星を継ぐもの の商品レビュー
月面で発見された遺体が死後5万年経過していたという魅力的な謎に、世界中の学者が知恵を振り絞って取り組み、きちんと解決が提示される。 その解決策に非常に説得力があり、かつ感動的なラストのメッセージ。 最後の遺跡発掘は要らないようにも思うが、人生でベスト3に入るほど面白い本。
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月面で、真紅の宇宙服をまとった死体が発見された。だが調査の結果、その死体はなんと死後5万年が経過していることが判明する…。 チャーリーと名付けられたこの死体を巡って、原子物理学者や生物学者たちがこぞって推理考察するミステリ仕立てなハードSFでした。 こちらの物語は1977年に...
月面で、真紅の宇宙服をまとった死体が発見された。だが調査の結果、その死体はなんと死後5万年が経過していることが判明する…。 チャーリーと名付けられたこの死体を巡って、原子物理学者や生物学者たちがこぞって推理考察するミステリ仕立てなハードSFでした。 こちらの物語は1977年に書かれたもの。お話の設定はなんと2029年。当時からは52年後ですが、もう5年後ですよ。お話の中では人類はすでに木星へも到達してます。あと5年で木星…はさすがに無理そうですね。 実際の現実でも謎とされている進化の過程や月の起源などを題材としているらしく、内容はとっても興味深いんですが、読んでて目が滑るってこういうこと?ほぼ毎回寝落ちしてしまいました。私が期待していたSFとはちょっと違ったかな。続編も『ガニメデの優しい巨人』『巨人たちの星』『内なる宇宙』と、なんと第4弾まであるようですが、う〜ん、もういいかな…。
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色々な発見から導き出された事実は、、 終盤は探偵小説の解決編のような展開でした。 こういう考察がとても面白い。
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名作と言われるだけあって、面白かった! 読んだことあった気がしていたけど、初読みたい。 月の死体から、手塚治虫さんのクレーターのイメージがあったのと、タイトルから幼年期の終わりのイメージがあったのだけど、読んだからこれからは全部違う本として認識できるはず。 後のシリーズも全部読も...
名作と言われるだけあって、面白かった! 読んだことあった気がしていたけど、初読みたい。 月の死体から、手塚治虫さんのクレーターのイメージがあったのと、タイトルから幼年期の終わりのイメージがあったのだけど、読んだからこれからは全部違う本として認識できるはず。 後のシリーズも全部読もうと思う。 しばらくして突然、星を継ぐってそういうことかと気がついた。 読んでる最中はどういうこと? 全然継いでないのでは?と思ってた…
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SFの金字塔と言われている作品だそうです。初めて読みましたが、スケールといい,展開の面白さといい、凄く楽しめました。この作品を1977年に書けたのがビックリ。だが残念ながら、現実はここまで追いついていません。映画のキューブリックの2001年宇宙の旅的な作品
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SFの傑作ということで、手に取ったが、難しくて中々進まない。それでも耐えながら面白くなるタイミングが来るだろうと読み進めるが、時間をかけたことも要因かも知れないが、全く高評価されているのが理解出来なかった
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月面で見つかった謎の骨。なんと5万年前のものだった。「なんで??」からはじまる物語。科学者と生物学者のふたりを中心に、それぞれの立場から謎に迫る。議論、対立、仮説を立てるも、新しい発見で謎が深まるばかり。やっとたどり着いた答え。思わず唸ってしまった。SFに興味をもたせてくれた本で...
月面で見つかった謎の骨。なんと5万年前のものだった。「なんで??」からはじまる物語。科学者と生物学者のふたりを中心に、それぞれの立場から謎に迫る。議論、対立、仮説を立てるも、新しい発見で謎が深まるばかり。やっとたどり着いた答え。思わず唸ってしまった。SFに興味をもたせてくれた本でもあり、「この本を読む前の自分に戻れたら」と思うくらいワクワクさせてくれた本でもある。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
月にて発見された真紅の宇宙服を見に纏った死骸。それは五万年前の遺体だった。彼は一体何者なのか。どこから来たのか。 初めて本格SF作品を読んだ。 正直に言って、学術的な内容が多く難く思った。 しかし最後の謎が一気に解明される場面は面白かった。 逆に言えばそれまでは伏線を張っているような場面であり、かつ場面転換も少なく学者たちが語る場面が続くため退屈であった。 最終的に浮かび上がった論は、「ルナリアン(発見された遺体を指す種)は太陽系のはずれに在する星に生まれ育ち、高度な文明を持った末破滅した。そしてそれを逃れた一部が現在の地球に住む人類である。」ということだろうか。最終的に納得できそうなところに着地はしたが、何か釈然としないような気もした。
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数十年ぶりに再読。 なんとなくしか覚えていなくて、当時は難しい本だと思い込んでいましたが、読み返したら印象はガラッと変わりました。 評判通りの名作ハードSF、でした。 特にハラハラドキドキするような緊張感あるシーンは出てきませんが、研究者がただ考察を進める物語にどっぷりと浸かりま...
数十年ぶりに再読。 なんとなくしか覚えていなくて、当時は難しい本だと思い込んでいましたが、読み返したら印象はガラッと変わりました。 評判通りの名作ハードSF、でした。 特にハラハラドキドキするような緊張感あるシーンは出てきませんが、研究者がただ考察を進める物語にどっぷりと浸かりました。 オープニングのシーンが後半で繋がっていく所も驚かされてしまいました。 23年の締めに相応しい読書ができました。 また来年も良い本に出会えますように!
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仮説と論証の応酬に一喜一憂できる。最後に風呂敷を畳みきれていない気もするけれど、オチもついて一見落着。
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