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ユタとふしぎな仲間たち の商品レビュー

3.9

43件のお客様レビュー

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2012/01/04

「人間、なんでも、気の持ちようだぜ。」と座敷わらしたちが読む者に語りかける。どんな者の中にも,自分が思っている以上の可能性と勇気があるのだと思う。それを私たち自身が引き出そうとせず、諦めモードで過ごしてはいないだろうか? そのようにも問いかけてくる。 「あなたの中に、可能性が眠っ...

「人間、なんでも、気の持ちようだぜ。」と座敷わらしたちが読む者に語りかける。どんな者の中にも,自分が思っている以上の可能性と勇気があるのだと思う。それを私たち自身が引き出そうとせず、諦めモードで過ごしてはいないだろうか? そのようにも問いかけてくる。 「あなたの中に、可能性が眠っているよ。」って、背中を後押ししてくれる仲間が側にいるのだ。目に見えずともいるのだ…。 一歩踏み出す力をくれる一冊です。

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2011/08/28

三浦哲郎の小説を読みました。主人公は小学校の6年生のユタこと勇太です。 東北地方でも北にある山間の村に転校してきたばかりでまだその土地になじめません。そのため、友だちもできず退屈で寂しい思いをしています。 村の温泉宿、銀林荘で風呂焚き用の薪割りをしている寅吉じいさんに悩みを打ち明...

三浦哲郎の小説を読みました。主人公は小学校の6年生のユタこと勇太です。 東北地方でも北にある山間の村に転校してきたばかりでまだその土地になじめません。そのため、友だちもできず退屈で寂しい思いをしています。 村の温泉宿、銀林荘で風呂焚き用の薪割りをしている寅吉じいさんに悩みを打ち明けると、寅吉じいさんは思いがけないことをユタに告げます」。 座敷わらしに仲間になってもらえというのです。座敷わらしを知らないユタでしたが妖怪だと説明されると、いると信じて会いたくなったのでした。お母さんに意気地なしだと思われているので、それを利用して胆だめしだといって満月の夜にひとりで銀林荘のはなれに行ってみると・・・ ユタと9人の座敷わらしたちとの短い間ながらの心温まる交流の物語です。 座敷わらしたちの生い立ちに隠された歴史的な悲話もあるのですが、座敷わらしたちはみんな何となくユーモラスで愛すべきキャラクターとして書かれているので実際に会いたくなりました。 40年くらい前に上梓された作品ですが、今も上演されたりしているようなので児童文学には古いとか新しいとかの概念はあんまりないのかもしれません

Posted byブクログ

2011/03/09

割と有名な作品だったと思いますが・・・なんというか、普通でして、拍子抜けしてしまいました。 日本に、世界に通用するような児童文学作品はないのでしょうか。 おすすめの作品がありましたら是非教えてください。

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2011/01/02

劇団四季の舞台を見たのは小学生の頃だった。奇しくも本屋で手に取ったのは三浦哲郎氏の追悼記念フェアで、『ユタと不思議な仲間たち』の文字を見て、この作品は彼のだったのかと初めて知った。あの舞台を見て演劇をやりたいと思い、声楽を深めていきたいと思った私にとっては心に残る作品の一つである...

劇団四季の舞台を見たのは小学生の頃だった。奇しくも本屋で手に取ったのは三浦哲郎氏の追悼記念フェアで、『ユタと不思議な仲間たち』の文字を見て、この作品は彼のだったのかと初めて知った。あの舞台を見て演劇をやりたいと思い、声楽を深めていきたいと思った私にとっては心に残る作品の一つである。 児童小説によくある不思議なものとの出会い、私は今でもこの類の児童小説が好きだ。しかし、一つ苦手なものがある。どの小説にも必ず別れがあるのだ。あれがどうも好きになれない。しかしながら、この『ユタと不思議な仲間たち』の別れはあっさりと後味が良いものになっている。物語りも小気味良く淡々と進んでいくのがとても印象が良い。 私もいつかは出会うと思っていた、まだ出会ってはいないが、いつかきっと出会うことを信じている。きっと出会えるはずであることを、この物語がまた思い出させてくれた。

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2010/04/16

★☆☆  初めて読んだのは小学生のときだったかな。 だから、何だか懐かしい気持ちになる。 都会から来たユタが、座敷わらし達との触れ合いの中で、体も気持ちも強くなっていく。 座敷わらし達が、ただの〝子どものお化け〟ではなくて その背景の歴史もからめて描かれているのが印象...

