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黒革の手帖(上) の商品レビュー

3.9

117件のお客様レビュー

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    28

  2. 4つ

    44

  3. 3つ

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2022/11/06

ドラマを先に見ているのですんなりと頭に入ってきました。 ドラマとは時代設定が違うから細かい部分は違うけれど。 女の強さ、したたかさ、怖さがしっとりと書かれた作品。 屈辱や孤独を味わった女性がいかに強いかということをしみじみと感じます。 主人公・元子が“女”という性を使わずにの...

ドラマを先に見ているのですんなりと頭に入ってきました。 ドラマとは時代設定が違うから細かい部分は違うけれど。 女の強さ、したたかさ、怖さがしっとりと書かれた作品。 屈辱や孤独を味わった女性がいかに強いかということをしみじみと感じます。 主人公・元子が“女”という性を使わずにのし上がっていくのは同じ女性としてかっこいいとさえ感じます。 上巻では、上昇気流に乗っている元子。 下巻でどう転落していくのかどう機転を利かせるのか、楽しみです。

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2022/10/11

武井咲主演のドラマが良すぎて。でも、令和に合うようにされてたから、原作はどうなのかなと思って読み始めた。元子は悪女って言われるけど、周りのオッサンも似たり寄ったりでしかも気持ち悪いので、個人的には元子を応援してしまいたくなる…笑。ていうか架空預金ってそんな作れるもんなんだ?

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2022/03/22

女子行員が横領した金で銀座の高級クラブを経営、更なる金を引き出す為権謀を巡らすサスペンス。 タイトルの手帖に恐喝のネタが載っている訳だが、恐喝にならぬ様な情報収集、証人の確保、場面設定などは犯罪者でなくとも勉強になる事がある。

Posted byブクログ

2022/02/16

1人の銀行員が危険な賭けの末華やかな銀座の夜に打って出る。そこから物語が始まる。表の華やかさ、裏の魑魅魍魎、因果応報、社会の闇。上下巻で見事に表されている。

Posted byブクログ

2021/11/14

黒革の手帖(新潮文庫) 著作者:松本清張 発行者:新潮社 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 夜の街をのし上がる悪女を描く迫力ある小説。

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2021/06/06

昭和の銀座、銀行員のさえない女子が、横領をネタにゆすり、のし上がっていく前編だが、魅力がない。 だから後編は読む気が起こらない。

Posted byブクログ

2021/02/24

とても良かった。 元子の堂々たる姿勢や優美な振る舞いは真似したいと思える様子。 それにしても元子は稀代の悪女と言われるほど悪い女なのだろうか。脅迫のネタにされるような悪いことしてる方が悪いのではないか、と思わずにはいられない。 社会派と謳われる作者だけあって、書かれた当時の煌びや...

とても良かった。 元子の堂々たる姿勢や優美な振る舞いは真似したいと思える様子。 それにしても元子は稀代の悪女と言われるほど悪い女なのだろうか。脅迫のネタにされるような悪いことしてる方が悪いのではないか、と思わずにはいられない。 社会派と謳われる作者だけあって、書かれた当時の煌びやかでバブリー?アナログで昭和?な世界観と現在とのジェネレーションギャップを感じずにはいられない。その点も楽しめて良いかなと。

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2021/01/17

やはり昭和と令和の今で時代が少し違っていて初めは読みづらかったけれど、だんだん慣れてきて面白くなってきた。下巻が楽しみだ。

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2020/08/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久しぶりの松本清張。私の中で文筆格式が高いので、最大限の緊張感を持ちながら読む。今回は元子の凄まじいしたたかさに「この人は凄い人だ」に尽きる。凄いというのは、男を金とみる、怖い、強い、ぶっ飛んでいる、孤独すぎ、頭良すぎ、などなど、形容する言葉が色々出てくる。銀行での恐喝、病院での恐喝。今後の元子の着地点が全く読めない状況。現在、少しだけ下巻に入っていますが、まだまだ分かりません。最後、どうなってしまうのか、仮説①やっぱり逮捕される?②天罰が下る?③元子の一人勝ち?はないよね。仮説検証結果は下巻で!

Posted byブクログ

2020/05/31

欲がうずまく夜の世界。 ストーリーのはじまりから恐喝というスピード感ある展開で一気読みしてしまった。

Posted byブクログ