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官僚たちの夏 の商品レビュー

3.7

228件のお客様レビュー

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高度経済成長期の通産…

高度経済成長期の通産官僚をモチーフとした小説。実在の人物をモデルとしている。官僚たちの、国家を考える気持ちが伝わってくる。昨今の公務員バッシングの中、こういう公務員もいたのだということを考えることができる非常にお勧めな名作。

文庫OFF

ある官僚の政府、財界…

ある官僚の政府、財界との闘い。難しかったです。

文庫OFF

2026/03/29

この小説の主人公「風越信吾」のモデルは、かつて通産省の事務次官を勤めた佐橋滋。 風越信吾(佐橋滋)の生き様を通じて、官僚(通産官僚)のあるべき姿と、実際の姿を垣間見ることができると同時に、日本の政治、経済の姿について考えさせられる一冊。 近年は、官僚というと、イメージがあまり...

この小説の主人公「風越信吾」のモデルは、かつて通産省の事務次官を勤めた佐橋滋。 風越信吾(佐橋滋)の生き様を通じて、官僚(通産官僚)のあるべき姿と、実際の姿を垣間見ることができると同時に、日本の政治、経済の姿について考えさせられる一冊。 近年は、官僚というと、イメージがあまりよくないが、公僕として奮闘している人も決して少なくない。 この小説では、そういう人たちの姿がたくさん描かれている。 一般の人が官僚について知る上でも、いいきっかけとなり得る本だと思う。

Posted byブクログ

2026/03/16

人口が減り経済停滞が続く日本はこのまま没落するのではないかという悲観論が溢れている。そして現代は未だかつてない激動の時代だということもよく聞かれる。しかし、歴史をみると、それらの主張がホントなのかと疑問に思う。 官僚たちの夏は60年代の「激動」の時代を描く。奇跡的な復興を遂げ高...

人口が減り経済停滞が続く日本はこのまま没落するのではないかという悲観論が溢れている。そして現代は未だかつてない激動の時代だということもよく聞かれる。しかし、歴史をみると、それらの主張がホントなのかと疑問に思う。 官僚たちの夏は60年代の「激動」の時代を描く。奇跡的な復興を遂げ高度成長期にある日本は経済の開放か保護かという難題に直面している。この本ではその際の通産省の官僚たちの財界や政治との、そして省内での闘いが描かれる。 成長期にも成熟期にも衰退期にも課題はある。そしてそれはモグラ叩きのように次から次へと出てくる。きっといつの時代も今が激動だと思っている。そして、政治主導が官僚主導か、解放か保護かはいつの世でも争点だ。今の若者は働かなくなった、勉強しなくなったというのも年長者の常の嘆きだ。変化を嫌う財界は当時は生産調整を忌避し今は労働力不足を忌避するのだろう。今も昔も基本的な構造は何も変わらない。きっと社会なんてそんなものだ。それを気づけるのが歴史を学ぶ意味だと思う。 いつの世にも派閥があり、優秀な人材が尽きることはない。いや、優秀かどうかはその時の主流派が決めることで、時代が変われば尺度が変わるだけなのだろう。政官財が近すぎて互いの独立が薄れているようにも思うが、この本を読んで水面下には気骨ある人材が隠れているのだと信じたくなった。

Posted byブクログ

2026/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2025.11.24~2026.1.21 (きっかけ) 古本屋で100円。 有名なこの著作をそろそろ読んでみるか! (感想) 昔の、「あの頃の官僚は有能でカッコよかった」と思っており、その姿が描かれるこの著作は私の心にズバリはまるはずでした。 が、あ、こういうやつか! 有能の裏側に、短気で、直情的で、体育会系な官僚たちの姿がありました。 なるほど、日本の経済復興の裏ではこんな泥臭い官僚たちの姿があったのね…。 このドラマの終盤、働きに働いた仲間が病気で倒れ、あるいは死にます。 そして唐突に終わる物語。 悪くない余韻。 ただ、やはり主人公に感情移入できなかったためか、読むのに時間かかったな。

Posted byブクログ

2025/08/28

昭和の激務官僚の話。 今もブラック霞ヶ関とかで話題になるけど、昔もとんでもなかったんだな。 仕事にこんだけ命懸けられるって凄いし、こんな官僚たちがいてくれたお陰で今の日本があるんだね。

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2025/08/06

結局、この時代といまの官僚(ひいては日系企業の会社員たち)とでは働き方は変わらないんだろうなと思った。やっぱり健康第一ですね。

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2025/07/31

いわゆる「国士型」通産官僚を描いた小説。作者は官僚出身というわけではなさそうだが、それにしてはずいぶんとリアリティがある(まだ学生の身分である自分には、描写として正確なのかは分からないが)。主人公の、人事への執着が面白い。 紋切り型ではない終わり方も好印象。 これを読んで経産省を...

いわゆる「国士型」通産官僚を描いた小説。作者は官僚出身というわけではなさそうだが、それにしてはずいぶんとリアリティがある(まだ学生の身分である自分には、描写として正確なのかは分からないが)。主人公の、人事への執着が面白い。 紋切り型ではない終わり方も好印象。 これを読んで経産省を目指す学生は多いだろう。

Posted byブクログ

2025/07/28

霞が関は夏に人事異動をやる(一部、4月もあるが)、という慣習と、予算編成とがうまくマッチしていてとても面白い小説だった。高度経済成長期頃と今の官僚は役割も立場もだいぶ変わったが、なお残るものは今でもある。通産省がMETIになってしまったのが惜しまれる。

Posted byブクログ

2025/07/18

普段小説はあまり読まないのですが、読み始めるとページをめくる手が止まらなかった。 高度成長期の日本を舞台にした、通算官僚たちの熱い生き様。 政治に翻弄され、挫折を味わいつつも、天下国家のために文字通り命懸けで闘い続ける骨太の官僚たち。 結末は、時代の変化を感じさせるいささか悲しい...

普段小説はあまり読まないのですが、読み始めるとページをめくる手が止まらなかった。 高度成長期の日本を舞台にした、通算官僚たちの熱い生き様。 政治に翻弄され、挫折を味わいつつも、天下国家のために文字通り命懸けで闘い続ける骨太の官僚たち。 結末は、時代の変化を感じさせるいささか悲しいものではありましたが、濃密な物語でした。 気を大きく持ちたい時にまた読もう。

Posted byブクログ