モンテロッソのピンクの壁 の商品レビュー
江國さん→大好きな作家さん 荒井さん→結婚式の両親への贈り物で荒井さんの絵本をプレゼントした ・・・ということで秒で購入。 この物語は、人生そのものだと捉えた。 ふと、人生の目的地が決まる。なぜだか分かる場合もあれば分からない場合もあって、でもどうしてもそこへ行かなければいけ...
江國さん→大好きな作家さん 荒井さん→結婚式の両親への贈り物で荒井さんの絵本をプレゼントした ・・・ということで秒で購入。 この物語は、人生そのものだと捉えた。 ふと、人生の目的地が決まる。なぜだか分かる場合もあれば分からない場合もあって、でもどうしてもそこへ行かなければいけない。 そうして遠回りもしながら旅をして、さいご辿り着く。 そしてそこで一生を終えていく。 それはとても幸せなこと。
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江國香織さんの作品のファンです。絵本になっても江國さんの斜め上の言葉のチョイスや話の展開がやはり好きだなぁと改めて感じました。どのページの絵もずーっと眺めていられるくらい素敵で見惚れてしまいました。
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ああ、いかなくちゃ。 モンテロッソへいかなくちゃ。 夢でみたピンクの壁のあるモンテロッソへ。 うす茶色の雌猫・ハスカップが金茶色の目をらんらんと輝かせてモンテロッソ目指して旅立つ物語。 海を渡り丘を越え森を抜けて。 様々な人達との出逢いと別れを繰り返し、ハスカップの旅は続いていく。 うちの通い猫2匹もハスカップのように、どうしてもモンテロッソのピンクの壁に行きたくなる日が、いつかやって来るのかな。 そして私もいつか。 ただ私はハスカップと違い、焼きねずみよりもジューシーなミートパイの方が好みだけれどね。 江國香織さんの優しい文章と荒井良二さんの色鮮やかなお洒落な絵がコラボした可愛らしい一冊。 2月22日・猫の日を祝して。 そして、40代ラストの年齢となった"私"の記録として。
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【※注意 一行で超絶ネタバレしておりますのでご注意ください。念のため多めに改行してます】 メトロポリタン美術館っていう、トラウマソングを思い出しました【ネタバレ終わり】。 夢の場所モンテロッソを目指すハスカップは、金茶の瞳を持つ、チャーミングな子猫。 ワクワク胸踊る世界中をめぐる冒険。 キラキラ目を楽しませる新しい風景。 訪れる土地土地で、人々と一瞬の時々を交歓しながら、ハスカップは遂にモンテロッソに辿り着くのでした。 でもってあのラスト\(^^)/ヒィ 童謡や絵本って意外と残酷だよねってことを久しぶりに思い出した作品でした。 でも、だからこそ記憶に長く残るし、「全部が大団円とは限らないらしい」って子供心に薄々感じられたんだろうな。
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いつも丸くなって寝ている、年とったご婦人にかわれているハスカップは、決して怠惰な猫ではありませんでした。 勇敢で正直な、潔い猫ちゃんです。 モンテロッソへいかなくちゃ! かわいらしい絵とはうらはらに、夢を手に入れることの厳しさがひしひしと伝わってきます。
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とてもかわいくて、でも最後はちょっと切なくてしんみりしてしまいました。「モンテロッソへいかなくちゃ!」という、ねこのハスカップの旅がキラキラしてて、やっぱりちょっと切なくて良かったです。荒井さんの絵も、江國さんのお話もお互いにぴったりで素敵なひとときでした。
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ファンシーな色使いの絵。江國さん独特の世界観で描かれた猫の世界は、何となく子供のころに生きていた私の世界と似ている気がする。現実的な頭で見て考えることは生きていく上で必要だけど、暫しの間忘れてみるのも良いかもしれません。ただ一つ、フォントが嫌い…かも。
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いつも夢に出てくるピンクの壁。 猫ハスカップは、その壁を求めていた。 愛する馴染み深い人とも別れ ハスカップは、ピンクの壁を見つけに モンテロッソに旅立った。 鮮やかで優しい絵とともに ハスカップの上品でおしゃまな性格に 思わず微笑んでしまう。 かわいい絵本。 ときどきズバッと射抜く言葉も、その通り! 「何かを手に入れるためには 何かをあきらめなきゃいけないってことくらい、 私はよく知っている」 モンテロッソのピンクの壁には 今日もかわいい猫の形があるに違いない。 ハスカップみたいに一心に何かを求めていける力は 本当に素晴らしい。
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ハスカップという猫が、夢に出てくるモンテロッソを目指して旅する物語。 物語の進行とともに、彼女の魅力が引き出されていきます。たとえば、「嘘をつくのが上手」なのだけど、その嘘がまた・・・! 最後の一文は、飼い猫を愛する人には、ちょっとドキッとさせられます。 お話にぴったりあった素...
ハスカップという猫が、夢に出てくるモンテロッソを目指して旅する物語。 物語の進行とともに、彼女の魅力が引き出されていきます。たとえば、「嘘をつくのが上手」なのだけど、その嘘がまた・・・! 最後の一文は、飼い猫を愛する人には、ちょっとドキッとさせられます。 お話にぴったりあった素敵なイラストは荒井良二さん。 巻末に、金原ひとみさんの特別寄稿あり。
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モンテロッソにいかなくちゃ!猫のハスカップは旅立つ。着いたところは・・。 私はとても好きです。でもそうでもないって人も結構いるかなという感じ。 文庫版絵本、大人向けですかね。 少し寂しい人にお勧め。とてもとても寂しい人には、ピタリとはまりすぎて少し怖い。
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