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ポオ小説全集(1) の商品レビュー

4.1

21件のお客様レビュー

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2023/04/02

「アッシャー家の崩壊」と「ウィリアム・ウィルソン」のみ読了。他の作品は、他のタイミングで読みたい。 『ドリアン・グレイの肖像』の解説や、SFのどっかの本で書かれていたW•Wと、ブラッドベリでも出てきたアッシャー家だけはなんとか目を通しました...WWは面白いけど精緻な工作物感が...

「アッシャー家の崩壊」と「ウィリアム・ウィルソン」のみ読了。他の作品は、他のタイミングで読みたい。 『ドリアン・グレイの肖像』の解説や、SFのどっかの本で書かれていたW•Wと、ブラッドベリでも出てきたアッシャー家だけはなんとか目を通しました...WWは面白いけど精緻な工作物感があってノレなかったのですが、アッシャー家の方は、おどろおどろしさの中に見える美しさが好きで、ポーの作品に対する興味を失わずに済みそう笑

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2023/02/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ベレニス」 収録作品の中では特にお気に入り。 今のベレニスの中に唯一残っていた「昔のベレニス」であるといえる要素がたまたま彼女の歯であったために、主人公はそれに異常なほどの執着を見せた、という見方もあるのではないかと思った。 また時間を開けて再読予定。

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2021/06/10

有名どころの話が多かったし面白かった。 特に好きなのは、『ベレニス』『モレラ』『約束ごと』『ボンボン』『メッツェンガーシュタイン』『アッシャー家の崩壊』『ウィリアム・ウィルソン』あたりかな。

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2020/12/19

有名な『アッシャー家の崩壊』を読んでみようと手に取った一冊。美とグロテスクが紙一重のような雰囲気はあまり得意ではないのですが、それでも引き込まれてしまうあたり、アメリカ最大の文豪というのは怖いですね。目的の短篇以外では、『メルツェルの将棋差し』、『使い切った男』あたりが興味深かっ...

有名な『アッシャー家の崩壊』を読んでみようと手に取った一冊。美とグロテスクが紙一重のような雰囲気はあまり得意ではないのですが、それでも引き込まれてしまうあたり、アメリカ最大の文豪というのは怖いですね。目的の短篇以外では、『メルツェルの将棋差し』、『使い切った男』あたりが興味深かったです。(知りたくてたまらないことを誰かに聞こうとするたび、いいところで邪魔が入る展開はちょっと笑えました)

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2019/07/29

ポオにとって、なんらかの「死」はピリオドなのかもしれない。 「死」というピリオドによって、個人が定義され、個人に帰る。 正真正銘の個人主義。

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2017/07/29

やっと読み終わりました。 文字が小さくて読みにくいけど面白かったです。 お気に入りは「息の喪失」「ボンボン」「アッシャー家の崩壊」かな。 どの話も完璧でオチが突然なのが、読み手の好奇心をくすぐります。 引き続きIIを読みます。

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2015/08/22

『影』 僅か4ページの物語だが、十分雰囲気を伝え、不気味なラスト。 流石は、ポオ‼︎ 「息の喪失」 巻き込まれ型の典型が、既に形成されている。 「名士の群れ」 寓話のよう。鼻は、文学者にとって特別な思い入れがあるのだろうか。

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2013/05/28

宇多田ヒカルが中学生の時に恋した作家・詩人であるということを知って詩集まで全部読んだ。文中に出てくる詩の和訳が岩波のポー詩集よりだんぜんこっちのが雰囲気出ててよい。

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2012/09/07

怪奇・幻想・SF・ユーモア、といろんなテイストの短編集が集められた第一巻。意外と「アッシャー家の崩壊」も「ウィリアム・ウィルソン」も初読でした。 やはり「アッシャー家の崩壊」は凄いなあ。タイトルでラストがどうなるかは分かっているのに、それでもあのシーンのインパクトは凄絶でした。 ...

