出会った1冊でした。 ラストシーンは何度読んでも鳥肌が立ちます。 加害者の家族の苦しみ、それも含めて犯罪を犯すことに対する被害者への償いなのだというメッセージは、痛烈に自分の心に響いたのを覚えています。 1年に1度は、必ず読むようにしています。

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2011/09/15

泣ける一冊。 受賞しなかったけど第125回直木賞の候補作。 ワタシの中で東野圭吾の代表作の一つです。 犯罪加害者の家族。 犯罪が、被害者や加害者だけではなく、その家族にまで及ぼす悲しい現実。 いろいろと考えさせられる作品です。

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2011/09/12

差別はなくならない それでもイマジンの歌のように差別も偏見もない世界を想像する という強烈なテーマ

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2011/08/13

主人公の気持ちが痛いほどわかる。兄貴の思いも痛いほど感じる。被害者の気持ちは当然だし、冷たくする世間の態度も、理不尽ながら他人事とは思えない。どこにも板挟みになりながら、読み進む。作者には、きれい事をきれい事に終わらせない筆力があって、犯罪加害者の罪をこれでもかと描いていく。いろ...

主人公の気持ちが痛いほどわかる。兄貴の思いも痛いほど感じる。被害者の気持ちは当然だし、冷たくする世間の態度も、理不尽ながら他人事とは思えない。どこにも板挟みになりながら、読み進む。作者には、きれい事をきれい事に終わらせない筆力があって、犯罪加害者の罪をこれでもかと描いていく。いろんな立場の人に読んで欲しい本。

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2011/07/02

差別とは何か、差別に対してどう対処すればいいのか、 という問題に対して具体的なストーリーで一つの回答 らしきものを提示。 問題のせいかもしれないが、どうもステレオタイプ的な イメージを積み重ねていくスタイルが少し気になる。 それが筆者のスタイルなのかもしれないが、 新鮮な、斬新...

差別とは何か、差別に対してどう対処すればいいのか、 という問題に対して具体的なストーリーで一つの回答 らしきものを提示。 問題のせいかもしれないが、どうもステレオタイプ的な イメージを積み重ねていくスタイルが少し気になる。 それが筆者のスタイルなのかもしれないが、 新鮮な、斬新な発見・喜びは少ない。

Posted byブクログ

2011/06/23

タイトルから想像する甘い内容に反して救いのない、辛い内容だった。 犯罪を犯した兄を持った弟の、それに翻弄される半生。 そして彼が下す決断。 厳しい現実を生きていくためには、生半なきれいごとを言ってはいられない。 「さまよう刃」と立場を全く変えた物語。いやー重かった(--;

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2011/07/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東野圭吾さんの初読み作品。 犯罪者の身内について考えたことがなかった十代の時に読んで衝撃を覚えました。そして、最近再読したけど、やっぱりこの作品は素晴らしい。 答えが明確にならない終わりがいいのかも。印象深く、何度も考えてしまうし、また読みたくなる。何回読んでも号泣します。

Posted byブクログ

2011/06/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

弟のためにお金を作るため強盗のつもりが殺人まで犯してしまい、刑務所に入ってしまった兄。 弟は強盗殺人の兄がいるというだけで人生を狂わされてゆく。 夢を奪われ恋人を奪われ全てを奪われた弟のたどり着く先は…? 読んでいてずっと苦しかった(´;ω;) しかも最後も報われない… 犯罪はしちゃいけませんという教訓にはなるかなぁ…

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