奉教人の死 の商品レビュー
最後の最後に驚きの事…
最後の最後に驚きの事実がわかります。信仰心の厚さが印象的な作品です。
文庫OFF
信仰とは何か、意思と…
信仰とは何か、意思とは何かについての思索が込められた、所謂「きりしたん」ものが収録されています。
文庫OFF
芥川のキリシタンもの…
芥川のキリシタンものが収録されている。「西方の人」とセットで読むとよい。
文庫OFF
芥川の代表作が、手軽…
芥川の代表作が、手軽に読める短編集となっています。
文庫OFF
近代日本文学の面白さのひとつが、東洋と西洋の文化のぶつかり合い、そこから発するところを知ること。 鷗外や漱石もその文脈から読み解くと面白いし、そのスタンスは各々特徴がある。 また、白樺派や社会主義者もキリスト教の影響を受けているが、宗教として定着したかは疑わしい。 芥川龍之介の...
近代日本文学の面白さのひとつが、東洋と西洋の文化のぶつかり合い、そこから発するところを知ること。 鷗外や漱石もその文脈から読み解くと面白いし、そのスタンスは各々特徴がある。 また、白樺派や社会主義者もキリスト教の影響を受けているが、宗教として定着したかは疑わしい。 芥川龍之介のこの短編集は上記にある時代背景から、テーマを切支丹物とし描く。ただ、キリスト教の良し悪しきを問うものではなく、且つ一方的な視点から描いているものでもない。読者側の解釈が求められるので、それが面白い。 芥川龍之介自身は、聖書を常に身近に置いていたようだ。彼にとってのキリスト教がどのような位置づけにあったのか、これはもう少し深掘りしてみたい。
Posted by
授業で読んだ。表題作の奉教人の死は素晴らしい作品だと感じたが、最後の女オチはちょっと…ね。やっぱり個人的に美少年が好き。
Posted by
★3.5「煙草と悪魔」「奉教人の死」「きりしとほろ上人伝」「神神の微笑」(再読)「報恩記」 悪魔の描き方が好み。
Posted by
芥川の代表作と言えば、一般的には『羅生門』、『地獄変』、『河童』などが取り上げられることが多い。しかし、私は芥川の最高傑作は『奉教人の死』だと思う。著名な小説家のうちで、この作品を高く評価したのはノーベル賞作家の川端康成である。川端は、この作品を「多くの人に愛される美しい作品であ...
芥川の代表作と言えば、一般的には『羅生門』、『地獄変』、『河童』などが取り上げられることが多い。しかし、私は芥川の最高傑作は『奉教人の死』だと思う。著名な小説家のうちで、この作品を高く評価したのはノーベル賞作家の川端康成である。川端は、この作品を「多くの人に愛される美しい作品である」と評価している。この作品の魅力は、なんと言ってもその物語性である。また、『天草本平家物語』の文体に倣ったその文章は、芥川以外の誰も書くことができないものである。これは、芥川の実力のすべてを出し切った、だれもが感動するであろう傑作短編小説である。
Posted by
煙草と悪魔 11/21 さまよえる猶太人 11/22 奉教人の死 11/21 るしへる 11/22 きりしとほろ上人伝 11/23 黒衣聖母 11/22 神神の微笑 11/21 報恩記 11/22 おぎん 11/4 おしの 11/5 糸女覚え書 10/23
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
奉教人の死 (和書)2010年04月30日 20:17 1968 新潮社 芥川 龍之介 坂口安吾の切支丹ものは面白かったけど、芥川竜之介の切支丹ものも相当面白かった。 これはいいね。
Posted by