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吾輩は猫である の商品レビュー

3.9

226件のお客様レビュー

  1. 5つ

    53

  2. 4つ

    72

  3. 3つ

    54

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    3

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2021/06/27

* もう一度しっかりと読みたい * 吾輩は猫である、名前はまだない 誰もが知る書き出しから始まる猫視点の ストーリー どんな猫語りが待っているのか? 楽しみでならない

Posted byブクログ

2021/05/16

初めて最後まで読み通した。意外と長い。そしてドライで明るい。後期の暗いトーンと比べると、結構笑い多めで落語的。しかし日本人の近代化した精神性に対する批判はめちゃくちゃ切れ味鋭い。現代人の肥大化した自我に対する批判なんて、SNSの承認欲求の話か?と思うくらい100年以上経った現在で...

初めて最後まで読み通した。意外と長い。そしてドライで明るい。後期の暗いトーンと比べると、結構笑い多めで落語的。しかし日本人の近代化した精神性に対する批判はめちゃくちゃ切れ味鋭い。現代人の肥大化した自我に対する批判なんて、SNSの承認欲求の話か?と思うくらい100年以上経った現在でも成立していて驚愕した。

Posted byブクログ

2021/05/18

一度は読んでみたくてチャレンジしました。私には少し難しかったですが何日もかかってなんとか読み終わりました。 正直で変わり者な主人がなんとも憎めなくて面白かったです。

Posted byブクログ

2021/02/27

漱石の人間描写。月並みな感想ながら面白い。 表現力はさることながら人間観察力の非凡さが為せる技であろうか。 ほぼ全ての登場人物が胡散臭く、それは現代の我々の実生活の中においての人間模様の縮図のようにも思える。 馬鹿馬鹿しくもまた、苦悩しながら一生懸命生きていく上で、「まぁ人間こん...

漱石の人間描写。月並みな感想ながら面白い。 表現力はさることながら人間観察力の非凡さが為せる技であろうか。 ほぼ全ての登場人物が胡散臭く、それは現代の我々の実生活の中においての人間模様の縮図のようにも思える。 馬鹿馬鹿しくもまた、苦悩しながら一生懸命生きていく上で、「まぁ人間こんなもんか」と肩の力を抜くヒントになる一冊。

Posted byブクログ

2021/02/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

分量が多く、言葉遣いが古風であるものの、中盤からとても面白く読むことができた。さまざまな知識の断片だけをちらと見せるような会話には惹かれた。 全体を通して苦紗弥先生とその周りの人たちの会話や出来事を中心に成り立っている。人間の会話のなかに猫の視点が入り、考えを述べているところにも面白さがある。猫というより第三者といっても構わない。 馬鹿馬鹿しい話を如何に高等であるように書き立てているところもお気に入り。

Posted byブクログ

2021/01/31

時々クスッと笑ってしまう、そんな面白さがありました。 吾輩が常に上からの目線で人間を観察・評価していて、それが猫を基準としているから新鮮。洗湯のシーンで、裸の人間に異常さを感じてるところがおまゆうでおかしい。まあ猫には毛があるからね。 苦沙味先生の奥様の切り返しが時々鋭利でステキ...

時々クスッと笑ってしまう、そんな面白さがありました。 吾輩が常に上からの目線で人間を観察・評価していて、それが猫を基準としているから新鮮。洗湯のシーンで、裸の人間に異常さを感じてるところがおまゆうでおかしい。まあ猫には毛があるからね。 苦沙味先生の奥様の切り返しが時々鋭利でステキ。女が軽いのが仕方ないと責められて、「女の軽いのがいけないと仰るけれども、男の重いんだって好い事はないでしょう」と返すのがあっぱれ笑

Posted byブクログ

2021/01/18

苦沙弥先生の周りの人々のやりとりも猫から見た人間の姿もそれぞれ面白いながらも、終盤「呑気と見える人々も、心の底を叩いてみると、どこか悲しい音がする」とと転じるところがまさに漱石の真骨頂。漢籍その他自分の貧しい知識では読みこなせない箇所も多かったので、折に触れて読み返したい。

Posted byブクログ

2021/01/03

猫が生意気だけど、かわいい。 このかわいらしさが、わかってくるあたりから面白く読めるようになった。 それまでは、睡魔との闘いだった。

Posted byブクログ

2021/01/03

いうまでもなく大文豪の処女作にあたる。えんえんとつまらないようなことを繋げている、というのが今の感想。風刺?なのか。

Posted byブクログ

2020/11/24

夏目漱石 「吾輩は猫である」 漱石の文学的テーマ「自己を知る〜自分は何者で、どこから来て、どこに向かっているのか」は強く感じる 猫と主人の二重構造〜内なる自分(名前のない猫=漱石の意識=非社会)と 外から見られる自分(名声のある主人=存在する漱石=社会)〜から自己を探求して...

夏目漱石 「吾輩は猫である」 漱石の文学的テーマ「自己を知る〜自分は何者で、どこから来て、どこに向かっているのか」は強く感じる 猫と主人の二重構造〜内なる自分(名前のない猫=漱石の意識=非社会)と 外から見られる自分(名声のある主人=存在する漱石=社会)〜から自己を探求している 猫は漱石の理想像? *行きたい所に行って聞きたい話を聞いて〜髭をぴんと立てて悠々と帰るのみである *理は此方にあるが権力は向こうにある場合〜吾輩は 権力の目をかすめて我理を貫く *欲をいっても際限ないから〜無名の猫で終わるつもり 日本の文明論(西洋との違い) *自分以外の状態を変化させて満足を求めるのじゃない *周囲の境遇は動かせない仮定の下に発達し〜その下に安心を求むる

Posted byブクログ