レ・ミゼラブル(1) の商品レビュー

4.4

49件のお客様レビュー

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2026/02/03

伊坂幸太郎著の「ホワイトラビット」に著書の比喩が使われていて、気になって読んでみました。 1人の男の数奇な人生を描いています。 当時のフランスの情勢もよくわかります。 フランスのみならず、世界中でヒットし続けている作品だということは読めばわかりますが、長いので根気も必要です。 パ...

伊坂幸太郎著の「ホワイトラビット」に著書の比喩が使われていて、気になって読んでみました。 1人の男の数奇な人生を描いています。 当時のフランスの情勢もよくわかります。 フランスのみならず、世界中でヒットし続けている作品だということは読めばわかりますが、長いので根気も必要です。 パンを盗んで投獄させられた男が、脱獄したり、 恋をしたり、娼婦を助けたり、子供を育てたり、最終的にはちょっと偉くなって死ぬという、未来なんてどうなるかわからない現実の世界を生きたような物語でした。

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2025/11/12

11/11-12まさかの112ページまでジャン・バルジャンが出てこない。出てきてからはミュージカルで知ってるので読みやすく、おもしろかった。そこまではちょっとつらかった。ファンテーヌの前日談も明かされて、元恋人本当にクソ。可哀想過ぎた。

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2025/09/13

レミゼラブルの舞台や映画を見て、興味を持ったので原作を読みたいと思い購読。分厚く内容ももりもりの為、読むのに苦労するが、物語の概要が入っていれば展開も分かるので読みやすかった。概ね映画と同じ展開だったが、細かい感情描写が読めたり、カットされた話も読める。半分くらいは、当時の戦争の...

レミゼラブルの舞台や映画を見て、興味を持ったので原作を読みたいと思い購読。分厚く内容ももりもりの為、読むのに苦労するが、物語の概要が入っていれば展開も分かるので読みやすかった。概ね映画と同じ展開だったが、細かい感情描写が読めたり、カットされた話も読める。半分くらいは、当時の戦争の様子や社会情勢が書かれているので、読みづらく長かった。 映画を観て興味を持ったのなら読んでもいいが、映画や舞台の方が分かりやすく面白い。

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2025/07/09

ヒュー・ジャックマン主演の映画『レ・ミゼラブル』しか見たことなく、前々から原作を読もう読もうと思っていたが、今年8月にレミゼのミュージカルに行くので、急いで読み始めている。 案の定、名作の予感。ジャン・ヴァルジャンの回心度合いが素晴らしく、感動する。

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2025/07/09

まずは当時、王や貴族が富と権力を独占していたこの時代を理解するとストーリーが分かりやすい。庶民が使うお金と貴族が使うお金の桁が違いすぎて間違いのような気がする程。 ピケティが金利が社会の成長率を上回ると絶望的な格差が埋まらないと言った社会がまさにこれ。 庶民の怒りと扇動者とそれで...

まずは当時、王や貴族が富と権力を独占していたこの時代を理解するとストーリーが分かりやすい。庶民が使うお金と貴族が使うお金の桁が違いすぎて間違いのような気がする程。 ピケティが金利が社会の成長率を上回ると絶望的な格差が埋まらないと言った社会がまさにこれ。 庶民の怒りと扇動者とそれでも神を信じて清廉にいきる人。 全員がまさに社会に振り回される可哀想な人たちです。

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2024/12/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白すぎる。1巻からこの重厚感。当時のフランスの価値観や様子がよく伝わる。 心が清らかである事が、どれだけ無惨な事かを実感する。いや、なろうとする過程が悲惨なのか。心が綺麗な事は、一種の貧しさなのか。正直者は賞賛されるが、醜さには勝てないように感じた。 ジャンバルジャンは、良い司祭との出会いで人生を変えた。その過程を読むととても心が痛くなる。それは辛い境遇からくる辛さではなく、自分の邪な心に訴えかけられるような、その心を思わず否定したくなってしまう。常に正しくある事、必要以上に持たない事。どれだけ今の自分が浅ましい人間なのだろうと実感させられた。 このお話は5巻まである。ゆっくり読んでいこう

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2022/11/03

この歳で初読。世の中に、こんな面白い小説があるとは思いませんでした。 冒頭に登場するビヤンヴニュ司教の偉大さと人間としての面白さ、主人公ジャン・ヴァルジャンの数奇な運命と高潔さ。全5巻の1巻目で物語は目が回るような展開を見せます。舞台は19世紀初頭。フランス社会と民衆の生活も詳細...

