ポオ小説全集(1) の商品レビュー
ポオ氏の全集第1巻。 冒険あり、ミステリーあり、ホラーあり、さすがだなと大変感心しました。 描写の仕方が説明調が長ったらしいようにも思えたが、 (訳のせいかもしれないけれど) それがポオさんのスタイルなのかなと考えると、 読んでいくうちにさほど気にならなくなった。 「ハンス...
ポオ氏の全集第1巻。 冒険あり、ミステリーあり、ホラーあり、さすがだなと大変感心しました。 描写の仕方が説明調が長ったらしいようにも思えたが、 (訳のせいかもしれないけれど) それがポオさんのスタイルなのかなと考えると、 読んでいくうちにさほど気にならなくなった。 「ハンス・プファアルの無頼の冒険」「使いきった男」が特におもしろかった。
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ちょっと好き嫌いが明確に 分かれてしまう本でしょう。 なぜならば文章が推理小説のそれとは がらりと変わってしまうからです。 それでも面白い作品は きちんとあったりします。 中には恐怖小説も。 「ウィリアム・ウィルソン」なんかは 結構怖いかと思いますよ。 と、言うかこういう人、...
ちょっと好き嫌いが明確に 分かれてしまう本でしょう。 なぜならば文章が推理小説のそれとは がらりと変わってしまうからです。 それでも面白い作品は きちんとあったりします。 中には恐怖小説も。 「ウィリアム・ウィルソン」なんかは 結構怖いかと思いますよ。 と、言うかこういう人、身近にいませんか? なので余計怖いんですよね。 有名なカラクリをとく作品も ありますし、悪くはないのですが… 癖が強いです。
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ポオの全小説作品を四分冊で――その1。 意外にもクスッと笑える小咄が多いことに驚き。 でも「アッシャー家の崩壊」に先立つゴシック小説、 「ベレニス」「モレラ」が不気味でナイス。
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この本に収められている『ベレニス』を読んで、 久しぶりに本を読んで悪寒走った。 江戸川乱歩の『芋虫』の、ねっとり、じっとりした気持ち悪さと違い、 ぞくっとする気持ち悪さを持った作品だと感じた。 他の作品にも独特の雰囲気を感じた。 ただ終わり方がよく似ている、というか ある程度...
この本に収められている『ベレニス』を読んで、 久しぶりに本を読んで悪寒走った。 江戸川乱歩の『芋虫』の、ねっとり、じっとりした気持ち悪さと違い、 ぞくっとする気持ち悪さを持った作品だと感じた。 他の作品にも独特の雰囲気を感じた。 ただ終わり方がよく似ている、というか ある程度読めてしまったのが少し残念だった。
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短編小説とはいうものの随分と読み終えるのに時間がかかった。全体として受けた印象は、やはり悪趣味だなぁと言うところだろうか。「ハンス・プファアルの無類の冒険」「メルツェルの将棋差し」といった科学的というか、何かを解き明かすような感じの作品は、あまり悪趣味でなく非常に読みやすかった...
短編小説とはいうものの随分と読み終えるのに時間がかかった。全体として受けた印象は、やはり悪趣味だなぁと言うところだろうか。「ハンス・プファアルの無類の冒険」「メルツェルの将棋差し」といった科学的というか、何かを解き明かすような感じの作品は、あまり悪趣味でなく非常に読みやすかった。この小説集の中にはいろいろな作品があったけれど、なんだか終わり方がパターン化しているようにも感じた。これが、解説にある「完璧すぎる点」という物から来るものなのだろうか。江戸川乱歩は、このポオにちなんでそのペンネームを付けているのだろうが、作風として似ている点は悪趣味な所ぐらいじゃないのかな、とも感じた。
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うーん、あたしにはまだ難しすぎたかなぁ。 でも『アッシャー家の崩壊』は面白かった。 恐怖のストレスが胃に来ました。 もっと他の小説を沢山読んで勉強してから いつかまた読みたいと思う。
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黒猫・黄金虫に乗っていなかった小説を読みたくて買い足した本。 よくあること。 だがうっかり ポオ小説全集には続きがあった。 たしかに『1』と表記してあるではないか。 今度続きを買っておこう。 と思ったが創元推理文庫はなかなかゴシック風小説で面白そうな本が出ているようなのでそち...
黒猫・黄金虫に乗っていなかった小説を読みたくて買い足した本。 よくあること。 だがうっかり ポオ小説全集には続きがあった。 たしかに『1』と表記してあるではないか。 今度続きを買っておこう。 と思ったが創元推理文庫はなかなかゴシック風小説で面白そうな本が出ているようなのでそちらも読んでみたい
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1990.9.14 35刷 630 アメリカ最大の文豪であり、怪奇と幻想、狂気と理性の中に美を追求したポオは、後世の文学に多大の影響を及ぼした。巧緻精妙極まる<鴉>の詩人としては、ポードレールに始まるフランスの象徴詩派に決定的な影響を与え、比類のない短編小説の名手としては推理小説...
1990.9.14 35刷 630 アメリカ最大の文豪であり、怪奇と幻想、狂気と理性の中に美を追求したポオは、後世の文学に多大の影響を及ぼした。巧緻精妙極まる<鴉>の詩人としては、ポードレールに始まるフランスの象徴詩派に決定的な影響を与え、比類のない短編小説の名手としては推理小説を創造し、さらにまた透徹せる審美家、批評家として、評論に文芸批評にすぐれた足跡を残し、その全貌は文字どおり天才としか呼び得ないほど広くかつ卓越したものである。天才と狂気が背中合せに棲むポオの小説世界を全四巻に完全収録した待望の全集!
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★は後で4つにするかも・・・。 とりあえず、 その文章の完璧さに溜息。 これまで読んできたものは一体何だったのかと 問いたくなるくらい完成度が高い。 翻訳ですらそう思ってしまうのだから オリジナルは何をか況や(それを実感できないのが残念)。 怪奇小説のイメージの強いポーだが、...
★は後で4つにするかも・・・。 とりあえず、 その文章の完璧さに溜息。 これまで読んできたものは一体何だったのかと 問いたくなるくらい完成度が高い。 翻訳ですらそう思ってしまうのだから オリジナルは何をか況や(それを実感できないのが残念)。 怪奇小説のイメージの強いポーだが、 全集を読んでいると 喜劇的要素が強い作品が多いのが分かる。 本当に短いものもあるので この全集1だけで収録作品は22にのぼる (数え間違っていなければ)。 中でも 『アッシャー家の崩壊』と『ウィリアム・ウィルソン』が やはり秀逸。 先に4つにするかも、 と書いたのは、 全てが全て絶賛というわけではないから、 なんだけど、 やっぱり素晴らしい。
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ホラーな短篇がいっぱいです。 壜のなかの手記 ベレニス モレラ ハンス・ブファファルの無類の冒険 約束ごと ボンボン 影 ペスト王 息の喪失 名士の群れ オムレット公爵 四獣一体 エルサレムの物語 メルツェルの将棋指し メッツェンガーシュタイン リジイア 鐘楼の悪魔 使い切った男...
ホラーな短篇がいっぱいです。 壜のなかの手記 ベレニス モレラ ハンス・ブファファルの無類の冒険 約束ごと ボンボン 影 ペスト王 息の喪失 名士の群れ オムレット公爵 四獣一体 エルサレムの物語 メルツェルの将棋指し メッツェンガーシュタイン リジイア 鐘楼の悪魔 使い切った男 アッシャー家の崩壊 ウィリアム・ウィルソン 実業家
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