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王妃マリー・アントワネット(下) の商品レビュー

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71件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

    29

  3. 3つ

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  4. 2つ

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おもしろかった、誰で…

おもしろかった、誰でも抵抗なく読めると思う。マリーアントワネットの短い生涯は波乱万丈だった。

文庫OFF

2025/08/29

結末がわかっているが故に、読み進めるのが荷が重く感じる。 マリー・アントワネットの美しさは、どこか価値観が王妃らしい、危ういところにあるのではないかと思う。 たくさんの人の前で、祝福されて受け入れたれたのに、 結末は、投獄されて処刑される運命は悲劇すぎるし、人間の恐ろしく、...

結末がわかっているが故に、読み進めるのが荷が重く感じる。 マリー・アントワネットの美しさは、どこか価値観が王妃らしい、危ういところにあるのではないかと思う。 たくさんの人の前で、祝福されて受け入れたれたのに、 結末は、投獄されて処刑される運命は悲劇すぎるし、人間の恐ろしく、愚かなところが見え隠れしているのではないか。

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2025/06/30

「革命」という言葉の持つ高揚感や疼きを、じゃあ実際どうなのって史実ベースで語ると常軌を逸している。身体の奥底から湧き上がる、滾ってくる激情が、正義だの平等だの権利だのお題目を無視て破壊衝動のみを連れてくる。理性的な生き物がただの獣に戻る。「民衆」という、数のみが頼みの存在は、しか...

「革命」という言葉の持つ高揚感や疼きを、じゃあ実際どうなのって史実ベースで語ると常軌を逸している。身体の奥底から湧き上がる、滾ってくる激情が、正義だの平等だの権利だのお題目を無視て破壊衝動のみを連れてくる。理性的な生き物がただの獣に戻る。「民衆」という、数のみが頼みの存在は、しかし一度でもその武器を振るうと、制御が効かなくなり暴徒と化す。 エネルギー。それはしかしもしかすると、今の時代に求められている力なのかもしれない。 マリー・アントワネットが悲しいだとかというよりも、フランス革命がいかにありえないことだったのかが伝わってきた。 「ありえない」なんて事はありえない

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2025/04/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

マリーアントワネットの生涯を書いた歴史小説。 上下巻あわせて1000ページ近いのだが一気に読めてしまった。 上巻はアントワネットの輿入れから首飾り事件まで。華やかで豪奢な宮廷生活の裏で貴族同士の陰謀が渦巻く。 続く下巻では首飾り事件後、民衆の蜂起からアントワネットの処刑で幕を閉じる。 アントワネットを通して華やかな宮廷生活を描く一方で、アントワネットと年齢も背格好も似せたマルグリットという娘を登場させて絶対王政時代の庶民の貧苦を描いており、概ね二人の目線が入れ替わり物語が進んでいく。 (時折、物語中に作者視点の文章が挿入され、現代に引き戻されるのが少々気になった。) カリオストロ、サド侯爵、モーツァルトと同時代の人々が脇役として絡んでくる。またメインキャラクターの一人でもある修道女アニエスは、シャルロットコルデーを少しばかり設定変更した人物で、こんな試みも小説ならではで面白く読んだ。 後世に生きる私はフランス革命の顛末を知っている。 逃亡が絶対に成功しない事がわかっているのに、ハラハラしつつ応援してしまうし、アントワネットが助かる結末を願ってしまった。 丁寧な心情描写のおかげだと思う。 本書を読んで印象が変わったのはルイ16世。 妻や貴族の言いなりの暗愚な王様だと思っていたのだけど、機械と狩猟を好み家族を愛した心優しい国王。 自身が改良の助言を与えたギロチンがその首を刎ねたのは皮肉であるが、罪人を苦しませたくない、という優しさで改良された刃が彼自身を救ったのは不幸中の幸いなのだろうか。 彼の処刑シーンはアントワネットのそれよりも読んでいて辛いものだった。最期に見せた王としての威厳にハッとなる。 革命の色濃い下巻を最後まで読み終えた時にはなんだか眉間が痛かった。 知らぬ間に眉間に皴を寄せていたらしい。 野蛮で卑しい血に飢えた群衆たち。 しかし、だからこそ、その歪んだ正義感と汚い加虐心の中でフェルセンのひたむきな忠誠が、アニエスの慈愛が、国王の善良さが、アントワネットの気品が美しく輝かしいものに感じられた。 他の作者が書いたものも読んでみたい。

Posted byブクログ

2025/03/25

パリに行く飛行機で一気読みした。翌日に実際にマリーアントワネットが処刑されたコンコルド広場を歩いたり、幽閉されていたコンシェルジュリーやチュイルリー宮殿を外からだけでも見られて、ここで、と感慨深かった。 上巻ではただ我儘で世間知らずだったマリーアントワネットが、群衆の人々の心の変...

パリに行く飛行機で一気読みした。翌日に実際にマリーアントワネットが処刑されたコンコルド広場を歩いたり、幽閉されていたコンシェルジュリーやチュイルリー宮殿を外からだけでも見られて、ここで、と感慨深かった。 上巻ではただ我儘で世間知らずだったマリーアントワネットが、群衆の人々の心の変わりやすさを知り、優雅と気品だけは守り通して死んでいこうとする姿が描かれていてとても良かった。

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2024/11/02

後半になるとほとんどが史実を追っていたようで、物語としての面白さは失われたような気がする。 脚色しすぎても考えものだし、このくらいでいいのかな。 人の生涯はそれだけでドラマがある。 彼女ほどの規模じゃなくても、一人一人に訪れるドラマを、こうやって俯瞰して見られたら誤らないのかな...

