ユタとふしぎな仲間たち の商品レビュー
劇団四季のミュージカ…
劇団四季のミュージカルを観て原作を読んでみました。座敷童子に会ったみたいです。浅田さんってあの世とか死とかについての面白い話が多いですね。
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故郷でめぐり合った不…
故郷でめぐり合った不思議な座敷わら氏たちとの出会いを描くほのぼのとするメルヘン。
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座敷わらしとの物語で…
座敷わらしとの物語ですが、深く読もうとすると悲しくなる本でもあるなと思います。
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座敷わらしたちとの不思議で愉快な一年間が、都会育ちのもやしっ子だった勇太を逞しく成長させていく。児童文学には珍しくない設定ですが、「間引き」が行われていた東北地方の哀しく厳しい歴史、それを勇太自身が調べて、知識を身につけ彼らに寄り添う姿が印象に残りました。
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小学生のころ、公文の教材で学習して すごく面白かったことが忘れられず、 しかし当時は田舎に住んでいたからか 本屋や図書館でもこの本が見つからず 読むのを諦めていた作品。 大人になってからも楽しめるかな? 自分の目を輝かせていたのは どんな作品だったのだろう?と 思い起こし読んだ。 大人になってからも楽しめるかな?と思ったことは 杞憂で、物語の面白さに引き込まれて あっという間に読み切ってしまった! アポロやオリンピック、テレビの普及や ビートルズなど当時の時事が分かるのも 面白い。 座敷わらしの能力によって、 部屋の柱がどかっと開いてエレベーターになったり 空を飛んだり。ファンタジーかと思いきや、 座敷わらしとの出会いで自分磨きに励むユタの 一生懸命さがすばらしい。 出会いから、自分を変えようと試みて 挑戦し続ける不屈の思いが心を打つ。 また、おとぎ話というわけではなく、 日本の負の歴史である間引きを伝えているところも、読み手に命の大切さを考えるきっかけになると思う。 間引きの歴史があっても人間を思いやって 共生をしたい座敷わらしたちや ユタと上級生の対決で罰をなくそうとする先生、 その罰を陰でやろうとしない生徒たち。 また、LGBTの座敷わらしもユタ含む仲間たちが 自然と受け入れている姿もいい。 登場人物みんなが陰湿さがなく、 読了後もさわやかさが残る作品。 登場する座敷わらしが多いから、 挿絵があるともっと分かりやすかった!
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児童文学というだけあって、とても読みやすい。嫌な気持ちになることもないし、めちゃくちゃ平和。現実に起こり得ないことなのかもしれないけど、実はこの世界のどこかでこんなことが起こってるんじゃないか、と楽しくなる。
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劇団四季の映像から入ったので、登場人物や風景は映像として浮かびやすかった。 児童文学ということですいすい読み進めることができたが、ふとした描写の表現などは大人が読んでもいいなぁと思うものもたくさんある。 座敷童子との別れが突然かつ案外あっさりしたところも、児童文学らしい感じがする。だからといって幼稚だとかそういうわけではない。 なんだか自分も座敷童子に会ってみたくなる。
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のんびりした話と思いきや、いちいちディティールが妙な設定というか、座敷わらしの生い立ちやら生き方やら、なんだか一筋縄ではいかないわけですよ。これが子ども向けと思いきや、大人の方がじんわりくるんじゃないか。 しかし座敷わらしのおかげで一気にスターダムに成り上がるわ努力も欠かさないわ...
のんびりした話と思いきや、いちいちディティールが妙な設定というか、座敷わらしの生い立ちやら生き方やら、なんだか一筋縄ではいかないわけですよ。これが子ども向けと思いきや、大人の方がじんわりくるんじゃないか。 しかし座敷わらしのおかげで一気にスターダムに成り上がるわ努力も欠かさないわで、やっぱそこらへんはチビッコ向けよのう。ちょっと甘いんちゃうかと穿った見方をするまでが大人よ。
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繰り返し見た、四季のビデオ(昔々、教育テレビで放映されたもの)を懐かしく思い出しながら、歌を頭の中で歌いながら、読了。
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劇団四季ミュージカルの感想はこちら。 https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/B00005FR17 小学校の音楽で歌ったり、学芸会で演じられたりしています。 本来は座敷童子は男だけなのですが、学芸会だと配役の関係もあり女の子として...
劇団四季ミュージカルの感想はこちら。 https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/B00005FR17 小学校の音楽で歌ったり、学芸会で演じられたりしています。 本来は座敷童子は男だけなのですが、学芸会だと配役の関係もあり女の子として演じられたりしています。原作で男だけというのは「女の子だったら売れるから間引きしない。間引きするのは育ててもしょうがない次男以下の男の子」なので、女の子が入ると事情が変わりますね。 === 小学校6年生の勇太は、父親の死により母親の生まれ故郷の湯ノ花村に転校してきた。 東京生まれ東京育ちの勇太(ユタ)には、田舎の村は退屈で仕方がない。学校の友達とも馴染めないし、元気な友達や先生からはもやしっ子扱いされている。 そんなユタをみて温泉宿の銀林荘で働くおじいさんが「それなら座敷童子と友だちになってみないかい」と声をかける。なんでも満月の夜に座敷の大黒柱からひょっこり座敷童子が現れるといわれているらしい。ユタは退屈しのぎと、何かを変えたいと思って銀林荘の離れに泊まる。 夜中。 本当にひょっこりと座敷童子が現れた! ユタは座敷童子たちと交流していくうちに、元気に逞しく育ち、徐々に村の子供達からも馴染んでゆくのだった。 === 冒頭ではもやしっこユタだが、何かを変えたいという思いがあり、そのために座敷童子たちと仲良くなった。座敷童子たちから聞いた話をもとに、自分で飢饉や餓死の歴史を調べることもする。 この姿勢があるから、徐々に村の子供達からも認められるようになったり、最後には座敷童子たちとも手を降って分かれることができる。 永遠の赤子の座敷童子たちは、おしめをしながら煙草をくゆらせ、人間の女の子に恋もするという親しみやすい姿をしている。 しかし座敷童子になった理由は子沢山の間引きであったり、飢饉の餓死であったりする。 座敷童子たちの合言葉「ワダ ワダ アゲロジャ ガガイ」は、遊び疲れて帰りが遅くなった子供の「我だ我だ 開けてくれ 母ちゃん」という意味で、座敷童子たちが言ってみたかった言葉だ。
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