怪奇・幻想・SF・ユーモア、といろんなテイストの短編集が集められた第一巻。意外と「アッシャー家の崩壊」も「ウィリアム・ウィルソン」も初読でした。 やはり「アッシャー家の崩壊」は凄いなあ。タイトルでラストがどうなるかは分かっているのに、それでもあのシーンのインパクトは凄絶でした。 「モレラ」も好きだなあ。王道的な怪奇幻想小説。

Posted byブクログ

2015/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『壜のなかの手記』 壜の中に残された手記。嵐の夜に漂流した船。船員たちが見つけた難破船。難破船の乾板に浮かぶ光る人影。 『ベニレス』 病気にかかった従姉妹であるベニレスと結婚した男。彼女の死後に彼女の歯を奪うが・・・・。 『モレラ』 同じ学問に興味を持つモレラと結婚した男。モレラの知識に恐れを抱く男。モレラの死。モレラが転生した娘の死。 『ハンス・プファルの無類の冒険』 3人の債権者を爆殺し気球にのって消えたハンシ・プファル氏。5年後町の上空にあらわれ気球から落とされた彼の手記。月で出会った小人たち。 『約束ごと』 メントーニ公爵の息子を助けた「見知らぬ男」。彼をのせたゴンドラの舵を取る男。「見知らぬ男」の死と公爵夫人の末路。 『ボンボン』 哲学者にして料理店経営者のボンボン氏。哲学者としては個性的で評価も高いボンボン氏。彼の前にあらわれた悪魔。ボンボン氏と契約を結ぼうとする悪魔との哲学論争。 『影』 プトレマイオスという小さな町でゾライオスという男の死体と共に一夜を過ごす7人の男たちにせまる影。 『ペスト王』 エドワード三世の治世。港町に上陸したレッグスとターポリンの二人の船乗り。酒場での食い逃げ葬儀屋の地下室に逃げ込んだはずが見知らぬ男女が。「ペスト王」と名乗る男とそれぞれ病気の名前を持つ男女。 『息の喪失』 妻を罵ろうとしたとき息を失ってしまった男。乗り合い馬車に乗るが息をしていないことから死体として捨てられる。病院での解剖、処刑上での絞首刑、埋葬された墓地での復活 『名士の群れ』 鼻理学を納める男。見事な花に1000ポンドの値段をつけられ町の名士から人気者になるが・・。 『オムレット公爵』 女王から贈られた小鳥を料理されたショックで死んだオムレット公爵。死後の悪魔とのカード勝負。 『四獣一体』 過去のシリアの都アンティオキアにやってきた主人公たちがみた光景。 『エルサレムの物語』 エルサレムの供物徴収係の3人の男たち。ローマの政治家ポンペイウスから配られる供物の肉の秘密。 『メッツェルの将棋指し』 不思議なからくり人形メッツェルの将棋指しの構造についての研究。 『メッツェンガーシュタイン』 メッツェンガーシュタイン家とベルリフッツリング家の対立。メッツェンガーシュタイン家の若き党首フレデリックがみたタペストリーの馬の動き。ベルリフッツリング家の馬小屋が火事にあった日に捕まったタペストリーの馬にそっくりな謎の馬。 『リジイア』 美しい妻リジーア。死の前に「死を克服する」と言い残す。再婚した妻ロウィーナ。彼女の死の瞬間に垣間見たリジーアの姿。 『鐘楼の悪魔』 時間に正確な生活を送るオランダの村ナンジカシラ。すべての時計の源になる村の中心の鐘楼に突然住み着いた悪魔。気ままに鐘を打ち鳴らし村人の生活を乱す。 『使いきった男』 戦争の英雄ジョンA・B・C・スミス将軍。誰に聞いてもいい評判しか聞こえてこない彼の体に隠された秘密。 『アッシャー家の崩壊』 沼地に立つアッシャー家。友人であるロデリック・アッシャーを訪ねた男。ロデリックの変貌に驚く男。ロデリックの妹マデリン姫の病。死んだマデリン姫。生きかえったマデリン姫と沼地に沈むアッシャー家。 『ウィリアム・ウィルソン』 自分とそっくりな同姓同名の男ウィリアム・ウィルソンに悩まされる男。学校時代の対立から社会人になってからも彼の影に付きまとわれついにウィリアム・ウィルソンを殺害してしまう。 『実業家』 幼いころに乳母に頭を叩きつけられ額に瘤を作った男。自分の才能を信じ次々と事業を起こしていく。 『』

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