魔の山(下巻) の商品レビュー
1924年に出版された小説にこんなに共感出来るなんて意外でした。「精神と肉体」だとか「生と死」だとか「愛」だとか「時間」だとか、そういったかたちのないもの、理屈で解明出来ないものとはやはりいつの時代にも不変のテーマなんですね。そしていつの時代の人々も、同じようなことを感じ同じよう...
1924年に出版された小説にこんなに共感出来るなんて意外でした。「精神と肉体」だとか「生と死」だとか「愛」だとか「時間」だとか、そういったかたちのないもの、理屈で解明出来ないものとはやはりいつの時代にも不変のテーマなんですね。そしていつの時代の人々も、同じようなことを感じ同じようなことに苦しみ同じような結論を出す。面白い。本当に面白い。
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ナフタがとても好きだ。 現実的なのは病であとは精神的世界と教養的世界で語られていたように思う。 ナフタの最期とハンス・カストルプを目覚めさせた戦争がそれまでの世界とのギャップでくらくらした。 ナフタが出て来てから物語は飛躍的に面白くなったけど、上滑りしたら意味ないのでじ...
ナフタがとても好きだ。 現実的なのは病であとは精神的世界と教養的世界で語られていたように思う。 ナフタの最期とハンス・カストルプを目覚めさせた戦争がそれまでの世界とのギャップでくらくらした。 ナフタが出て来てから物語は飛躍的に面白くなったけど、上滑りしたら意味ないのでじっくり読んだ。 作中語られるように確かに錬金術的物語だけど、重要なテーマの一つとなっている「時間」についてをあの魔の山の上で描くのなら理想的な長さの作品だと感じた。
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ドイツ文学の三大名作の一つ。とにかく大変でした。自分にはめずらしく読破するのに1ヶ月かかりました。内容は面白かったのですが、一つの作品に盛り込むには内容の種類が多すぎると思いますね
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