ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(上) の商品レビュー
「過去に戻って歴史を…
「過去に戻って歴史を書き換える」未来の人間がタイムマシンを手に入れてやったことは、第2次世界大戦を起こらないように『聖なる暗殺』(ヒトラー殺害でしょうね)と称して歴史へ介入しました。その結果、未来の歴史に歪みが生じ、更に酷い世界になってしまったので、それを元へ戻すために再び歴史を...
「過去に戻って歴史を書き換える」未来の人間がタイムマシンを手に入れてやったことは、第2次世界大戦を起こらないように『聖なる暗殺』(ヒトラー殺害でしょうね)と称して歴史へ介入しました。その結果、未来の歴史に歪みが生じ、更に酷い世界になってしまったので、それを元へ戻すために再び歴史をオリジナル通りにやり直そう…というなんとも傲慢な考えで、歴史を弄んでます。そんな未来人の傲慢さ、2.26事件の当事者である安藤・栗原・石原らの生き様、そして彼らの周りにある謎。それらが二転三転して、
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2・26事件関係者が…
2・26事件関係者がこの事件をやり直す事が出来たら…と言う話と2・26事件の結末を変えてしまったらその後はどうなるのか…と言う話です。2・26事件を詳しく知らず最初は小説についていけないんじゃないか不安になりましたが、問題なく最後まで面白く読めました。
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安藤、栗原、石原とい…
安藤、栗原、石原といった2・26事件の当事者たちがとても魅力的に描かれていると思います。その分、彼らに指示する側の未来人たちにはあまり感情移入できないかも…。伏線が多くかなり複雑なので、深く考えすぎると訳がわからなくなります。理屈っぽく考えすぎない人にオススメです。
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素晴らし作品でした。…
素晴らし作品でした。SFっぽいけど未来にこんなことがあるかも!!と思える作品でした。
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いきなり鳩の描写から…
いきなり鳩の描写から始まり、人を食ったような展開の連続で疑問符が浮かびますが、じわじわと理解していくに従いのめりこんでいきます。過去を修復するために、二・二六事件が起こる早朝へとタイムスリップするSF作品。ちょっと意外な題材だったけれど、面白かったです。
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タイムマシーンを開発…
タイムマシーンを開発した人類が、「聖なる暗殺」で過去の歴史を変えたことにより、未来が変わってしまった事を悔い、歴史を元に戻そうとする話しの上巻。日本においての転換点は、何故か2.26事件らしい。そういえば、宮部みゆきにも、2.26事件現場にタイムスリップする話しがあった・・・な。
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恩田陸さんの作品はけ…
恩田陸さんの作品はけっこう読んでいて、訳がわからなくなる時があります。この作品もそうでした。でも読み進めていくにつれて、ハマってしまうのが恩田さんの作品です。この作品もそうでした。
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少しずつ全体図が見え…
少しずつ全体図が見えてくるので最初の方はやきもきしたが、面白くってどんどん読んでしまった。でも上巻だけではまだ分からない部分も。とにかく下巻がすぐ読みたくなる。二・二六事件の実在の関係者がそのまま実名で出てるというのも大胆ですね~。
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二・二六事件をモチ…
二・二六事件をモチーフにしたタイムスリップもの。とはいえ宮部みゆきの『蒲生邸事件』とは大分違った味わいが楽しめる。私はSFはほとんど読まないので、SF者の眼に耐えうるのかはよく分からない。
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2・26事件の真相。…
2・26事件の真相。史実どおりに進んでいく物語なんだけど、そこは恩田さん。ひとひねりいれています。少しSF色が強いように思うのですが、最初の冒頭の部分が、ラストの部分へと繋がっていて、ああ、あの壊れた懐中時計は「あの人」のものだったんだぁ、と納得できます。
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