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シッダールタ の商品レビュー

4.2

171件のお客様レビュー

  1. 5つ

    70

  2. 4つ

    48

  3. 3つ

    25

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    2

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小学生のころ読んだ。…

小学生のころ読んだ。手塚治虫の「ブッダ」にハマってからこの本を手にした。「ブッダ」のほうが面白いけど、この本も今読んでみるとヘッセ感というかヘッセ風味というか、ちょっと耽美な感じがして面白い。シッダールタは美少年だった?

文庫OFF

それなり。申し訳無い…

それなり。申し訳無いがそれなり。ずいぶん淡々とした一代記だなぁ、と思いつつも。西洋的価値観から見たシッダールタの話でありました。心なしか二元論的。シッダールタの会話が殆ど二名のみで行われる部分とか。でも、好きな人は好きなんじゃないでしょうか。

文庫OFF

2024/05/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シッダールタが悟りを開くまでとてつもない長い旅路を描いた作品。 抜きん出た天才のシッダールタが追い求める物のために、様々なことを経験する。その迷いの過程、色々なことに気がつき成長する様が素晴らしかった。何かを追い求める姿勢、自分もあやかりたい。 ラストの壮大さが本当に良かった。色々渦巻いていたものが1つに終息するようなそんな感覚を覚えた。 他のヘッセ作品と違い繰り返し表現など独特の表現が目立つ。中盤のカマーラとの会話も少しくどい文体であった。 仏教に詳しくなくても比較的分かりやすい書き方をされている。それでも知識があるに越したことはなかったが。 シッダールタは釈迦の名前だが、名前を借りているだけらしい。

Posted byブクログ

2024/05/03

仏教知識はほぼない自分でもとても楽しめた シッダールタが仏陀なのだと思ってたから仏陀が出てきて若干混乱 仏陀っていっぱいいるのか…釈迦と仏陀はまた違うのか、仏教のこともっと知らないとなあ 肉欲に溺れてギャンブル依存症ぽくなってたのも驚きで、でもそういう人だからこそ、この教えに悟り...

仏教知識はほぼない自分でもとても楽しめた シッダールタが仏陀なのだと思ってたから仏陀が出てきて若干混乱 仏陀っていっぱいいるのか…釈迦と仏陀はまた違うのか、仏教のこともっと知らないとなあ 肉欲に溺れてギャンブル依存症ぽくなってたのも驚きで、でもそういう人だからこそ、この教えに悟りに辿り着いたというほうが希望だなとも思う 言葉が最大のコミュニケーションツールで、仕事においても必要不可欠な昨今ついつい自然に言葉の偉大さに額づいてしまうけど、作家であるヘッセがこの考え方を書いているのが面白い 彼の人となりがより気になった

Posted byブクログ

2024/04/22

主人公とお釈迦さまを同一人物と思い込み、最後につながりがあると予想して読んでしまいました。思い込みは駄目ですね。 お釈迦さまが到達したところに、主人公が経験を重ねて辿り着く。 思い込みが邪魔した部分があると思うので、もう一度読みたいと思います。

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2024/03/16

なんじゃこりゃ⁉️という読後感 途中でストーリーを見失い ただひたすら文字を追い掛ける拷問 完読した自分を誉めたい

Posted byブクログ

2023/06/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

聡明な、でも生きることに疑問を抱いている主人公が、さまざまなな体験を通して、ついには悟りを得る話。 主人公の名はシッダールタで舞台はインドだけど、あの仏教の開祖仏陀の話ではありません。仏陀は別人としてシッダールタの前に現れます。自分にはなかなか難しくて、読むペースもゆっくりになったけど、読んで本当に良かった。めっちゃいろいろ考えた。メモまで書きながら読んだ。 シッダールタは仏陀に教えを乞いながら、彼の元を離れる。それは「仏陀の教えは素晴らしいけれども、言葉ではそのすべてを伝えることは不可能=じゃあ自分で悟らなきゃダメじゃん」という理由だと読んだ。んで悟りを得るために?俗世に戻るも、元が聡明なシッダールタはそれでもダメだと絶望しかける。でも川のほとりで渡し守と暮らすうち、何事にも完全なピュアなものなどなく、さまざまな面を持ってるんだ、悪あってこその善なのだと気づき、悟りを得るために自分の人生はこれでよかったと最後救われて終わる。 話自体は短いのに、めっちゃいろいろ考えて、あー読んでよかったと心に残る一冊になった。 そしてこの感想も、言葉にした途端なんか陳腐になってしまい、でも書かずにはいられない、そんな切なさも感じた。 いいですね、ここまで考える読書。純粋に楽しむ話は大好きだけど、こういうのもこれからも読んでいきたいです。