後半になるとほとんどが史実を追っていたようで、物語としての面白さは失われたような気がする。 脚色しすぎても考えものだし、このくらいでいいのかな。 人の生涯はそれだけでドラマがある。 彼女ほどの規模じゃなくても、一人一人に訪れるドラマを、こうやって俯瞰して見られたら誤らないのかな。 お菓子を食べればいいじゃないと言った人、なんて薄っぺらな理解でなく教養が身につきました。

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2024/11/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

脚色されていると思われるところもあるけれど、物語としてとっても面白かった。 歴史を学ぶ際に、こういう本を読むと歴史上の人物が身近に感じられるというか、どんなに昔の人でも私と同じ感情を持っていたのかなと想像できて楽しい。それがきっかけで例えば、マリーアントワネットの周辺の国の歴史も知りたくなったり、その時栄えた文化(服とか食事、芸術、文学とか)を学びたくなるし、マリーアントワネットのお父さんの時代は、その前は。息子の時代は、後世は、と一人の人をきっかけに興味がわいてくる。 マリーアントワネットの最後はとっても悲しいものだった。 彼女自身が処刑されるしかなかったのか。王政という制度の象徴として一人の人間を殺すことが必要だったのか。今では当たり前になっている人権という概念が形成させていく途中の時代。 歴史の出来事には常に、本当にこれでよかったのか、この時代の常識は、ということを考えさせらせる。

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2024/07/15

いよいよ革命が起こる!7月14日!ちょうどこの本を読み始めた日。なんと言う偶然でしょう。 財政の悪化、市民の苦しみ、貴族への恨み。 そんな中最後まで国民と国王とは愛し合わなければならぬと言う義務を果たそうとするルイ16世。 この日の日記には、何もなしと書く。 自ら意見を出し、苦し...

いよいよ革命が起こる!7月14日!ちょうどこの本を読み始めた日。なんと言う偶然でしょう。 財政の悪化、市民の苦しみ、貴族への恨み。 そんな中最後まで国民と国王とは愛し合わなければならぬと言う義務を果たそうとするルイ16世。 この日の日記には、何もなしと書く。 自ら意見を出し、苦しまずに死刑執行されるようにと、こころから祈った断頭台で自分が処刑されるとは思いもしない哀れな国王。 そして何もかも理解した上で、最後まで正面を向き、優雅を守り王妃としての威厳を死守しようとするマリーアントワネット。 群衆の残酷さが人間の悲しさをものがたり、なんとも耐え難い文章を綴っていく。 唯一の救いは、愛するフェルセンの存在。 そしてなにより、マリーアントワネットが、白髪になっても最後まで美しさ、王妃の威厳を失わなかったこと。 ベルサイユにタイムスリップしてきましたが、ちょっと辛すぎてのめり込めずに、遠くから眺めておりました。誰にも感情移入できずでした。

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2024/05/04

革命の凄まじさと、処刑台に上っても優雅であろうとしたマリーアントワネットの姿が、ものすごい対比をなして描かれている。一方で、マルグリットという女中とマリーアントワネットとのコントラストもある。王族や上流階級の貴族の生活と、下級人民の暮らしは隔絶しており、贅沢を極めるマリーアントワ...

革命の凄まじさと、処刑台に上っても優雅であろうとしたマリーアントワネットの姿が、ものすごい対比をなして描かれている。一方で、マルグリットという女中とマリーアントワネットとのコントラストもある。王族や上流階級の貴族の生活と、下級人民の暮らしは隔絶しており、贅沢を極めるマリーアントワネットは、困窮する国民の生活に気づくはずもなくどこまでも世間知らずであった。革命は、人民を顧みない王族に対する怨嗟からより良い社会を求めて起こったはずなのに、正義の名を借りただけの獣の殺戮へと化してしまった。えてして歴史の大きなうねりは残酷で、個人の運命を飲み込んでしまう。 サド公爵やモーツァルトなども出、ドラマティックなストーリーの味つけに一役買っている。マリーアントワネットはフランス人ではないがフランスの象徴的な歴史人物であるのは間違いない。ひとりの母親としてみるととても哀れだったが、しかし、生まれながらの王妃であり、善良な王であるルイ16世に貞節を護った天衣無縫の女性であった。姿を見せると怒号もぴたりと止むくらいの人心を惹きつけてやまないカリスマ的人物だったのだろう。作者の文体によって活き活きとして伝わった。

Posted byブクログ

2024/03/02

ルイ16世が処刑される前夜の様子が、泣けた。 幼かった王妃が、苦境に立たされ、本当の王妃になった。その様をみせられたような思いがした。 マルグリットという対照的な存在が、とてもうまく物語をひきたてている。 おもしろい小説だった。 史実と比べながら読むのも楽しかった。 2001...

ルイ16世が処刑される前夜の様子が、泣けた。 幼かった王妃が、苦境に立たされ、本当の王妃になった。その様をみせられたような思いがした。 マルグリットという対照的な存在が、とてもうまく物語をひきたてている。 おもしろい小説だった。 史実と比べながら読むのも楽しかった。 2001.11.10 人間である限り、過ちもある。マリー・アントワネットは過ちも多かったかもしれないが、悪い人ではなかった。主要登場人物の関連性が面白かった。歴史の中に生きた人々を感じることができた。生きざま、死にざまというものにちょっと感動した。王妃である生きざまと死にざま。私は何者として生き、死ぬのだろう。確固たるものなくして生きて死ぬ、それが大衆の典型なのかもしれない。

Posted byブクログ