ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(上) の商品レビュー

恩田陸(著者)

2009/10/04

二・二六事件を題材としたＳＦ。最初は何の話かわからなくて…。結局、こいつら（国連職員側）は何がしたいのか、よくわからないまま話が進行していってしまった（それが後半、この話のキーポイントになってくるんだけど）。途中からは意味がわかるようになってきて、スラスラ読めるようになったので、このまま下巻に期待。

2009/10/04

賛否両論激しいですが大好きです。元々ににろく事件が好きだってのもありますが、こんなにページを捲るのがもどかしいと思った作品は久々かもしれない。書き出しの鳩の描写からもう釘付けでした。恩田さんは大体の作品で伏線張りすぎて回収出来てないことが多い気がするのですがこの作品は奇麗にまとまってました。特に感動したのは逆上がりのシーンと牛乳配達の音ですね！　あと「こんな話を知ってるかい？」って言う例え語りが巧いんだよなこの人……やられました。もうほんと大好き。　てるぞうファンクラブ入りたいです。

2011/07/18

恩田陸のねじの回転を読みました。恩田陸の２・２６事件を題材としたＳＦでした。恩田陸のＳＦは読むまい、と心に決めていたのですが、古本屋で買った本がＳＦだったのでした。FEBRUARY MOMENTという副題がついています。これは曲の名前だそうで、ちょっと聴いてみましたがこの物語とどう関連するのかkonnokにはわかりませんでした。未来から２・２６事件をやり直して歴史を変えようとする人たちがやってきて、事件に介入するのですが、時間の再生を行う「シンデレラの靴」と呼ばれる機械がうまく動かないため、歴史の改竄が失敗するのでした。登場人物の描写や行動はそれなりに面白かったのですが、それで結局結果はどうなったの？、というところが、あいまいになっていて、読後のすっきり感がありませんでした。

2009/10/04

二・二六事件という実際にあった出来事を元に、さまざまな人間の思惑が複雑に絡み合う様子はすごい！取り扱う題材も面白く、また人間の描き方もさすが恩田陸、と唸りました。多少読むのに頭をつかいましたが、またそれがたまらない。恩田陸の中では私的にとてもオススメの部類にはいる作品です。

2009/10/04

おそらく好みによって評価がものっそい分かれると思いますが私は好きです。
作者は栗原が好きなんだろう。さぞかし。

2009/10/04

時間を遡航し、歴史を帰るものたちの物語。ハードな世界観に洗練された文体がよくマッチしていて、一気に引きこまれる。
気がつけば一冊読み終えて下巻を手に取っていた。

2009/10/04

２２６にはまるきっかけとなった小説。きっかけは、歴史の再生プロジェクト。介入ポイントは、あの大雪の日。２２６事件の再生が行われる――

2009/10/04

歴史ものにこんな面白いと思ったのは初めてかも。まあ歴史ものとはいっても一応ＳＦだけど。キャラクターの心情がよく書かれていて良かったと思う。

2009/10/07

二・二六事件など、苦手な分野が出てくるので、ちょっと、難しいかなと思っていたけど、読み始めると同時に、一気に引き込まれていった。思い切り、ドキドキを味わえる1冊。

2010/09/12

二・二六事件を題材にしたSF長編。上巻の後半くらいからぐんぐん面白くなってきます。
話の中心が歴史上の出来事なので、教科書程度でいいから予備知識を持っておくと読みやすいかもしれません。