プリズムの夏 の商品レビュー
“救いってなんだろう。” 青年達の若く青く苦しく黒い。 悩みと恋と葛藤と真実の。 そんな生々しい青春の物語。 きっと誰しも苦しみ悩む、そんな時期はあると思う。 それはきっと生きていく上で乗り越えて行かなくてはならない1つの試練なのだろう。
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あの人のために、何ができるだろうか。ひたむきな少年の想い。 現実感があるような、ないような、ハッピーエンドでよかったです。なんとなく、すべてがうまくいきそうな終わりで、そこが甘っちょろい気もするけど、夏らしくていい。冬だったら、こんな幸せには終われないだろう。
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自分が高校生の頃と比べて読んでしまいました。 すると「高校生ってこんな難しい単語使って物事考えたっけ???」って。 少しずつ社会の理不尽さをわかっていく感じは 青春ですね。 いろいろもがく、琴の少年が好きです。 「アノ人」がどんないい男か気になる。
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あまり感情移入できなかった。 なんかずっと白黒で重たい感じがした。 男の人ってこんなふうに考えてるんだな~と思うとちょっとおもしろかった。 ・・・気分と合わなかったのかな?
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ネットで見つけた人が近くに存在する確率は何%やろ?そこから、モデルみたいなスタイルの美人になると何%になるやろ?自分も読書メーターの誰かと顔を合わせてるんやろか? 最後の松下さんを探す時は、もう一度ひっつめ団子の女性に切羽詰った事情を話せば早いのにと思った。ひっつめ団子さんは知ら...
ネットで見つけた人が近くに存在する確率は何%やろ?そこから、モデルみたいなスタイルの美人になると何%になるやろ?自分も読書メーターの誰かと顔を合わせてるんやろか? 最後の松下さんを探す時は、もう一度ひっつめ団子の女性に切羽詰った事情を話せば早いのにと思った。ひっつめ団子さんは知らんでも履歴書とか有るやろうし。
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現実と折り合って生きていくって大変。 各々の抱えている現実と向き合いながら、迷いながら生きていってる高校生二人の姿がなんだか懐かしい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
映画館で出会った受付の女性に憧憬の念を抱く高校生男子の話。 歪んでいるかもしれないけれど、青春の物語。 おもしろかったのは 鬱病を題材にしているが、当人の視点ではないのと、鬱病に対する見方。 鬱病日記否定派(あくまで鬱病否定ではない)の今井が、松下さんが日記の主とわかって葛藤したところもあったと思う。 自分の考えを曲げる、変えるのは、意外にも悩むことだから。それを植野に話してしまっているから尚更。 筝も捨てていたけれど、彼の悩んだ数日間を詳しく見てみたい気もする。
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4月ごろに読んでた本。 「本当のことは悲しみにぞくしているんだな。本当のことを知りたいと思っていた僕は、真実で傷ついた」という言葉が印象的。
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書き出しの膨らみ方とまとめ方はいい。書き慣れているという観がある。 しかし著者がうつ病(というよりも広く精神疾患)をテーマに選んだ理由が判然としない。その方面に対する取材や認識の不足を著者の持論で補っている点が、作品にとってマイナスにしか働いていない。ややともすれば危険でさえある...
書き出しの膨らみ方とまとめ方はいい。書き慣れているという観がある。 しかし著者がうつ病(というよりも広く精神疾患)をテーマに選んだ理由が判然としない。その方面に対する取材や認識の不足を著者の持論で補っている点が、作品にとってマイナスにしか働いていない。ややともすれば危険でさえある。 日記から感じられる「境界例っぽさ、面倒くささ」には妙なリアリティがあるが、とにかく「うつ病」に関する全体的な著述があまりにテンプレート過ぎる。 発刊当時にそういう時代背景があったことは理解できるが、そこから脱却していない「一般論の作品」であって、そうなると小説としての意義が薄れる。読み継がれる作品ではない。 もっとあっさりとした短編にするか、ヒロインに余計な属性をつけなければ良かったのでは。 あと、評価外のことながら、タイトルがピンとこない。
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重い内容なのに知識が浅いのか、話が進むにつれて薄っぺらくなっていき、感情移入どころか「それはないだろう」という思いになった。
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