★☆☆  初めて読んだのは小学生のときだったかな。 だから、何だか懐かしい気持ちになる。 都会から来たユタが、座敷わらし達との触れ合いの中で、体も気持ちも強くなっていく。 座敷わらし達が、ただの〝子どものお化け〟ではなくて その背景の歴史もからめて描かれているのが印象的。 昔はただユタと座敷わらしが友達になって成長できるのがいいなぁって思っていたけれど、 改めて読むと、座敷わらし達の存在意義を考えさせられた。   (2007.10メモ→2010.04ブクログ)

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2010/02/10

飢饉の話が一番印象に残りました。今でこそ、お金で食べ物がどんどん輸入されていますが、冷静に世界のニュースを見渡してみると、いつまたこの日本を飢饉のようなものが襲っても不思議でない時代になったような気がします。 カロリーベースで40%そこそこの食料自給率に加え、諸外国の資源の取り合...

飢饉の話が一番印象に残りました。今でこそ、お金で食べ物がどんどん輸入されていますが、冷静に世界のニュースを見渡してみると、いつまたこの日本を飢饉のようなものが襲っても不思議でない時代になったような気がします。 カロリーベースで40%そこそこの食料自給率に加え、諸外国の資源の取り合いは骨肉の争いであり、手近なところでは、中国のガス田開発など、 今までのアメリカの軍事力を背景にした日本の繁栄は、もはや通じないものになりつつあるようです。 20年ほど前は、テレビのニュースを見ても、「日本人か?」と問われるシーンを見ることが多かったのに、最近は「中国人か? それとも韓国人か?」と聞いてくるニュース番組が殆どです。国内の揚げ足取りに終始して疲弊している間に、世界から置いてけぼりを喰らうのではないでしょうか。

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2009/12/27

2009.11.17. 座敷童は、実は昔、飢饉の時代なんかに間引かれてしまった幼子だったという設定が良いです。幼子だったけど、ずーっと座敷童しているからおじさんみたいなのね、タバコ吸ったりして。でも、おむつしてるの。物語全体に、なんだか味があるんだなあ。 2009.10. 劇団...

2009.11.17. 座敷童は、実は昔、飢饉の時代なんかに間引かれてしまった幼子だったという設定が良いです。幼子だったけど、ずーっと座敷童しているからおじさんみたいなのね、タバコ吸ったりして。でも、おむつしてるの。物語全体に、なんだか味があるんだなあ。 2009.10. 劇団四季の「ユタ」に原作があったとは。しかも作者が三浦さん。読まねば。

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2009/10/09

劇団四季で上演されていた劇の原作です。 小学校の学芸会で上演したこともあり、 ストーリーは大体知っていましたが、 台本や劇とは違った雰囲気がありました。 劇から原作の本を読んでみたのは2冊目でしたが、 原作独特の良さを楽しめるので これからもそういった本を見つけていきたいと思いま...

劇団四季で上演されていた劇の原作です。 小学校の学芸会で上演したこともあり、 ストーリーは大体知っていましたが、 台本や劇とは違った雰囲気がありました。 劇から原作の本を読んでみたのは2冊目でしたが、 原作独特の良さを楽しめるので これからもそういった本を見つけていきたいと思いました。 また、劇で演出が新たに施されている部分などを発見したりと、 色々な楽しみ方をしていきたいです。

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2009/10/04

2008/10/22購入。表紙からは予想できないくらいファンタジー。少年の成長ものがたり。読書感想文なんかによさそうなお話・・・

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2009/10/04

中学受験のころ、とある学校の試験問題にのっていたのが読むきっかけだったような・・・。塾の先生に借りて全部読んでみて当時すごくはまった。都会から田舎にひっこしてきたいじめられっ子の少年とその土地に住む座敷わらし達との友情ストーリー。ほのぼのする所もあり、ほろりとする所もあり。もう一...

中学受験のころ、とある学校の試験問題にのっていたのが読むきっかけだったような・・・。塾の先生に借りて全部読んでみて当時すごくはまった。都会から田舎にひっこしてきたいじめられっ子の少年とその土地に住む座敷わらし達との友情ストーリー。ほのぼのする所もあり、ほろりとする所もあり。もう一度読んでみようかな。

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