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日本の昔話 の商品レビュー

3.6

51件のお客様レビュー

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2018/09/30

この本がなかったら、土着の昔話なんて現代の誰も知らなかったんだろうな。すごく面白いし、短い話がたくさん入っているので移動中にも読めます。

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2017/01/07

ひとつの話しが1ページと短いので持ち歩いてちょっとした時間に読めます。知っている物語もそうでないものもたくさん入っていて読み応え充分あります。

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2014/09/28

滑稽さが気になるものがいくつかあった。「猿と蟇との餅競争」というのは、蟇の鈍くさいけど愛嬌のある様子がいい。「瓜の大事件」という名がついている話は、八幡太郎義家、安倍晴明、忠明という名医、観修僧正という名僧が登場する。今昔物語にありそう。「分別八十八」という話は、「むかしむかし奥...

滑稽さが気になるものがいくつかあった。「猿と蟇との餅競争」というのは、蟇の鈍くさいけど愛嬌のある様子がいい。「瓜の大事件」という名がついている話は、八幡太郎義家、安倍晴明、忠明という名医、観修僧正という名僧が登場する。今昔物語にありそう。「分別八十八」という話は、「むかしむかし奥州のある村に、八十八という名前の男が六人住んでいました。綽名がなくては誰が誰だかよく分りません。そこで一人は気が荒いから外道八十八、一人は博奕が好きで博奕八十八、一人は…」と始まり、導入から惹き込み方が強くて面白い。物語の類型が詰まっていて興味深かった。

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2014/04/04

口伝の物語集だけに、もっともっととお話をせがむ子供にちょっと話してあげるのにぴったりな短い昔話が沢山載っている。 キツネがお侍に化け損ねたのを、茶屋の爺がそっと気付かせてあげる話が好きだった。

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2014/02/15

薄くて持ち運びに便利。 空き時間に少しずつ読んで、一か月ぐらいかけて読み切った。 昔絵本で読んだ民話があり、しかし、ラストが微妙に異なっていて、ああこれが語り文学なのだな。形が変わるのが普通なのだなと思った。 子どもに読み聞かせてやりたい本でもある。

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2014/01/09

信心ぶかい者がサクセスし、おごりたかぶった者は没落し 人を露骨に羨み妬む者は失敗を犯す そういう世界観を信ずることによって 「和」というものが保たれていたのか? 素直さ・正直さ・謙虚さが誉められ報われる一方 村人全員が犯罪の片棒を担ぎ、共犯者になる物語なんてのもある

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2013/11/22

まあ、タイトルそのまんま。昔話。 いわゆる説話集ですわ。 俺は童話とか説話が好きなので、すごく楽しく読めました。 物語が好きなら、とりあえず持ってて損なし。

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2013/03/16

 この本は再読となります。3年くらい前に読みましたが、最近同著者の「日本の伝説」を読み、改めて読み直しました。昭和5年にこの本の原版となるものが書かれ、その後、昭和35年に改訂があったことや、「米囊粟囊」のような古くから日本にある昔話と、「シンデレラ」のような外国の昔話に共通箇所...

 この本は再読となります。3年くらい前に読みましたが、最近同著者の「日本の伝説」を読み、改めて読み直しました。昭和5年にこの本の原版となるものが書かれ、その後、昭和35年に改訂があったことや、「米囊粟囊」のような古くから日本にある昔話と、「シンデレラ」のような外国の昔話に共通箇所があるということも読み直したことで気付かされました。  「日本の伝説」を読んでいた時も思いましたが、自然と人間の関係の希薄化などにより、このような昔話、伝説が語り継がれていくことが少なくなってきたのかとも感じます。自分の住んでいる場所に対する愛着心はこういった話も聞かなくなることで薄れていってしまうのではないかとも感じました。

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2012/12/22

新潮文庫の100冊になっていたときに、購入した きいたことがあるような、ないような話 平成生まれに想像できる範疇にない、異国の話のようでもある これからの子どもには、視覚的に絵本で親しんでからでなければ、理解できないのではないだろうか

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2012/08/29

筆者が日本全国で昔話を聞いてまわることを「採取」と述べているのが印象的で、その表現方法が的確だと思った。批判もあるようだが、対象と自分の考察を分けているので安心して物語に没頭することができる。自分の地元や両親の地元の話でも知らないものが多く、時代を感じた。また、装丁がとても良い。

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