Posted byブクログ

2023/06/03

内容はそれなりに難しいですが、おもしろい作品でした。何よりも文体が詩のように美しく、読んでいて心地良かったです。 「言葉」は物事の一面を表したものでしかない、という部分にとても共感しました。

Posted byブクログ

2023/05/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分がいかに無知であり、ある意味で凡人であるかを思い知らされる。 「釈迦」の出家以前の名「シッダールタ」、悟りの境地に達するまでの苦悩、師、友、俗世、欲、自然、苦悩...数多の出会いと体験から学んだシッダールタが辿り着いた境地。 興味深く読み終えることが出来ました。 『車輪の下』『デミアン』等で知られるドイツの文豪・ヘッセが描いた、釈迦「悟りへの道」。 20年にわたりインド思想を研究していたヘッセが、第一次世界大戦後に発表した。 シッダールタとは、釈尊の出家以前の名である。生に苦しみ出離を求めたシッダールタは、苦行に苦行を重ねたあげく、川の流れから時間を超越することによってのみ幸福が得られることを学び、ついに一切をあるがままに愛する悟りの境地に達する。 ――成道後の仏陀を讃美するのではなく、悟りに至るまでの求道者の体験の奥義を探ろうとしたこの作品は、ヘッセ芸術のひとつの頂点である。 【目次】 第一部 バラモンの子 沙門たちのもとで ゴータマ 目ざめ 第二部 カマーラ 小児人たちのもとで 輪廻 川のほとり で 渡し守 むすこ オーム ゴーヴィンダ 注解 解説 高橋健二 本文より 彼は初めて世界を見るかのように、あたりを見まわした。世界は美しかった! 世界は多彩だった! 世界は珍しくなそに満ちていた! ここには青が、黄が、緑があった。空と川が流れ、森と山々がじっとしていた。すべては美しくなぞに満ち、魔術的だった。そのただ中で、彼シッダールタ、目ざめたものは、自分自身への道を進んでいた。このすべてが、この黄と青が、川と森が初めて目を通ってシッダールタの中に入った。それは、もはやマーラ(魔羅)の魔法ではなかった。……(第一部「めざめ」) ※マーラ…修行の妨げとなるもの。悪魔。 ヘッセ Hesse, Hermann(1877-1962) ドイツの抒情詩人・小説家。南独カルプの牧師の家庭に生れ、神学校に進むが、「詩人になるか、でなければ、何にもなりたくない」と脱走、職を転々の後、書店員となり、1904年の『郷愁』の成功で作家生活に入る。両大戦時には、非戦論者として苦境に立ったが、スイス国籍を得、在住、人間の精神の幸福を問う作品を著し続けた。1946年ノーベル文学賞受賞。 高橋健二(1902-1998) 東京生れ。東大独文科卒業。ドイツ文学者。第8代日本ペンクラブ会長、芸術院会員、文化功労者。1931(昭和6)年ドイツ留学中に、ヘルマン・ヘッセを識り、交流が始まる。『ヘッセ全集』の全翻訳と別巻『ヘッセ研究』で1957年、読売文学賞を、1968年、『グリム兄弟』で芸術選奨文部大臣賞を受賞する。『ヴァイマルのゲーテ』『ケストナーの生涯』などの著書の他に、訳書多数。

Posted byブクログ

2023/05/09

癖のある訳だったけど頑張って読み進めた。 なんとゆうか、シッダールタは人生を全うして、全て経験したからこそ悟りを開いたのねって感想。

Posted byブクログ