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夏の夜の夢・あらし の商品レビュー

3.8

70件のお客様レビュー

  1. 5つ

    16

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

    22

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2013/12/12

初シェイクスピアです。夏の夜の夢はセリフが派手で、登場人物も思い込みがはげしくていろんな意味ですごかった。よくあんなセリフがすらすらでてくるなー。 あらしは挫折しました…(^^)

Posted byブクログ

2013/10/19

 夏の夜の夢のほうは、「ガラスの仮面」でも演目に選ばれたよく知られる喜劇。ただこれは台本を読んでるようなものなので、洋の東西を問わず様々な例を情緒たっぷりに出しながら愛を語りまくるという眩暈がしそうな文が続き、眠くて仕方ない。パックのキャラクターといたずらが清涼剤になるのがよくわ...

 夏の夜の夢のほうは、「ガラスの仮面」でも演目に選ばれたよく知られる喜劇。ただこれは台本を読んでるようなものなので、洋の東西を問わず様々な例を情緒たっぷりに出しながら愛を語りまくるという眩暈がしそうな文が続き、眠くて仕方ない。パックのキャラクターといたずらが清涼剤になるのがよくわかった。  「あらし」のほうはざっくりいえば復讐物語なのだが、主人公プロスペローはなるほどたしかに名君だったのだろうなと思わせる言動が多く、彼を助けた人物も劇中で推察することができるし、傑作と呼ばれるのもうなづける。特にエーリアルに語りかけるプロスペローが好きだなあ。面白かった。

Posted byブクログ

2013/07/05

シェイクスピア初体験だったけど中々面白かった(自分の所有物として娘の恋愛に口をだそうとする父親とか所々に出てくる古くささが鼻につくけど)。徹底的に馬鹿馬鹿しい「夏の夜の夢」よりもある種の寂寥感漂う「あらし」の方が好きかも。

Posted byブクログ

2013/03/16

夫が、シェークスピア読んでみたい!と言って図書館でリクエストした本です。私の方が先に読んじゃった。 翻訳が、雰囲気出ていて古典らしく格調高い感じなんですが、正直初心者には少し読みにくかったです。 シェークスピアには珍しい喜劇だそうですが、妖精が登場したりして幻想的でかわいら...

夫が、シェークスピア読んでみたい!と言って図書館でリクエストした本です。私の方が先に読んじゃった。 翻訳が、雰囲気出ていて古典らしく格調高い感じなんですが、正直初心者には少し読みにくかったです。 シェークスピアには珍しい喜劇だそうですが、妖精が登場したりして幻想的でかわいらしいとも言えるけど、時々、これは古典のドリフ?とか思っちゃったりして。 だって、町の庶民が王様の結婚式で演劇をするんですけど、それがド下手で見てる人達が都度ツッコミを入れたりしてるんですよ(笑) 他にもところどころでドタバタしてるし、最後はよくわからないけどとにかくハッピーエンド!って感じだし、これはドリフでしょ。。 (ドリフだって劇だったし)やっぱり本ではなく、演劇でみてみたいですね。 当時、貴族の結婚式で上演されたかも、とのことですが、明るく楽しく、結婚式での演目ならすごく盛り上がったでしょうね☆当時をいろいろ想像しちゃいました。

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2013/02/28

戯曲は中々慣れない。特に人物名が覚えられない。シェイクスピアは悲劇の方が好きかもしれない。それにしれもパンチラインが多い。

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2012/06/12

この本じゃなく同じ人の訳で『シェイクスピア五大悲劇集』というのの夏の夜の夢だけを読みました。 シェイクスピアの中では割と読まなくてもいい方と思います。 舞台を見にいく予定があった上で読むのがオススメ!

