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火の粉 の商品レビュー

4.1

577件のお客様レビュー

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無罪判決を下した殺人…

無罪判決を下した殺人事件被告人が隣人に、そして狙われた家族を守る為に元裁判官の取った行動・結末を描いた作品。親しみから恐怖へと変わっていく家族の心理の変遷描写が見事です。章の区切り方も絶妙で長編を感じさせずに読めてしまいます。

文庫OFF

こういうのってありま…

こういうのってありますよね、、、今アメリカの社会問題になっていますし・・・

文庫OFF

隣に引っ越してきたの…

隣に引っ越してきたのは過去殺人事件で裁判の被告人だった。そして、その判決をくだしたのは自分だった。冤罪事件を取り扱った物語のようにも見えるが、まったく別物。無罪を言渡したはずなのに何か気に掛かる。家族の死を境に、その疑いを深めていくことになる。隣人について実は何も知らなかった・・...

隣に引っ越してきたのは過去殺人事件で裁判の被告人だった。そして、その判決をくだしたのは自分だった。冤罪事件を取り扱った物語のようにも見えるが、まったく別物。無罪を言渡したはずなのに何か気に掛かる。家族の死を境に、その疑いを深めていくことになる。隣人について実は何も知らなかった・・・。そんなことにならないように。

文庫OFF

隣人が来てから少しづ…

隣人が来てから少しづつ家族が崩壊していく様。すぐに払えると思っていた火の粉に簡単に巻き込まれてしまうリアルさが見所。前半は尋恵と姑との介護問題に注目して欲しいのですが、報われない悲惨さに苛立ちを感じます

文庫OFF

◎!

元・裁判官、梶間の隣りに越してきた男・武内。彼の登場以降、水面下に息づいていた歪みが放出され、徐々に崩壊していく梶間一家。2年前に梶間が下した無罪判決は、正しかったのか?サスペンスドラマとしても秀逸。

mari104

2024/05/18

夫の友人からお借りしました。 裁判長の隣家に、彼が裁判長として2年前に無罪判決を下した事件の被告人が引っ越してきます。 被告人がその家族に接近してくるのですが、彼の過剰な親切心に少しづつ違和感を覚え始めたころ、次第に不可解なことが起こり始める・・・という、めっちゃ怖いサスペンス...

夫の友人からお借りしました。 裁判長の隣家に、彼が裁判長として2年前に無罪判決を下した事件の被告人が引っ越してきます。 被告人がその家族に接近してくるのですが、彼の過剰な親切心に少しづつ違和感を覚え始めたころ、次第に不可解なことが起こり始める・・・という、めっちゃ怖いサスペンスです。 犯罪者の狂気が、こういう人いるよね、と思わせる不気味さで迫ってきます。 狂人なんだけど、その気質は誰でも出会ったことのあるような人物像の延長線上に成り立つものなので、リアリティーがあり、それはもう恐ろしくて恐ろしくて。 また、主人公である裁判長がまたダメな人でね、その人物像もとてもリアル。 家族の面倒は妻に任せ、事なかれ主義で乗り切ってきたタイプです。 仕事はまじめに取り組んでいても家ではこんな風な人、いるでしょう。 そんな性格だから、無罪判決を下す、そして、こういう事件に巻き込まれる、と、ある意味納得してしまいました。

Posted byブクログ

2024/05/06
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武内のサイコパス具合に背筋が凍った。 初めて読んだ作者だけど どんどん引き込まれる展開や想像力を掻き立てる描写でおもしろかった! 隣人って近い存在なのに家庭内のことは全く知らないから 表面や自分の知ってる面でしか判断できなくてもしかしたらうちの隣人も、、、 とか考えてしまった。

Posted byブクログ

2024/04/26

「犯人に告ぐ」以来の雫井さんの作品。 心がザラザラする、バッド?ハッピーエンド?なんとも言えない読了感が好みです。 武内は恐らく病的ですが、他の登場人物も紙一重のところにいるのでは?と感じる。 東野さんの「悪意」を読んでからのこの作品だったので、狂気的な感情や、何気なく人を...

「犯人に告ぐ」以来の雫井さんの作品。 心がザラザラする、バッド?ハッピーエンド?なんとも言えない読了感が好みです。 武内は恐らく病的ですが、他の登場人物も紙一重のところにいるのでは?と感じる。 東野さんの「悪意」を読んでからのこの作品だったので、狂気的な感情や、何気なく人を陥れる感情、総じて人間って怖っ!と思った2作品でした。 満足です!

Posted byブクログ

2024/04/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あらすじ 裁判官の梶間勲は、かつて一家殺害の罪に問われる武内に無罪を言い渡した。 数年後、その武内が隣の家に越してくる。 彼は持ち前の愛嬌と気遣いで梶間家の信頼を得、出入りするようになる。 梶間家の嫁の雪見だけが、武内の不気味さに気がついていた。 感想 雪見に感情移入して読みました。 この世で一番安心できるはずの我が家に、脅威がじわじわと入り込んでくる過程が怖かったです。 武内の異様さを訴えても、家族に蔑ろにされるつらさ。 武内を否定する事が、義父の判断を否定する事につながるシチュエーションは上手いと思いました。 武内がバームクーヘンを焼く描写のインパクトが凄くて、何年経っても忘れられません。

Posted byブクログ

2024/03/31

先が気になりどんどん読み進めれました。普通に怖い。それにしても警察も検事ももう少し想像力あると思うけど実際は。

Posted byブクログ