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シャーロック・ホームズの帰還 の商品レビュー

4.1

83件のお客様レビュー

  1. 5つ

    27

  2. 4つ

    35

  3. 3つ

    15

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2020/01/04

ホームズをちゃんと読み返してみようと網羅的に読んでいっていますが、本作の中では、「六つのナポレオン」が一番ホームズらしくて素敵です。

Posted byブクログ

2018/03/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「最後の事件」で死んだはずのホームズが、無理矢理帰還させられてしまった。「実は死んでなかった」という方向に持って行くのに、作者コナンドイルはさぞ苦心したことだろう。 個人的にはホームズが帰還したことよりもワトスンがいつの間にか独り身になっていたことにびっくりした。しかも(少なくともこの新潮訳では)「私の孤独の悲哀」「悲しみには仕事が最良の解毒剤だ」という言葉でさらっと言及されているだけなので、ワトスンが妻と死別? 離婚? していることになかなか確信を抱けなかった。 何事もなかったかのようにホームズと再び同居生活をし始めたので、まあ独り身になっているのは確実なのだろうと思って読んでいたが……。(読了後調べたところによると、原文ではbereavement、死別という語が使われているらしいのでどうやら死別で合っているらしいが) ドイル先生ワトスンへの扱いが酷すぎませんか? ワトスンの妻は「四つの署名」における重要地人物なのだし、もう少し詳しく描写されてもいいと思うのだが。 まあ、ホームズ物語はワトスンの著作という設定なので、彼が妻との死別を事細かに書くことによりかさぶたを剥がすような真似をしたくなかった、と解釈することにしたが。 ……巻を増すごとにワトスンのファンになっていく。 勿論時に芝居がかったやり方で事件をおさめるホームズはやっぱりかっこいいけれど。

Posted byブクログ

2018/01/27

もしかしたら滝に落ちたまま作者の創造に委ねるのも ありだったかもしれませんね でも、やっぱり面白いですね(笑

Posted byブクログ

2018/01/06

ホームズシリーズ短編集第三弾。『最後の事件』をもってホームズの物語を終了したドイルだが、読者の強い要望に応え、滝つぼに転落したはずのホームズを機関させた。

Posted byブクログ

2017/11/09

ファンに乞われてシャーロックを復活させた著者は、作者冥利に尽きただろうか? 犯人は分からずともトリックは何となく想像できる作品が多く、著者が楽しんで書いたというよりも、読者を楽しませる方向にシフトしたような印象を受ける。解説にもあるとおり、発行順に読み進めている。次は『恐怖の谷』...

ファンに乞われてシャーロックを復活させた著者は、作者冥利に尽きただろうか? 犯人は分からずともトリックは何となく想像できる作品が多く、著者が楽しんで書いたというよりも、読者を楽しませる方向にシフトしたような印象を受ける。解説にもあるとおり、発行順に読み進めている。次は『恐怖の谷』を読もう。

Posted byブクログ

2017/10/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おもしろかった。 表題のとおり、帰ってきたホームズ! 滝つぼに落ちたのはモリアーティ教授のみで、 ホームズは自分が死んだことにして、 もろもろの悪意から身を隠していたのだった!という あまりのホームズ人気に仕方なくコナン・ドイルが おそらく無理やり考え出した設定の下再び始まる探偵譚。 死んだと思っていた親友がいきなり現れて驚きはするものの喜ぶワトソン。 現代ドラマのワトソンの方は確かメッチャ怒ってたような気もするけど、原作ワトソンは怒りのいの字もない感じ。 この人は、結構バカにされたような言い方をされてちょっとムッとしたりもするんだけど、最終的にはホームズのすること全部を肯定するんだよなあ。 ホームズの才能(?)に心底心酔している感じ。 んでもってホームズはそれを素直に喜んでる感じもあり。 ちょい前に読もうとしたホームズものはそのワトソンの態度が結構ホームズに否定的なとこが多かったのが違和感ありで 最後まで読めなった。 結局のところ事件のおもしろさもあるんだけど、 ホームズものってこのふたりの関係性が一番の魅力なのではないかと・・・・。 踊る人形、暗号ものっては覚えていたんだが、 そーゆー話だったかあーっと。 犯人は二人は結構衝撃的。 現代ドラマホームズのあの人はこの人がモデルかあっと納得。あっちではホームズがホンとに殺しちゃったけど・・・。 6つのナポレオンは なるほど~感が強くてすき

Posted byブクログ

2017/10/08

1893年のストランド・マガジン12月号『最後の事件』で読者の前から姿を消したホームズが、10年後のコリアーズ・ウィークリー9月号とストランド・マガジン10月号に戻ってきた。死んだ筈だよお富さん、生きていたとは…。話の中では3年間ロンドンを離れていただけらしい。シドニー・パジェッ...

1893年のストランド・マガジン12月号『最後の事件』で読者の前から姿を消したホームズが、10年後のコリアーズ・ウィークリー9月号とストランド・マガジン10月号に戻ってきた。死んだ筈だよお富さん、生きていたとは…。話の中では3年間ロンドンを離れていただけらしい。シドニー・パジェットの挿絵がカラーになっていて年月を感じる。また『ノーウッドの建築業者』では親指の指紋が登場していた。ついに科学捜査が始まったか!と思いきや、まだウサギの炭化した遺骸と人間の遺骸の区別がつかない。

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2016/07/21

シャーロック・ホームズが帰ってきた! 「空屋の冒険」:モリアーティ教授の死後、ホームズに復讐しようと"ロンドンで2番目に危険な男”が迫る 「踊る人形」:家中に子供の落書きのような踊る人形の絵。そこに隠された真相をホームズがあばく。 「犯人は二人」:恐喝王とよばれるミルヴ...

シャーロック・ホームズが帰ってきた! 「空屋の冒険」:モリアーティ教授の死後、ホームズに復讐しようと"ロンドンで2番目に危険な男”が迫る 「踊る人形」:家中に子供の落書きのような踊る人形の絵。そこに隠された真相をホームズがあばく。 「犯人は二人」:恐喝王とよばれるミルヴァートンから手紙を取り返す依頼された ホームズ。しかし驚くべき結末が・・・。 「六つのナポレオン」:次々とナポレオンの石像が壊される事件がロンドンで続発。次第に殺人事件とも絡みあう。犯人の目的とは・・・。 「アベ農園」:強盗が押し入り、妻の目の前で夫が殺されたという一見単純な強盗殺人。現場にも証言にも不審点は見当たらず。しかしホームズの精妙な観察と推理で真実を読み解く。 他全10編。

Posted byブクログ

2016/05/25

10の短編集。覚えているのはなく新鮮だった。読むのは、日本の小説が殆どなので、訳文に日本語として違和感を感じるのがあったが、軽く読めたのが良かった。2016.5.25

Posted byブクログ

2016/04/09

モリアーティとの対峙、ライヘンバッハの滝よりロンドンに戻ったホームズ。 ワトスンとの絆も一段と強く感じられる。特にお気に入りなのは、アベ農園。ホームズの拘り、性格がよく描写されていると感じる。

Posted byブクログ