Posted byブクログ

2011/07/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これは面白かった!本当に喜劇喜劇してる。登場人物の語り口も滑らかで、平家物語を読んでいるよう。三神勲の訳も的を射ている。そしてタイトルのネーミングセンスが秀逸。短編だから読みやすいし、うーん古本であったら買おうかなあ。 恋は目で見ず、心で見るのだわ。だからキューピッドの絵も、翼があって盲目になっている。恋の神さまの心には少しも分別がない、翼があって眼がないのはせっかちでむってっぽうなしるし。だから恋の神さまは子供だといわれてる、しょっちゅう相手を間違えてばかりいるんですもの。 そういえばキューピッドって子供だよね。でも盲目だったっけか?というのは素朴な疑問。 だが、そのキューピッドの矢の落ちた場所をおれは見ていた。矢は西の国の小さな草花に当たって、それまでは純白だった花が恋の矢傷で朱に染まってしまった。それで娘たちはあれを「恋のきちがいすみれ」(三色すみれ)と呼んでいる。あの花をとってきてくれ、いつか教えておいた花だ。あの花の汁を眠っている人のまぶたにつけると、男でも、女でも、眼をあけたとたんに見えた生き物に夢中になって惚れてしまう。 真心が二つもあって、殺し合ったらたいへんよ!(中略)立てた誓いが二つでは、なにも誓わないのと同じこと。 狂人、恋人、それから詩人のたぐいは、みな空想で頭がいっぱいになっているからな。 単純で正直な心で演じてくれるものなら、どんなものにせよ、不都合はあるまい。 真夜中の鐘が十二時を打った。恋人たち、おやすみなさい。もうそろそろ妖精の出る時刻だ。 しかし月(lunar)は狂気(lunacy)や狂人(lunatic)と同根語で、「月光に打たれる」(moonstruck)は「気の狂った」という意味である。月の光を長く浴びると気が変になるとも信じられていたらしい。月は妖精とともにこの狂った森の世界の象徴である。

Posted byブクログ

2011/06/23

【あらし(テンペスト) ウィリアム・シェクスピア】 シェイクスピア最後の喜劇。ついに映像化され、6/11から順次全国公開されていくそうです。 物語は中世のイタリア。ナポリ王アロンゾー、ミラノ大公アントーニオらとその従者たちが、船旅の途中大嵐に巻き込まれ、とある孤島に流れ着くところ...

【あらし(テンペスト) ウィリアム・シェクスピア】 シェイクスピア最後の喜劇。ついに映像化され、6/11から順次全国公開されていくそうです。 物語は中世のイタリア。ナポリ王アロンゾー、ミラノ大公アントーニオらとその従者たちが、船旅の途中大嵐に巻き込まれ、とある孤島に流れ着くところから始まります。その嵐を起こしたのは孤島に住まう魔法使い・プロスペロー。彼が嵐を起こしたわけ、それは彼らにある目的で復讐をするためだった! ……とまぁ、こう書くと悲劇に聞こえるのですが、登場人物たちの言動はコミカルでシニカル。復讐劇に似合わぬどんでん返しでハッピーエンドを迎えます。 映画で見てから本を読むのもよし、本を読んでから映画を見るのもよし、たまには古典文学に触れてみてはいかがでしょう? 注釈:どうやら映画では主人公である魔法使い・プロスペローが女性(プロスペラ)として描かれているようです。本作ではプロスペローは男性なので、混同されませんよう。

Posted byブクログ

2011/01/23

後輩の薦めで読んだ。まだ一読しかしていないが、何度も読み返すことで気付きがある類の本なのだろうと思った。

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2014/07/03

「あらし」 「アントーニオとセバスティアンには最初はそのような意図はなかったのです。それはアロンゾーとゴンザーローの上に投げ掛けられた魔法の眠りによって暗示されました。しかし彼らは、他の人々が言った事に対して状況も年齢も考慮せず、あざけり罵倒する人物――どんなに素晴らしい真実を教...

「あらし」 「アントーニオとセバスティアンには最初はそのような意図はなかったのです。それはアロンゾーとゴンザーローの上に投げ掛けられた魔法の眠りによって暗示されました。しかし彼らは、他の人々が言った事に対して状況も年齢も考慮せず、あざけり罵倒する人物――どんなに素晴らしい真実を教えてもらっても感激することなく、悪意に満ちた非社交的な感情に身を任せていて、他人の言うことには何でも耳を傾けるけれども、それは他人の経験や知識からなにか自分のためになるものを得ようとするのではなく、相手が自分よりも劣っていると信じ込んで、虚栄心や利己心を満足させてくれるものを聞き出すために過ぎないような人物として登場します。 これこそ悪人の主要な特徴の一つであると言わなければなりません。もし人がよほどの大馬鹿者でない限り、全ての人間は自分と同じように邪悪な者だとか、そんな程度の者かも知れないとか思うとしたら、それこそ地獄を予感させるというよりは、地獄を垣間見るような気がします。」『シェイクスピアとミルトンについての講演 第九回講演』コールリッジ キャリバンが気になる。奴隷としての人生以外を想像することもできない。嫌悪と憐れみを伴う共感を感じる。きっと、こういう生き方を選んでいる人もいるんだろうなって。

Posted byブクログ