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鹿男あをによし の商品レビュー

3.9

554件のお客様レビュー

  1. 5つ

    134

  2. 4つ

    235

  3. 3つ

    132

  4. 2つ

    17

  5. 1つ

    3

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2013/07/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

木村将大 よく小説の中で、現実社会の中にファンタジー要素を取り入れた、突拍子もないないことが起きる、という話があるが、そういった本が好きな方には、ぜひその中でも特に斬新な「鹿男あをによし」を読んでほしい。私は読書が苦手であるが、そういう自分が友達に借りた本でついつい読み入ってしまったのがこの本である。 舞台は奈良。物語の始め、「君は神経衰弱だから」(1ページ1行目)と教授に言われ、教授からの提案で大学院を休学し女子校の理科の教師として奈良を訪れた主人公。ドラマ化されたことは知っていたがこの本の内容を全く知らなかった私は、この展開では教師としての主人公と女子生徒達との関わり合いの物語が始まるようになると思った。しかし、そういった予想は大きく外れた。主人公は鹿と話せるようになり、顔が鹿になり、世界を救うことになるという、ファンタスティックな展開に読んでいて驚いたが、読書が苦手な自分でも飽きることなくページを進めることができた。読み進めると伏線がでてきてもやもやしながら読んでいったが、それも終盤には見事に回収され本当に読んでいてワクワクした。 ファンタジーとしての要素が多いが、主人公の人間関係に悩むについても細かく表現されていて、読み終えた時はたくさんの意味で、本当に爽快感がある本だと思った。ぜひ読んでほしい。

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2013/06/26

ありきたりなシーンも物語の創り方でいくらでも輝く訳で。鹿男という発想、舞台設定の奇抜さよりも、ラストシーンを美しく輝かせた442ページの力学が素晴らしかった。

Posted byブクログ

2013/06/12

こまごまとしたエピソードが最後に綺麗に生かされてて、読後の気持ちいい作品。藤原君とか重さん、ばあさんなど周囲の人々もいい人ばかりで、神経衰弱気味な先生をしっかりアシストしていた。オッサン声の雌鹿や、ひねくれた鼠のババアもナイスキャラ。『ホルモー』の舞台の京都も良かったが、悠久の都...

こまごまとしたエピソードが最後に綺麗に生かされてて、読後の気持ちいい作品。藤原君とか重さん、ばあさんなど周囲の人々もいい人ばかりで、神経衰弱気味な先生をしっかりアシストしていた。オッサン声の雌鹿や、ひねくれた鼠のババアもナイスキャラ。『ホルモー』の舞台の京都も良かったが、悠久の都・奈良も浪漫溢れてていい。先生が藤原君と見た古墳の丘からの茜色の空を見に、奈良へ行ってみたいと思った。大学院に帰った先生、神経衰弱は治ったのかな。イトちゃんとは?続編あったらいいなあ。

Posted byブクログ

2013/06/08

ドラマを観てから原作だったのですが… 一度借りて読み切らず、延長して借りて読破ならず。 今回リベンジでやっと読み終えました〜 最後の儀式の描写がなんとも良かったのです。

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2013/05/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この人の書くお話、楽しいなぁ。日常にファンタジーを織り交ぜて、とても愉快で魅力的な話に仕上がっている。登場人物がどこか愛らしいのも特徴。読んでよかった。楽しい時間を過ごさせていただきました。 かのこちゃんーを先に読んだのですが、この主人公がかのこちゃんのお父さんなのかな?と。ステキなお父さんになったのですね!

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2013/05/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

途中から俄然面白くなりました。 鹿が話しかけてくるとか、現実にはありえないことなので、 イメージできずに読み進めることができなかったのですが、 剣道の試合あたりから一気に読みました。

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2013/05/14

本は好きで読むけど、読み終わって満足感が溢れる本って意外と少ない。 でもこれはすっごく気分爽快に読み終えました!! なんでしょう?この面白さは!! っていうか、作者はよくこんなアイデアが浮かぶな~と尊敬してしまいます。 舞台が歴史が色づく奈良って所もいいですね。 ...

本は好きで読むけど、読み終わって満足感が溢れる本って意外と少ない。 でもこれはすっごく気分爽快に読み終えました!! なんでしょう?この面白さは!! っていうか、作者はよくこんなアイデアが浮かぶな~と尊敬してしまいます。 舞台が歴史が色づく奈良って所もいいですね。 剣道の試合のシーンも凄く気分が高ぶって読んでた気がします。 私も話せる鹿と出会ってみたい。

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2013/04/26

「鴨川ホルモー」がとても面白かったので、「ホルモー六景」を挟んでから読みました。 万城目さんの相変わらずな、独特な世界観に引き込まれてしまいました。超非日常と歴史ロマンが入り混じって、いい感じです。あと、同僚のキャラクター(藤原君、重さん)がかなり好きでした。 剣道のシーンもなか...

「鴨川ホルモー」がとても面白かったので、「ホルモー六景」を挟んでから読みました。 万城目さんの相変わらずな、独特な世界観に引き込まれてしまいました。超非日常と歴史ロマンが入り混じって、いい感じです。あと、同僚のキャラクター(藤原君、重さん)がかなり好きでした。 剣道のシーンもなかなか良く、スポーツものも期待したいところです。

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2013/04/25

楽しかった。 各々の顛末もあって良かったし、何よりキャラクターが全員魅力的。 これが万城目ワールドなのか!!!

Posted byブクログ

2013/04/02

ドラマは見ていなかったので、比べることなく素直に読めた。奈良と歴史とファンタジーがうまく融合していて面白かった。

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