この歳で初読。世の中に、こんな面白い小説があるとは思いませんでした。 冒頭に登場するビヤンヴニュ司教の偉大さと人間としての面白さ、主人公ジャン・ヴァルジャンの数奇な運命と高潔さ。全5巻の1巻目で物語は目が回るような展開を見せます。舞台は19世紀初頭。フランス社会と民衆の生活も詳細に描写され、当時の大衆が奪うように読み耽ったというのも理解できます。佐藤朔さんの翻訳もわかりやすく、まさに勘を置く能わずの名作。2巻以降も楽しみです。

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2022/10/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【ジャン・バルジャンが聖人に生まれ変わっていく長い旅の始まり】  物語全体を通して、ジャン・バルジャンが聖人に近づいていく課程が描かれています。1巻では、以下の内容が綴られています。 ・物語全体を通してバルジャンの目標となるミリエル司教のエピソード ・憎しみを持ったバルジャンが「正直者」として生まれ変わる ・「正体を明かすべきか否か」正直さとは何か問われる大きな試練 【理想人としてのミリエル司教】  冒頭のミリエル司教のエピソードが秀逸でした。ミリエル司教はこの物語で最大の聖人であり、理想的な人物として描かれています。物語全体を通して、ジャン・バルジャンは多くの苦しみ、葛藤を味わい、成長していきますが、常にこのミリエル司教を手本として生きていくことになります。 【ミリエル司教の優しさはバルジャンを苦しめる】  ミリエル司教から盗みを働いたバルジャンはすぐに捕まりますが、赦され、釈放されます。そして、「正直な人」になることをミリエル司教に約束させられます。  この寛大さはバルジャンを苦しめることになります。今まで感じていた憎しみを捨て、正直者/善意の人になることは、「憲兵に捕まって監獄に入った方がよかった」と思うほどに辛いものでした。この苦しみを乗り越え、彼は正直者として生まれ変わり、新たな人生が始まります。 【工場主、市長として街の発展に尽くす】  バルジャンはミリエル司教との約束「正直な人」になるため、正しく生きることを選びます。彼の興した工場のおかげで街は発展し、得られた富を貧しい人に分け与え、皆豊かになっていきます。バルジャン自身も人格を磨き、ミリエル司教のような聖人に近づいていきます。最初は素性の分からない彼を疑っていた市民も、彼の行いを見て信頼するようになっていきます。  しかし、全ての人を救える訳ではなく、意図せずして新たな苦しみを生み出してしまいます。哀れな女性ファンチーヌを救えなかったことが、後にバルジャンの人生を大きく変えていきます。 【正体を明かすべきか否か、究極の選択】  順調に街を発展させていたバルジャンでしたが、あるとき、過去に自分の犯した罪の濡れ衣を着せられた無関係の男が捕まったことを知ります。自分が正体を明かせばその男は助かります。  しかし、そんなに単純ではありません。自分が捕まれば工場で働く人々はどうなる?市政はどうなる?そしてなによりファンチーヌとその娘を誰が守る?その他にも様々な要因が絡み合い、正体を明かしても、明かさなくても、いずれにしても大きな犠牲を伴います。彼が「正直者」として生きるようになってから最初の大きな試練を迎えました。この部分の葛藤が1巻で最大の山場です。

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2022/03/09

他者から示された優しさにより罪人が改心し、やがて人望の厚い模範的な市長へ生まれ変わる。自己犠牲を示し、人々に寄り添い、徳を積み続けるジャン・バルジャンに過去を知る人物が忍び寄る、生まれ変わった人物に纏わりつく過去の罪という構図が物語として純粋に面白いです。

Posted byブクログ

2022/01/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

フランス文学の古典ということで、構えて読んだが、思いの外面白い。フランス史とキリスト教の知識があまりないので、それがあればもっと楽しめそう。 長い刑期を終え、出所したジャン・ヴァルジャン。出所の直後も刑務所上がりとして扱われ、絶望に打ちひしがれた中、司祭の家て盗みをはたらき、再度警察に捕まりそうになる。 しかし、司祭の弁明で、彼の罪は不問とされる。その際に受けた人間的扱いから、彼もキリスト教の愛に目覚め、他者に奉仕するように。その数々の善行から市長にまで昇り詰めるが、過去が追い縋ってきて、再び全てを失うことに。。。というのが、この巻のあらすじ。 犯した罪は許されないのか?というのが、物語の主題のようである。彼の身代わりとして罪を問われている人物に対して、身代わりとするか、正直に自首するか、という葛藤は人間の本質的な弱さと理想の葛藤を上手く表しており、今も読まれるストーリーとして残っていることに納得。

Posted byブクログ