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怒りの葡萄(上) の商品レビュー

4.2

37件のお客様レビュー

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2009/10/04

スタインベックがノーベル賞を受賞した理由になった作品 機械化や産業構造の変化、環境の変化など 社会の変化に翻弄される弱者を描いた作品と言ってしまえばそれだけだが それだけでは言い表せないものがこの作品にはある グローバル化の進む今の世界とも重ね合わせられるものを感じる

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2009/10/07

一夜にして畑を砂丘にしてしまう自然の猛威と、耕作会社のトラクターによって父祖伝来の地を追われた農民一家の不屈の人生を描く。

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2009/10/04

大切な人に借りた本。結局もらうことになってしまったけれど。その人から紹介されなければ決して読まなかったと思う。その人に感謝。 「オクラホマの大平原を猛烈な砂嵐が吹き荒れ、耕地は一夜にして荒野と化す。血と汗で開墾した土地を、天才と大資本とに奪われた農民たちは、カリフォルニアを目指し...

大切な人に借りた本。結局もらうことになってしまったけれど。その人から紹介されなければ決して読まなかったと思う。その人に感謝。 「オクラホマの大平原を猛烈な砂嵐が吹き荒れ、耕地は一夜にして荒野と化す。血と汗で開墾した土地を、天才と大資本とに奪われた農民たちは、カリフォルニアを目指して、死活を賭けた大行進を開始する・・・・・・。ジョード一家に焦点をすえて、30年代アメリカの歴史的状況と、その中に生きる民衆の姿とを描き、旧約聖書の「出エジプト記」にも比べられる格調高い一大叙事詩である。(紹介文より)」  第3章までは慣れない文章に戸惑いつまらないと感じる人も多いかも。私にこの本を貸してくれた人も、つまらないから先に読んでいいよと言っていた。第6章までいくと話が見えてくるのでかなり読みやすくなると思う。

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2009/10/04

農業の現場において、労働力の機械化によって働き手としての立場を追われた農民たちが、行き場を求めて移動していく様を描いた大作。アメリカにこういう歴史があったのか・・・と興味深く読めた。以前NHKで、中国の老麦客(ロウマイカ)と呼ばれる労働者たちの特集があったが、彼らも機械にとってか...

農業の現場において、労働力の機械化によって働き手としての立場を追われた農民たちが、行き場を求めて移動していく様を描いた大作。アメリカにこういう歴史があったのか・・・と興味深く読めた。以前NHKで、中国の老麦客(ロウマイカ)と呼ばれる労働者たちの特集があったが、彼らも機械にとってかわられる自分の働く場所を求めて、移動を余儀なくされていた。著者のスタインベックは記者時代に、写真家ロバート・キャパと従軍していたとか。

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2009/10/07

力強い社会派小説。時代の大きな流れに飲み込まれる無力感、ふんばって立ち向かう家族の崇高さに涙。産業主義の矛盾に対する批判、というテーマが、小説だからこそ伝わりやすく、普遍的になっているのだなあ。「小説」という形式のパワーを再認識。ちなみにカテゴリは「旅」。「行楽」要素のまったくな...

力強い社会派小説。時代の大きな流れに飲み込まれる無力感、ふんばって立ち向かう家族の崇高さに涙。産業主義の矛盾に対する批判、というテーマが、小説だからこそ伝わりやすく、普遍的になっているのだなあ。「小説」という形式のパワーを再認識。ちなみにカテゴリは「旅」。「行楽」要素のまったくない、苦難の旅。

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2009/10/04

1930年代のアメリカ西部を舞台に飢饉と闘う人々を描いたスタインベックの代表作です。原作は長い。そして起承転結がないが為にさりげなく重い。簡潔にまとめられた映画を観た方が物語のニュアンスや舞台背景等は掴み易いかもしれないですね。

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2009/10/04

農業の現場において、労働力の機械化によって働き手としての立場を追われた農民たちが、行き場を求めて移動していく様を描いた大作。アメリカにこういう歴史があったのか・・・と興味深く読めた。以前NHKで、中国の老麦客(ロウマイカ)と呼ばれる労働者たちの特集があったが、彼らも機械にとってか...

農業の現場において、労働力の機械化によって働き手としての立場を追われた農民たちが、行き場を求めて移動していく様を描いた大作。アメリカにこういう歴史があったのか・・・と興味深く読めた。以前NHKで、中国の老麦客(ロウマイカ)と呼ばれる労働者たちの特集があったが、彼らも機械にとってかわられる自分の働く場所を求めて、移動を余儀なくされていた。著者のスタインベックは記者時代に、写真家ロバート・キャパと従軍していたとか。

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