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文車日記 私の古典散歩 の商品レビュー

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23件のお客様レビュー

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現在に伝えられる古典…

現在に伝えられる古典の世界の中から著者が選んだ人物に対しての鑑賞文が添えられています。読みやすいです。

文庫OFF

2023/05/03

田辺聖子さんの古典愛を感じる作品。美しい古典の魅力を本当に魅力的な文章で紹介している。 「わが愛の磐之媛」、「大君のみ楯」など面白い。

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2020/04/05

日本の古典文学の面白さを理解しやすかった! 小さなお話がたくさんあるので読みやすいし、田辺さんの解釈も共感できて、入り込みやすかった! もっと古典の歌系の話を読んでみたいなあと思った♡ 加増先生ありがとう

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2019/09/11

田辺聖子さんも逝つてしまひましたねえ......もう三か月以上も経つてしまひましたが。 わたくしが読書の愉しみを知つた頃に活躍してゐた作家さん達が、一人またひとりと天に召されてゆきます。諸行無常であることだなあ。 田辺さんと言へば恋愛小説のイメエヂがありますが、わたくしは余りそ...

田辺聖子さんも逝つてしまひましたねえ......もう三か月以上も経つてしまひましたが。 わたくしが読書の愉しみを知つた頃に活躍してゐた作家さん達が、一人またひとりと天に召されてゆきます。諸行無常であることだなあ。 田辺さんと言へば恋愛小説のイメエヂがありますが、わたくしは余りその手は読みませんので、ここでは古典エッセイ『文車日記』を登場させるものです。 「私の古典散歩」といふ副題の通り、夥しい日本古典作品の中から、田辺さんのお気に入りのエピソオドが満載であります。極私的エッセイですが、押しつけがましさなどは全くなく、読みながら心地良さを感じることができます。田辺さん自身が心から愉しんでゐるからでせう。わたくしも久しぶりに古典作品を音読してみたくなつた次第であります。 古典作品から満遍なく選んで作者・作品の解説をしてくれますが、あへて時系列順に並べず、ランダムに自由に語ります。いかにもふらふらと逍遥してゐるかのやうです。 登場人物一人にしても、学説上明らかになつてゐない事柄まで奔放に想像し、小説家らしく物語を膨らませてゆくのであります。そして言葉のチョイスが一々素晴らしい。作家だから当り前といふかも知れませんが、田辺さんの文章自体が読者を陶酔させるのです。 かういふ素敵な文章を書ける作家がまた一人去つてしまつた。合掌。 http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-807.html

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2019/09/04

もう四半世紀ほども昔の受験生時代、古典を頭に入れるのに効果的と予備校の教師に勧められて以来、田辺聖子さんの古典ものを愛読してきた。今回何度目かの再読中、田辺さんの訃報。少なからずショックを受け、途中で本を閉じてしまった。 本書は、田辺さんが大好きな古典作品について綴ったエッセイ集...

もう四半世紀ほども昔の受験生時代、古典を頭に入れるのに効果的と予備校の教師に勧められて以来、田辺聖子さんの古典ものを愛読してきた。今回何度目かの再読中、田辺さんの訃報。少なからずショックを受け、途中で本を閉じてしまった。 本書は、田辺さんが大好きな古典作品について綴ったエッセイ集。やさしく、たおやかな文体から、本当に彼女が古典とその登場人物たちを愛してやまないことが伝わってくる。彼女の視点で語られると、それまで教科書で読んだだけで、敷居の高かった古典の世界が、生き生きと鮮やかに蘇ってくるから不思議だ。登場人物の息吹まで感じられるようで、本を閉じてからも現実の世界に中々戻ってこられなくなってしまうのが難点。何度でも読み返したい名作です。

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2017/04/19

古典の知識が教科書レベル、しかも遥か記憶の彼方にある程度なので、古典の引用を読んで想像するのはだいぶ一苦労しましたが、田辺さんの解釈が古典の作者や登場人物に対する愛情に溢れ出ていて、面白かったです。田辺さん自身のことをもっと知りたいと思いました。 私自身は松尾芭蕉が好きだったこと...

古典の知識が教科書レベル、しかも遥か記憶の彼方にある程度なので、古典の引用を読んで想像するのはだいぶ一苦労しましたが、田辺さんの解釈が古典の作者や登場人物に対する愛情に溢れ出ていて、面白かったです。田辺さん自身のことをもっと知りたいと思いました。 私自身は松尾芭蕉が好きだったことを思い出しました。「奥の細道」、いつか読んで見たいなぁ。

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2014/10/07

あまりにも古典の素地がないので、入門書にしてもハードルが、高すぎました。 でもいくつも読んでみたいと思わせてくれる作品が出てきて、これからの人生の励みになりました。

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2014/05/06

作家の田辺聖子が、日本の古典の奥深い世界へと読者をいざなう67編のエッセイを収めています。ただし、1編は『文語訳聖書』が取り上げられています。 著者の親しみやすい文章で古典のおもしろさが紹介されていて、とっつきにくい古典に親しみを抱かせるような内容になっています。 とくに『堤...

作家の田辺聖子が、日本の古典の奥深い世界へと読者をいざなう67編のエッセイを収めています。ただし、1編は『文語訳聖書』が取り上げられています。 著者の親しみやすい文章で古典のおもしろさが紹介されていて、とっつきにくい古典に親しみを抱かせるような内容になっています。 とくに『堤中納言物語』の「虫愛づる姫君」を扱った章が興味深く感じました。

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2013/05/02

古典はすこしでも知識があるととっつきやすいと思い 選んだ一冊。 田辺聖子の案内はわかりやすい。難しいことをわかりやすく教えてくれる。

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2012/07/05

昔、古典が好きだったことを思い出した。 漢文の話はどうも面白く読めないのだけど、 平安時代の古典はどうも興味がある。 こういう時、自分の女性性を思い出す。

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