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はじめての文学 よしもとばなな の商品レビュー

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49件のお客様レビュー

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2024/06/22

よしもとばななさんの作品を初めて読了。 誰しもがぶつかる生きづらさを受け入れて、前に進んでいこうと心に決める作品。

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2024/04/01

『キッチン』をちゃんと読んだことがなかったので読んでみようと手に取った。 夜中のラーメンが実に魅力的だった。 お話としては 『「おかあさーん!」』と『デッドエンドの思い出』が好きだった。 いずれの作品を見ても、愛への懐疑心、恋愛へのドライな客観的視点を感じ、けれどどこかにきっ...

『キッチン』をちゃんと読んだことがなかったので読んでみようと手に取った。 夜中のラーメンが実に魅力的だった。 お話としては 『「おかあさーん!」』と『デッドエンドの思い出』が好きだった。 いずれの作品を見ても、愛への懐疑心、恋愛へのドライな客観的視点を感じ、けれどどこかにきっと純粋な愛(愛という言葉は少し違うかな)のようなものはある、あってほしい、という願いのようなものもある気がした。 傷ついた心に寄り添い、ほんの少しの時間だとしても人生において欠かせない大事な爪痕を残すような思い出が、人間を作るんだと改めて思った。 そしてところどころ、 えぐみがある。 言葉選びにナイフのような毒を忍ばせてくる。 「生きていることに意味をもたせようとするなんて、そんな貧しくてみにくいことは、もう一生よそう、と思った。」 (「おやじの味」より) 今回、初めてということもあるけれど、 よしもとばななさんの言葉は私の予測から外れる展開をするので何度かいったりきたりしてしまうことがあった。意外性に満ちていた。 そのたびに、なんて自分てフツーで、おもしろみのない奴なんだろ、と笑えてしまう。

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2022/04/03

初めてちゃんとよしもとばななさんの本を読んだ。複雑な気持ちを分かりやすい表現で伝えていて、手に取るように登場人物の気持ちが分かった。特に『ミイラ』と『デッドエンドの思い出』はとても好きです。

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2021/08/17

心にすっと入り込んでくる言葉たち 思わず感情移入して忘れかけてた気持ちを思い出せるストーリーばかり 親子関係についてが多かった

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2020/03/23

キッチン 「おかあさーん!」 おやじの味 バブーシュカ ミイラ ともちゃんの幸せ デッドエンドの思い出 の7編。 いやー、いいね。 1話ごとに休憩しないと読めないくらい沁みながら読んでしまった。 どれも好きです。 それぞれ違ったことを考えさせられ、 違...

キッチン 「おかあさーん!」 おやじの味 バブーシュカ ミイラ ともちゃんの幸せ デッドエンドの思い出 の7編。 いやー、いいね。 1話ごとに休憩しないと読めないくらい沁みながら読んでしまった。 どれも好きです。 それぞれ違ったことを考えさせられ、 違った気持ちになり、違うところで涙腺がゆるみそうになる そんな感じ! ひさしぶりのばななさんでした。

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2018/05/28

何の気なしに読める。 それでいて、楽しい。 こういう本、大好きだ。 特に、疲れているときは、こうやって本を読むことで自分を取り戻せる。

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2016/07/18

中高生向け?中短編自選アンソロジー「はじめての文学」シリーズ。 吉本ばななといえば20代の前半に『TSUGUMI』を読んだっきりだったのですが、いやまさか、この中短編集にこんなにも泣かされるとは。 いつも大体こういう作品なのか、それとも選んでみたらたまたまこういうのが集まったの...

