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グレート・ギャツビー(華麗なるギャツビー) の商品レビュー

3.6

200件のお客様レビュー

  1. 5つ

    38

  2. 4つ

    53

  3. 3つ

    69

  4. 2つ

    13

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2013/09/20

フィッツジェラルド二冊目。英語の授業でこれの映画のインド人俳優を取り上げたので。ちなみに1974年のものなので表紙は違う。 アメリカの風土がひとに与える影響について、よくわからないけれど、フィッツジェラルドは本当にアメリカという場所を愛おしく思っているのだと思う。 フィッツジェラ...

フィッツジェラルド二冊目。英語の授業でこれの映画のインド人俳優を取り上げたので。ちなみに1974年のものなので表紙は違う。 アメリカの風土がひとに与える影響について、よくわからないけれど、フィッツジェラルドは本当にアメリカという場所を愛おしく思っているのだと思う。 フィッツジェラルドを擬した主人公ニック・キャラウェイが引っ越し先の東部で出会ったひととの間で織りなされる日常・愛憎劇。明かされていく隣人ギャツビーの過去。彼は失ってしまったものを懸命につかもうとして生きるも、横たわった時間はあまりにも長く、願った夢はあっけなく崩れ落ちた。うだるような暑さだけが肌にまとわりつく。 人間観もさながら風景描写もとてもきれいでフィッツジェラルドの観察力の高さがうかがえる。 文学的象徴の読み取りや、文の持つ美しさ・華麗さが全然くみ取れなかったので、必ず再読したい。

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2013/09/08

映画の原本。比喩を多用した文章が特徴的で、アメリカの文学作品の代表的な作品のひとつとなっているらしい。しかし、正直なところ、読みづらい。 ストーリーはなかなか面白かったので、映画で再度内容を楽しみたい。

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2013/09/07

たった1人の女のために文字通り人生の全てを捧げた男、ギャツビー氏の物語。 と、世間一般には言うのだろうが、ある意味でデイジーという女の物語でもあると思った。 ギャツビー、夫、そして語り手さえも魅了する、ファムファタールの物語であると。

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2013/09/03

これは西部から東部への話。 人間の一生もそういった、単なる移動あるいは一過性のものといった話。 また、人の夢も単なるその一瞬の閃きでありながらその人にとっては、命をかける程のものという話。

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2013/08/15

何度となく映画化され、レオナルド・ディカプリオ主演の映画も記憶に新しいF・スコット・フィッツジェラルドの"グレート・ギャツビー"の原作です。中西部出身の主人公のニック・キャラウェイが夢を求め、ニューヨークの高級住宅街へ引っ越してきた時に出会った、謎の隣人ジェイ...

何度となく映画化され、レオナルド・ディカプリオ主演の映画も記憶に新しいF・スコット・フィッツジェラルドの"グレート・ギャツビー"の原作です。中西部出身の主人公のニック・キャラウェイが夢を求め、ニューヨークの高級住宅街へ引っ越してきた時に出会った、謎の隣人ジェイ・ギャツビーとの交流とその騒動が描かれます。作品に登場するキャラクターも魅力的で話自体もとても面白いのですが、本作の魅力は、第一次世界大戦後の1920年代のニューヨークにおける社交界の様子や富裕層の生活の描写だと思いました。ラストは切ないです。

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2013/09/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

※2013年公開の映画の感想もちょっと入っています 長かったー! 一年くらいかかったような。 購入のきっかけは、ウディ・アレン監督の『ミッドナイト・イン・パリ』を観たことです。 フィッツジェラルドの作品を何かよんで慣れようと思って 「冬の夢」をさっと読みまして、 よし、用意はできた、読むぞと思って買ったものの、 つまんねー!!! どうしてもどうしても お金持ちがパーティーしてるだけの話にしか感じられず 停滞し放題だったころに、映画が公開され、 ちょうど映画を観た頃に読んでた部分を乗り越えると なんだ、やっぱり文学作品なんだ! と感じました。 ぼくらは、後ろに後ろに懸命に前進していく だったかな。 いざ自分がそうなったときに、自分で気付いて、方向を転換できるか? それまでのものを捨てられるか? たぶん、ニックみたいな位置取りをしておれば、それはもともと発生しないで済む問題なんでしょう。 だから、ニックみたいな生き方をしたいなと。 映画、必要な部分がギュッと詰まってていいですね。 トビー・マグワイヤのニックが気に入りました。 間に挟まれて自分が消滅しかかってるかんじ 村上春樹の訳も出ているようなので、 「君だけが価値がある」 がどうなっているのか気になります。 でも、この作品が自分の好みか否かで言うと、好みではありませんでした。 時間が経ったら、もう一度読みたい。絶対!

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2013/07/16

いつどのページを開いても何かを感じることがてきるマスターピース。デイジーの浅はかさに、ギャツビーの繊細さに、トムの俗悪さ無骨さに、ジョーダンの無責任さに、ニックの絶望に、身を浸す幸せ。

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2013/07/18

色とりどりだが、淡くて、どこか空虚な感じが終始漂っている印象。 富裕で軽薄な人々がきらびやかなパーティーに明け暮れ、乱痴気騒ぎを起こす様が本書の中核か。 ギャツビーが、一人の女性を求め、どんな手段だろうが、なりふり構わず成り上がり、彼女を手に入れようとする、宿命的な一代記は、少々...

色とりどりだが、淡くて、どこか空虚な感じが終始漂っている印象。 富裕で軽薄な人々がきらびやかなパーティーに明け暮れ、乱痴気騒ぎを起こす様が本書の中核か。 ギャツビーが、一人の女性を求め、どんな手段だろうが、なりふり構わず成り上がり、彼女を手に入れようとする、宿命的な一代記は、少々力強さに欠ける感じがした。 とにかく、金、軽薄、淡い陽光を受ける島嶼部の街並み、繊細ですぐに人生の暗部に落ち込む人々、それを皮肉に眺める主役の落ち着き、こういったことが読後に残った印象である。

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2013/07/15

野崎孝訳・新潮文庫・平成2年2月25日発行・42版を読んだ. ニック・キャラウェイの語りで綴られるジェイ・ギャツビーの波乱に満ちた物語だが、1920年代のアメリカ東部では列車が主要な交通手段であり、勿論車はあるが、いわゆるアメ車ででかい感じがする.フィッツジェラルドの生涯の一部を...

野崎孝訳・新潮文庫・平成2年2月25日発行・42版を読んだ. ニック・キャラウェイの語りで綴られるジェイ・ギャツビーの波乱に満ちた物語だが、1920年代のアメリカ東部では列車が主要な交通手段であり、勿論車はあるが、いわゆるアメ車ででかい感じがする.フィッツジェラルドの生涯の一部を暗示するような内容だが、彼の死後西部から訪ねてきた父親の言動が物悲しい.ギャツビーといろいろあったビュキャナン夫人・デイズィがこの物語の主人公のような気がしている.したたかな女だ.

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2013/07/11

以前に春樹訳で読んでさっぱりだった。映画を観て新潮版読み直したら、意外と原作に忠実な映画だったんだと驚く。ギャツビーの登場シーンもなるほどと思った。とはいえ誰の訳にしても、映画観てなければイメージつかめなかったと思う。今度レッドフォード版の映画も観てみよう。

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