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ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(上) の商品レビュー

3.7

129件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    51

  3. 3つ

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2009/10/04

2008/9/23. 発想が斬新。『Q&A』のときにも言ったような気がするけど。 「二・二六事件」のことは名前しか知らない。関わった人物なんて忘れかけてた。 けど、興味が湧いてきた。 歴史をなぞるだけじゃつまらないんだなぁ。 深く知ることによって、見えないものが見えてきて、そう...

2008/9/23. 発想が斬新。『Q&A』のときにも言ったような気がするけど。 「二・二六事件」のことは名前しか知らない。関わった人物なんて忘れかけてた。 けど、興味が湧いてきた。 歴史をなぞるだけじゃつまらないんだなぁ。 深く知ることによって、見えないものが見えてきて、そうしてようやく本当に楽しくなってくる。 真相なんてわからない。 今生きてる現代のことすらよくわかっていないのだから、過去の事件なんて余計にわからない。 だからこそ付け入る隙がある。夢がある。 それが歴史。

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2009/10/04

時代小説かと思いきやSF。核になる文章もいいけど、恩田陸の小説は途中途中にある寓話だったりとか比喩文章や複線に引き込まれます。 思えば彼女の小説でずっと心に残ってるのってストーリーよりもこっちの方が多い気がするなぁ。

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2009/11/22

これを上下に分けるのは詐欺なんじゃ… 二二六事件を題材にしたSF小説? 二二六って陸軍?海軍?犬養毅?って感じで読み始めたんですけど… なんとなくで読み飛ばした部分も多々ありましたが(シンデレラ云々)、鈴木侍従長・岡田首相の終戦工作についてはこれを読んで気付きました。 でも、結...

これを上下に分けるのは詐欺なんじゃ… 二二六事件を題材にしたSF小説? 二二六って陸軍?海軍?犬養毅?って感じで読み始めたんですけど… なんとなくで読み飛ばした部分も多々ありましたが(シンデレラ云々)、鈴木侍従長・岡田首相の終戦工作についてはこれを読んで気付きました。 でも、結構ひどい話です、だって安藤・栗原は自分たちで起こしたクーデターを失敗させ、その後処刑ですからねぇ。 二二六をどうこうする以前に『聖なる暗殺』をしなければよかったんじゃないの、と思うのは私の読み方が浅い所為?

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2009/10/04

とにかく難しかった‥。 昭和初期の2.26事件の時代に現代人がタイムスリップ?。 なぞの多い作品でした。もう一回ちゃんと読まないと理解できないかも。

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2011/07/17

この本は学校の授業で二.二六事件を習ったら読もうと思った本。しかしそれが引き伸ばされ今に至る。もともと学校の授業だけでこの本は難しいのかもしれない・・分からない。難しい。この二つが読んでいて付きまとう。犯人はいったい・・・

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2009/10/04

昭和史がさっぱりで、なんだよ二・二六事件て…と思いながら読んだ本。(すいません) 本を読むには色々と予備知識が必要なのだなと痛感した本でもある。 どういう脳だったらこういう話が思いつくのか、とびっくりした。

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2009/10/07

話の混線具合が見事に恩田テイスト。アルベルトが好きだ〜。あと安藤さんも青さで突っ走る栗原も泰然とした石原莞爾様(笑)も好きなんだよ。 リョコウバト好きなんだなぁ

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2009/10/04

空想小説みたいなのだけど実際にあった二.二六事件を舞台にしている。 たとえ時代をかえられたとしてもそれは今の自分たちも変えてしまうんだ的な感じだった。

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2009/10/07

面白かったです。SFですね。よくこんな話を考えれるもんです。感心しました。さあ、下巻はどんな風に話を持って行くのか非常に楽しみです。

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2009/10/04

 あまりにも『エンドゲーム』が釈然としなかったので、未読の恩田陸作品を引っ張り出してきた。  正真正銘のSF。時間旅行を可能にした未来の人類が、あんなこんなの理由で二・二六事件に介入する。  面白かったことは面白かった。ただ、途中で退屈な部分が多かったことはやっぱり否めない。...

 あまりにも『エンドゲーム』が釈然としなかったので、未読の恩田陸作品を引っ張り出してきた。  正真正銘のSF。時間旅行を可能にした未来の人類が、あんなこんなの理由で二・二六事件に介入する。  面白かったことは面白かった。ただ、途中で退屈な部分が多かったことはやっぱり否めない。下巻からはともかく、上巻はわりと想像通りに話が進んでしまって、伏線らしきものはあるんだけど物語の進展そのものに興奮しない。解説の人とは意見がまったく異なってしまっているというわけ。  ストーリーとか仕掛けのやり方はさすがに堂に入っていて、後半のたたみかけはなかなか良かった。たしかにここは小説の醍醐味と言ってもいい。これがあったから前半の退屈な種まきにも納得できた。  SF読みじゃないあたしから見た雑感を言えば、もう少し薀蓄たれてくれても良かったかなあと思った。この薀蓄って、科学用語のオンパレードじゃなくて、わかりやすい言葉で、わかりやすいたとえで、なんか複雑なことを説明しているんだよっていう偉そうな雰囲気が出てるとあたしなんかの単細胞は興奮するわけです。そういう点で、十分にベクトルはあっていたからもう少ししつこくてもよかったんじゃないかなあと思った。でもここは好みの問題。  時間旅行ってのはかなりありふれた題材だと思うけど、料理の仕方は上手だったと思う。

Posted byブクログ