限りなく透明に近いブルー の商品レビュー
P42まで読みました。次に読む気になったらここから… 芥川賞を取った作品なのと薄いので読んでみたけれど、のめり込めなかった。 セリフを「カッコ」で囲んでいるのと囲んでいないのの違いが気になりました。 この内容をこんなに細かく描写?書けるのは、村上さん経験者・・?と思った。
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H29.05.21 読了。 ずっと気になっていた一冊。たまたま100円で売っているのを発見し、購入。 有名な作品なのでどんな話かと期待していた。 が、正直、よく分からなかった。 賞も取っているみたいだが、素人な私には理解ができなかった。 ドラッグであったり、その独特の世界観...
H29.05.21 読了。 ずっと気になっていた一冊。たまたま100円で売っているのを発見し、購入。 有名な作品なのでどんな話かと期待していた。 が、正直、よく分からなかった。 賞も取っているみたいだが、素人な私には理解ができなかった。 ドラッグであったり、その独特の世界観の描写がすごいのかな? 前に読んだ「希望の国のエクソダス」同様、村上龍さんの作品は難しい、と改めて思った。 そこが好きな人には良いところなのだろう。 合う、合わないというよりかは、理解できるところまで到達していないと、読むべきではないのかなー?うむむ。
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「コインロッカーベイビーズ」から村上龍作品にはまりだし、代表作と聞いて手に取った一冊。「69」を読んだときにも感じたが、正直、一読した今でも物語の概要を説明しろと言われたら簡単には説明できないと思う。特別なことは沢山起こるけれど物語が何か進展するわけでもないし、このレビューを書く...
「コインロッカーベイビーズ」から村上龍作品にはまりだし、代表作と聞いて手に取った一冊。「69」を読んだときにも感じたが、正直、一読した今でも物語の概要を説明しろと言われたら簡単には説明できないと思う。特別なことは沢山起こるけれど物語が何か進展するわけでもないし、このレビューを書くのもとても難しい。けれど、ただ感じた書いてみると、この作品が強烈なのはテーマが刺激的だからという理由だけでなく、やっぱりその文体や表現にあると思った。映像でもないのに目をそむけたくなるようなシーンもあって、だけどその体験をする度、うわあと感じると同時に著者の表現の豊かさや伝えようとしている鮮烈なイメージをひしひしと感じた。「鮮烈」という表現は背表紙にある表現を借りたが、村上龍作品にぴったりな言葉だと思った。 もっと村上龍作品に触れてその真意をくみ取れるようになりたい。
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題名の透明感さながらの静寂に満ちた世界観。 非現実感?烈火のごとく激しい生活に漂う虚無感。 とっつきにくくてあんまり気持ちの良い作品じゃないけど、がむしゃらなどうにもならない気持ちが心に刺さる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
24歳の時に読んだ。著者がこの作品を書いたのが24歳だったことを知り愕然とした。「飛行機の音ではなかった。」はあまりにもあまりにも衝撃的。ぼくの中では「吾輩は猫である」クラスの仰天書き出し。
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セックス、ドラッグ、アルコール、な小説。吐き気を堪えて何とか読み終えたが、タイトル以外に惹かれるものは微塵も見当たらなかった。
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ヒリヒリと痛む。腐ったパイナップルの酸い臭い、煙草の煙、蒸発した汗を纏った熱気。 リリィと2人でドライブした嵐の夜、トマト畑の爆弾と吹き荒ぶ暴風雨に打たれ光を見た。 潰れた蛾の体液、近く巨大な黒い鳥の影、ガラスの破片。 痛いくらいに世界が遠のいていた。
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透けて見えないみっしりとつまった空間。 一秒が数日にも感じられるような密度感。 だが実体は空虚で儚く、霧散して残らない。
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この作品が発表された当時はこういう雰囲気の小説が流行ってたのかな……と最初に思ったのは、最近読んだ村上春樹の「風の歌を聴け」にどことなく近い空気を感じたから。ただ、綴られている内容は比べものにならないほどエログロバイオレンス。 酒にドラッグにセックスに溺れまくる若者たちの中で唯一...
この作品が発表された当時はこういう雰囲気の小説が流行ってたのかな……と最初に思ったのは、最近読んだ村上春樹の「風の歌を聴け」にどことなく近い空気を感じたから。ただ、綴られている内容は比べものにならないほどエログロバイオレンス。 酒にドラッグにセックスに溺れまくる若者たちの中で唯一、主人公(という表現も正しいのかどうか)のリュウだけは、なんというか……もちろんやってることは社会から逸脱しまくりなんだけど、その中で唯一まともというか、常に自分を冷静に客観視できるだけの力を持っているように感じた。 そんな彼が生を実感するラストは嫌いじゃないし、そこかしこに散りばめられた文章の表現力がとんでもないってのも分かる。そもそもつまらなかったら最後まで読んでないだろうから。 でも、やっぱり、ダメだ。圧倒的に読みづらい……。ドラッグ決めてる人間の主観視点だからあえて読み取りづらい表現を用いてるってわけじゃなさそうだし、とにかく肌に合わなくて読み進めるのが苦痛だった……。
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放蕩をひたすら文学的表現で綴る。 龍は好きだが、ただキ◯ガイが乱れた生活を送っているだけにしか思えなかった。 それでも、不思議と読ませられてしまった。 これこそが筆力なのだろうか。
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