誰がために鐘は鳴る(下) の商品レビュー
スペイン内戦での主人公と仲間たちの関係、恋愛を描いた。 反ファシスト軍の重要な役割である橋の爆破の任務を負ったロバート・ジョーダンだが、途中で任務は無意味となるが、それを知らされずに橋の爆破を決行する。 敵の銃弾を浴びる中、仲間を逃がし自らは死を選んだ。
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10年ぶりにヘミングウェイを読んだけれど、こんなに希望を語る作風だったろうか?時を追うごとに意味を失っていく橋梁爆破計画が、人間関係をぎりぎりで繋ぎとめる皮肉。そこは好き。
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『ゆえに問うなかれ、誰がために鐘は鳴るやと。そは汝がために鳴るなれば』 いよいよ作戦実行に移るとき敵の動きが予定と違うことに気づき味方に作戦中止要請の文書を送るが時すでに遅く、主人公も仲間たちも戦争の闇に飲み込まれていく… 人がたくさん死ぬが死ぬ場面など非常にあっさりしている...
『ゆえに問うなかれ、誰がために鐘は鳴るやと。そは汝がために鳴るなれば』 いよいよ作戦実行に移るとき敵の動きが予定と違うことに気づき味方に作戦中止要請の文書を送るが時すでに遅く、主人公も仲間たちも戦争の闇に飲み込まれていく… 人がたくさん死ぬが死ぬ場面など非常にあっさりしている。本来死とはこんなものかもしれない。 生き延びられないことを悟ったロバートがマリアを逃がす時に『いつか一緒にマドリードにいこうね、2人は一緒だよ』というシーンが切なかった ハッピーエンドでは終われず敵にも味方にも大切な誰かがいてそれでも死んでいく。 戦争は次は誰のために弔いの鐘を鳴らすのだろうか。
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相変わらず銃口を覗いてる話。 これでよく上下巻かけたなと思う。 いま読んだらまた印象かわるのかな?2009年くらいに読みました。
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言わずと知れた名作。 かなり長かったように思えたが、無事に読み終えた。 最後の無常感は何とも言い表せない。
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『誰がために鐘は鳴る(下)』/ヘミングウェイ/★★★★☆/いよいよ橋の爆破にかかるところから、爆破後の脱走まで。途中の愛のシーンがなんとも情熱的!クライマックスは喜劇とも悲劇とも取れそう。
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鉄橋爆破実行を目前に控え、つんぼおやじ隊の全滅、パブロの脱走と、状況は悪化するばかり。ロバート・ジョーダンは、総司令官のゴルツ将軍に奇襲は不成功の公算が高いため、作戦中止を進言する報告書を送る。しかし、時すでに遅し、攻撃は開始された。 読み終わった感想としては、ロベルト(ロバート)とマリアの(悲劇的な)恋愛は主筋ではないなということ。それを期待すると物足りないかもしれない。マリアなんて存在感薄い。 この作品は、スペイン内戦のあるひとつの作戦に関わった人々の姿を描いたものであり、その中に恋人たちがいたというだけに思える。 激しい心臓の鼓動とともに終わるラストが素晴らしい。
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たまには海外の文学作品も読んでみましょう。 ということで、高校生以来にヘミングウェイを。 前回10数年前に読んだ「老人と海」はかけらも覚えてません。 舞台は1930年代のスペインの山奥。 主人公はアメリカから来た義勇兵。 敵(ファシスト)前線の鉄橋爆破を命じられ、 ...
たまには海外の文学作品も読んでみましょう。 ということで、高校生以来にヘミングウェイを。 前回10数年前に読んだ「老人と海」はかけらも覚えてません。 舞台は1930年代のスペインの山奥。 主人公はアメリカから来た義勇兵。 敵(ファシスト)前線の鉄橋爆破を命じられ、 敵の見張りを倒し、鉄橋も爆破する計画を立てる。 山の中のゲリラと協力して、準備を進めるが、 ゲリラの組織内の争いにも巻き込まれ、 それぞれの過去を聞かされる・・・ 村で起きた革命の日・・・ 昨日まで一緒に暮らしていた隣人を殺す ファシストに街が占領され両親を殺される・・・ それぞれの過去を背負いなが、 自分が信じる主義思想の為、生きて帰れないであろう、 計画を実行する。 爆破の実施と戦闘により、敵兵・味方とも命を落とし、 ゲリラ軍の幹部と主人公だけが、現場から逃げ出す。 しかし、逃走途中に戦車からの砲撃にあい、負傷し、 最後に敵に包囲されるところで終わる。 上下巻800ページ以上の文庫で、2週間以上かかりました。 戦時中の虐殺シーンも書かれており、内容は実にヘビー。 1936年からのスペイン内戦が舞台らしいが、 外国の内戦の話なんて全然知らなかったもので。世界史は激弱なので。。。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%B3%E5%86%85%E6%88%A6 主義思想によって、隣人どころか家族内でも対立したり、 市民同士での殺害も相当あったようです。 現代じゃとても考えられないけど、 過去の戦争を一つ認識しました。
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上巻に比べて圧倒的に面白さが増した下巻。 戦闘シーンなど食い入るように読み込んでしまいました。 マリアとロベルトの激しい愛 (あたしはあんたで、あんたはあたしで、ひとりのすべてが相手のものなんだわ)に感動し、 戦争の悲惨さ(戦争ってなんと下劣なものなんだろう)に考えさせられ...
上巻に比べて圧倒的に面白さが増した下巻。 戦闘シーンなど食い入るように読み込んでしまいました。 マリアとロベルトの激しい愛 (あたしはあんたで、あんたはあたしで、ひとりのすべてが相手のものなんだわ)に感動し、 戦争の悲惨さ(戦争ってなんと下劣なものなんだろう)に考えさせられた一冊。 平和な今に生きている自分に出来ることは何なのか、 考えさせられる一冊でした。
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ゲリラの中で燃え上がるロバートジョーダンとマリアの激しい恋も読んでてよかったけれど、ピラールとロバートジョーダンとのやりとりも好きだったりする。
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