罪と罰(上) の商品レビュー
こんなに前向きな内容とは思いませんでしたよ。 とにかくいろんな人が頭おかしくなって死ぬんだけど、その狂い方がえげつなさ5割、滑稽さ5割の絶妙なラインをキープします。 ロシア的気質の狂ったおしゃべりがすごいですよ。突然テンション上がってしゃべり出したら止まらなくなり、激昂して叫び声...
こんなに前向きな内容とは思いませんでしたよ。 とにかくいろんな人が頭おかしくなって死ぬんだけど、その狂い方がえげつなさ5割、滑稽さ5割の絶妙なラインをキープします。 ロシア的気質の狂ったおしゃべりがすごいですよ。突然テンション上がってしゃべり出したら止まらなくなり、激昂して叫び声を上げ、最終的には愛に目覚めます。 中身の半分近くは会話文と主人公の独り言でした。だから読みはじめると止まらなくなります。
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最初に読んだのは、中学3年のとき。 まるで映画を観てるかのように、目の前に光景が広がった。 最後にラスコーリニコフが苦悩からやっと解き放たれたときは、実際に光が見えたような気がした。 以来、何度読んでも、何歳のときに読んでも、面白い!!
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初めて海外の純文学を読んだがとても面白い。 登場人物の名前が覚えられるか不安だったが案外スラスラ読むことができた。 どんな結末が待っているのかのか非常に楽しみである。
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上巻中盤で殺害を犯した主人公。 そこから彼の苦悩は始まる。 そこにかかわる様々な事象、そこから彼の心境の変化などが生まれてくる。 なんとも深い。
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ラスコーリニコフが老婆2人を殺害してしまった。その罪の意識に苛まれ、精神状態がおかしくなる。通常の人には殺人なんてできない、というのが妙に納得できた。
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杉井ギサブロー監督のオススメ作品 「罪と罰」 ミステリー文学の絶品。ハラハラ、ドキドキと、ロシアの風景など空想しながら、長編なのに、あっという間に読めてしまう。
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高校生の頃読んだ。 当時の全編通しての感想は「ラスコーリニコフ(主人公)は夜神月みたいだ!」の一言だった。 読後感は悪いし、全体的に暗いし、面白い・楽しい話では決してないけれど、精神描写の深さには圧倒される。ラスコーリニコフの善悪に関する葛藤は、多感な時期にこそ触れるべきだと今...
高校生の頃読んだ。 当時の全編通しての感想は「ラスコーリニコフ(主人公)は夜神月みたいだ!」の一言だった。 読後感は悪いし、全体的に暗いし、面白い・楽しい話では決してないけれど、精神描写の深さには圧倒される。ラスコーリニコフの善悪に関する葛藤は、多感な時期にこそ触れるべきだと今では思う。中高生は頑張って読むべき。繰り返すけど、面白くはない。 何を言ってるのかさっぱりわからん…と投げそうになる苦痛を耐えぬいて読んだ。下巻に突入した辺りからようやく話が転がって、読むのもそう苦ではなくなったような気がする。 独特の言い回しが多く、文章も長くて回りくどいので集中して読まないと言わんとしていることを追えなかった(集中して読んでもわからん部分もあったり…) まず人名を覚える段階で骨が折れた。同一人物を差しながら呼び方がころころかわるので、フルネームをメモりながら読まないとほぼ確実に人物関係を把握出来なくなる。 読むだけでここまでしんどくなる本は久しぶりだった。
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ロシアの夏が暑いなんて知らなかった。 その汗の粘つく感じと、ラスコーリニコフの手にべっとりとついた老婆の血の粘つきをずっと感じ続けた。 主人公は自意識ばかり高く、現代のニートや引きこもりと同じだ。 下巻でどのように結論付けるのか楽しみだ。
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他の人が訳したのも読んでみたいけど、あんまり変わらないんだろうか、と思うくらい上巻は読みにくかった。下巻はすらすら読めたんですが。 わかりにくいけれども、なんとか理解することはできて、スリリングなストーリー展開がとてもおもしろかった。
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主人公の言動に一貫性がなく、支離滅裂で読み疲れる。 まさに病んでいるといえる状態なのかもしれない。 全体の言い回しも長たらしく、 上巻は読み進めるのに我慢の様相が強い。 原書もこんな感じなのだろうか。 馴染みのないロシア人の名前も苗字だったり、名前だったり、あだ名だったりして誰...
主人公の言動に一貫性がなく、支離滅裂で読み疲れる。 まさに病んでいるといえる状態なのかもしれない。 全体の言い回しも長たらしく、 上巻は読み進めるのに我慢の様相が強い。 原書もこんな感じなのだろうか。 馴染みのないロシア人の名前も苗字だったり、名前だったり、あだ名だったりして誰が誰なのかかなり混乱する。 名前や相関図を書き留めながら読んだ方が良いかもしれない。 出版社によって訳者が異なるようなので どれほどの違いがあるのか興味もあるが ちょっと読み比べるには根気がいる。 詳しいレビューは下巻で。
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