プリズムの夏 の商品レビュー
第15回小説すばる新人賞。 ネットのうつ病女性の日記が、片思いである女性と疑いながら高校生の主人公が駆け巡る。 真実の持つ苦さを感じながら、あえてその苦しさを味わうことで真実を受け入れようとする二人の少年の物語。
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ナツイチスタンプが欲しくて購入。(って、すみません) 意識的に初めて読む作家さんを選んだのだけど。 いろいろ、けっこうキツくて、なかなか読み進めることができませんでした。 読後感も、正直言って、いまのわたしにはすっきりとは……。 ただ、こんなふうに、ゆっくり、ゆっくり行くことが大...
ナツイチスタンプが欲しくて購入。(って、すみません) 意識的に初めて読む作家さんを選んだのだけど。 いろいろ、けっこうキツくて、なかなか読み進めることができませんでした。 読後感も、正直言って、いまのわたしにはすっきりとは……。 ただ、こんなふうに、ゆっくり、ゆっくり行くことが大事なんだろうな。と思います。
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「ぼくらはまだなにを失ったのかよくわかっていない。」 全体的にみずみずしい感じがした。 虚構の世界と現実の世界の、強さと弱さ。
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今にも死にそうな鬱病ブログの著者があこがれのあの人かも……っていうのは、かなりキツイ。 でも関口尚らしく読後感は(まあ)爽やか。
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関口さんの本、また読んでみたい。 タイトルがずいぶんとしっくりくる作品でした。 どんでん返しも意外な展開も ないのだけれど(それを求めてたわけじゃなくて) ただ素直な主人公達に好感が持てます。
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夏やしな~と思って購入した一冊。 途中から引き込まれる感じです。 面白かった。 鬱の女性を高校生が救うみたいな。冒険ものじゃありません。 結構高校生のリアルが感じられる。 う~ん。「愛されない側の理論」 わかる気はします。
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今となっては不思議に思うが、この作品が受賞した2002年はまだ、ネットなんてありふれたものではなかった。だからこれは、多くの読者の憧れのお話に属したのだろう。もちろんそれだけでは終わらないが。ひたむきな青春小説だ。
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若さ感じる物語。まさに青春小説って感じだった。登場人物は少なく内容もシンプルだけど主人公たちの必死な気持ちがあり生き生きとした人間味がある。読んでいてドキドキした。
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2人の高校生の友情と恋。 将来の夢、家庭の事情、うつ病。 青春時代がストレートに表現されていて小気味良いです。 救いのあるラストもわりと好き。 自分も高校時代、恋に対してムダにいろいろ考えてたことを 思い出しました(笑)
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「わたしはわたしをやめたい。 すべてをやめた時がこの日記の最後になります。」 ある日、ネットサーフをしていて発見した「やめていく日記」。 高校3年生の「ぼく」はこの日記を書いている人が、 片思いの相手の松下さんではないかと疑い始める。 「うつ病を患いリストカットをしているこの日記...
「わたしはわたしをやめたい。 すべてをやめた時がこの日記の最後になります。」 ある日、ネットサーフをしていて発見した「やめていく日記」。 高校3年生の「ぼく」はこの日記を書いている人が、 片思いの相手の松下さんではないかと疑い始める。 「うつ病を患いリストカットをしているこの日記の書き手が松下さんだとしたら、 ぼくはなんとかして助けたい」 ひたむきな想いを描く青春小説。 というお話。 色々中途半端な作品だった。 会話や語りが普通の高校生らしくなくて、 「どこが青春小説じゃー!ただの中二病じゃー!」 って言いたくなるような不快感を生み出させる。 「やめていく日記」っていう発想は面白いんだけど、 うつ病を織り込んでいる物語なら、 ちゃんと情報収集して書いてほしかった。 松下さんと母親の確執の話とか、 「ぼく」の友達である今井の家庭問題とか、 もっと掘り下げる必要があったのでは? ていうかセリフ!! セリフがいちいちクサくて「ぎゃー!」ってなった。 まあでもそれが青春というのかもしれないね。 なんていうか、 うつ病とかリストカットとかをテーマに織り込むなら、 それ相応のものを描いてほしい。
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