星々の悲しみ の商品レビュー

宮本輝(著者)

人生必読の書だと思い…

[文庫ＯＦＦ]

人生必読の書だと思います。涙が止まりませんでした。１０代、特に受験生に読んでもらいたいです。

数本の短編からなる本…

[文庫ＯＦＦ]

数本の短編からなる本であるが、作者が実際に人生で体験したことが色濃く反映されている。結核の話が数回出てくるため『もう結核はいいよ…』と思ってしまう面もあるのだが、作品ごとに深く考えさせられるものがある。

表題作「星々の悲しみ…

[文庫ＯＦＦ]

表題作「星々の悲しみ」は若くして亡くなった画家の絵を見て、さまざまな感想を描く青年達の姿を描く。誰の解釈が正しい解釈なのか？　正しい解釈などあるのか？　星々の悲しみという絵を見たくなる。青年の感じる生と死を描いた傑作短編集。

夜空の星を眺め「さび…

[文庫ＯＦＦ]

夜空の星を眺め「さびしいもんやなァ」とつぶやく浪人生。学生最後の夏にスイカ売りのアルバイトをした青年が垣間見る大人の世界。交通整理の小旗から父親の死を受け入れていく青年。随所にちりばめられた生死観から、誰もが通過するあの頃を思い出させてくれる短編集。

生きることに対するそ…

[文庫ＯＦＦ]

生きることに対するそこはかとない不安と、思いもよらずみじかにある死を描いた短編集。「生きること」とは何なのか、明確な回答が示されないところに余韻があって良いです。

2022/04/03

この短編集は、うまく表現出来ないが、とても深いものがあるように感じます。
「星々の悲しみ」なんか良かった。
「小旗」この青年に会ってみたい。
「不良馬場」この結末はどう捉えればいいのか。

2019/07/30

10代の頃に読んで以来の再読。
表題作である「星々の悲しみ」が一番好き。
予備校生の主人公と友人。
この若い時代特有の人間の内面を、見事に表現している。
ほとんどの作品が、青春と死を描いている。
全体にグレーな色合いの作品で、どれも昭和の古い時代を感じさせる描写が、かえって新鮮。

2017/07/29

初期作品の短編集。表題作『星々の悲しみ』が飛び抜けて好き。高校、大学、今回、とこれで読むのは３度目。読むたびにわかることが増えていく小説は、きっと名作なんだろうなとおもう。次に読みたくなるのはいつかな。

2016/05/25

何か大事な事をしなければいけない時に限って他の事をやりたくなってしまう。主人公の行動原理に共感してしまう。

主人公達の周りに付きまとう死の影
主人公達が死ぬ訳ではないが、友人や父親、病気が縁で巡り会った同室の患者達・・・
深く無い縁の人達の死は自分に何をもたらすのか考えるキッカケをくれました。
だからと言って何がどうなる訳では無いのですが・・・

駄目人間な主人公：星々の悲しみ、西瓜トラック、小旗

結核：北病棟、不良馬場

死：星々の悲しみ、北病棟、小旗、不良馬場

再会？：西瓜トラック、火

2015/03/31

表題作ばかり何度も読んでる。
バカなので、星とかきらきらしているものとかそういうのがとにかく好きなので、タイトルだけでもぐぐっとくる。