中高生向け?中短編自選アンソロジー「はじめての文学」シリーズ。 吉本ばななといえば20代の前半に『TSUGUMI』を読んだっきりだったのですが、いやまさか、この中短編集にこんなにも泣かされるとは。 いつも大体こういう作品なのか、それとも選んでみたらたまたまこういうのが集まったのか、ばななビギナーの私には解らないのですが、本書では「こっぴどく傷ついた女の子が癒されていくお話」が多め。 だからってワンパターンなのかと言うと全然そんな事はなくて、傷つき方も傷の受け止め方もそれぞれに哀しくて苦しくて切なくて生々しくて、だけど読んでいく内に自分までもが癒されていくようで。なるほど、これがばななの操る「魔法」なのか……。 ばなな先生の長編も読みたくなりました。 【収録作品】 キッチン 「おかあさーん!」 おやじの味 バブーシュカ ミイラ ともちゃんの幸せ デッドエンドの思い出

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2016/02/29

短編、中編集。 一作目のキッチンを読んだときは、まったく良さがわからなかった。しかし、何作か読み進めていくうちに、よしもとばななさんの現代的ともいうべきか独特の文章と構成で描かれた主人公の感受性が味わい深いなのかなぁと思った。 話の雰囲気はいずれもよく似ている。 マイベストは...

短編、中編集。 一作目のキッチンを読んだときは、まったく良さがわからなかった。しかし、何作か読み進めていくうちに、よしもとばななさんの現代的ともいうべきか独特の文章と構成で描かれた主人公の感受性が味わい深いなのかなぁと思った。 話の雰囲気はいずれもよく似ている。 マイベストは、ストーリーで選んで「おかあさーん!」に一票投じる。いや、あとがきが一番素敵かも…。 ーーー p139「おやじの味」より 自分の毛虫に対する強度がゼロの価にまでいつのまに下がっていたのだろう。(略)こんな調子で私はどれだけの感受性をすりへらしてきたのだろう? p147「おやじの味」より 生きていることには本当に意味がたくさんあって、星の数ほど、もうおぼえきれないほどの美しいシーンが私の魂を埋めつしているのだが、生きていることに意味をもたせようとするなんて、そんな貧しくみにくいことは、もう一生よそう、と思った。

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2015/09/28

短編集 キッチン 「おかあさーん!」 おやじの味 バブーシュカ ミイラ ともちゃんの幸せ デッドエンドの思い出 キッチンは読んだことあるから読まなかった。 キッチンとともちゃんの幸せが特に好き。 デッドエンドの思い出も良かった。 デッドエンドの思い出より↓ "「そ...

短編集 キッチン 「おかあさーん!」 おやじの味 バブーシュカ ミイラ ともちゃんの幸せ デッドエンドの思い出 キッチンは読んだことあるから読まなかった。 キッチンとともちゃんの幸せが特に好き。 デッドエンドの思い出も良かった。 デッドエンドの思い出より↓ "「そうだよ、これで外に出て行こうなんて思ったら、それは傲慢っていうものだよ。世の中には、人それぞれの数だけどん底の限界があるもん。俺や君の不幸なんて、比べ物にならないくらいものがこの世にはたくさんあるし、そんなの味わったら俺たちなんてぺしゃんこになって、すぐに死んでしまう。けっこう甘くて幸せなところにいるんだから。でもそれは恥ずかしいことじゃないから。」"___227p "家族とか、仕事とか、友達だとか、婚約者とかなんとかいうものは、自分に眠るそうした恐ろしいほうの色彩から自分を守るためにはりめぐらされた蜘蛛の巣のようなものなんだな、と思った。そのネットがたくさんあるほど、下に落ちなくてすむし、うまくすれば下があることなんて気づかないで一生を終えることだってできる。"___235p あとがきより↓ "夢も持てない人生なんて、あってはいけない。夢とは、お金持ちになって広くて良い部屋に住み、仕立てのいい服を着て、おいしいレストランに行く………そんなものではないのです。夢とは、自由のことです。"

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2015/01/14

https://libweb01.gifu-cn.ac.jp/jhkweb_JPN/service/detail.asp?MAINKEY=1+61071508&SID=1aeFA60&MTLNO=1&RECNUM=1

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