Op.ローズダスト(上) の商品レビュー
極上のエンタテイメント
文章でありながら、映像が浮かび上がる。臨海副都心を中心に繰り広げられるアクション。対立する勢力。その中で響き合う、人のつながり。読み始めたら止まらない、極上のエンタテイメント作品です!
yui
BSで放映してた『ローレライ』を久しぶりに観て、原作おもしろかったなぁーと懐かしくなった勢いで、手に取りました本作品。 とにかくアクションシーンの迫力がすごい!冒頭にある爆弾が起爆するシーン、緻密に描写されてて、まるで映画を観てるみたいでした。引き込まれた! ....しかし文...
BSで放映してた『ローレライ』を久しぶりに観て、原作おもしろかったなぁーと懐かしくなった勢いで、手に取りました本作品。 とにかくアクションシーンの迫力がすごい!冒頭にある爆弾が起爆するシーン、緻密に描写されてて、まるで映画を観てるみたいでした。引き込まれた! ....しかし文章が重たくて重たくて、読み進めるのが辛かった。途中、何度か組織や人間関係が分からなくなったけど、読み返す気力が起きませんでした ....。 (;´Д`)ハァハァ、やっと半分...。下巻頑張ろう。
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数年ぶりの福井晴敏。 このスケールのでかさを味わいたかったのですよ。 国家とか防衛庁とか警察庁とか、いろんな思惑が複雑に絡みあうこの感じですよ。 新聞の深読みとかをしたくなります。
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『亡国のイージス』や『終戦のローレライ』を書いた福井晴敏氏の2006年の作品。映画化されるととてつもなく面白いと思うがよほどProducerが凄くない限り、お話に関係するのが警察や自衛隊、朝鮮半島、アメリカだったりするのでお金集めは難しいかもしれない。そう思わせるくらい作り話なが...
『亡国のイージス』や『終戦のローレライ』を書いた福井晴敏氏の2006年の作品。映画化されるととてつもなく面白いと思うがよほどProducerが凄くない限り、お話に関係するのが警察や自衛隊、朝鮮半島、アメリカだったりするのでお金集めは難しいかもしれない。そう思わせるくらい作り話ながらリアリティを持った作品です。 自衛隊にあると仮定されているダイスという非公開戦闘組織の青年と公安である事件をきっかけに干されていたがCIAとの太いパイプは持っている設定の中年刑事との絡みが話の展開をより面白く読ませる要素になっていて、寝るのも惜しんで読み進めたくなった。久しぶりにぐっと来た作品出会えた気がする。読み進むのは大変な小説だがおすすめです。 これから下巻に進むが展開はどうなるのか読めないところもよくできてる所なのかも。
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亡国のイージスが素晴らしかったもので。。。。 GWの夜、寝不足になったのはこの作品のせいです。 ネット財閥のアクト・フィナンシャルの入った赤坂フォルクスビルを、そこの重役である水月総一郎ごと吹き飛ばしたテロ組織。 警視庁公安部の並河警部補は、SITで第一線を張る若手刑事に、賞...
亡国のイージスが素晴らしかったもので。。。。 GWの夜、寝不足になったのはこの作品のせいです。 ネット財閥のアクト・フィナンシャルの入った赤坂フォルクスビルを、そこの重役である水月総一郎ごと吹き飛ばしたテロ組織。 警視庁公安部の並河警部補は、SITで第一線を張る若手刑事に、賞味期限切れの”公安部(ハム)の脂身”と揶揄されながらも、現場に首を突っこむ50歳。 今回のテロ事件で防衛庁と協力体勢をとることになった並河は、20代そこそこの自衛官である丹原朋希とともに調査活動に乗りだす。 丹原の所属はもちろんダイス。 きたーーーー!って感じでしょ。 この2人、見事に亡国のイージスの仙石と如月にオーバーラップします。 個人的には、如月のダークさの方が魅力的ですけれども。(笑) で、最初は北からの工作員としていたテロリスト5人組が実は元ダイスってことが分かり。 しかも、リーダーが丹原の親友。 ほほう、そうきたか。。。。 と気が付いたら夢中。(笑) 38
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久し振りに福井さんの長編を読みたくなって手に取った今作。上巻だけでも読み応えのある分量なのに、読むのが全く苦にならない面白さがありました。福井さんならではの熱さや苦味に涙するのはもちろん、重厚な物語に差し込まれるちょっとしたひとコマにクスリとさせられるような軽やかさが盛り込まれて...
久し振りに福井さんの長編を読みたくなって手に取った今作。上巻だけでも読み応えのある分量なのに、読むのが全く苦にならない面白さがありました。福井さんならではの熱さや苦味に涙するのはもちろん、重厚な物語に差し込まれるちょっとしたひとコマにクスリとさせられるような軽やかさが盛り込まれており、驚きもありつつ福井作品の意外な一面も見られて非常に面白い作品でした。物語の終盤での急展開が下巻にどう繋がっていくのか楽しみです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2009年3月29日(日) 13:00-17:00 紹介スタッフ:ふじ 『OP.ローズダスト』 現代日本で実際にテロが起きたらどのようなことが起こるのかを細かく書かれている。 主人公は自分たちと同じような環境。 北朝鮮のテポドン発射問題のとき、“自己責任”という言葉が流行語大賞になった。 憲法9条に関して、世論調査をした。そして、そのニュースで見た次の日に発射された。 発射されたことで世論調査の結果が変わった。賛成3割反対7割から賛成7割反対3割に。 意見を変えた人は、昨日の自分の意見に責任を持てていない。 自分の言ったことに責任を持って仕事をする。 ぜひ読んでみてください! ≪フィードバック≫ (いっちー)英語の授業で、『国家の品格』という本を教材として勉強していた。その中で、民主主義についての項目があった。「民主主義はいいようだけど、ひとりひとりの意見に責任をもっていないとダメな制度」と書いてあった。聞いていてその通りだと思った。その場のノリとかその時々の事件によって流されがちなことが多い。自分がそう思うのはどうしてなのか、きちんと考えないといけないと感じた。
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福井作品は「亡国のイージス」と「終戦のローレライ」と非常に面白く猛スピードで読み進めましたが、これはちょっと辛かった・・・ 戦艦ものよりよっぽどややこしく、最後までこの世界観に馴染めなかったかも。肝心な堀部三佳の魅力と「新しい言葉」「古い言葉」が含む内容にいまいちピンと来ず。 ...
福井作品は「亡国のイージス」と「終戦のローレライ」と非常に面白く猛スピードで読み進めましたが、これはちょっと辛かった・・・ 戦艦ものよりよっぽどややこしく、最後までこの世界観に馴染めなかったかも。肝心な堀部三佳の魅力と「新しい言葉」「古い言葉」が含む内容にいまいちピンと来ず。 そしてなぜか三佳の脳内イメージは大島優子でした!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
”川の深さは”や”Twelve Y.O.”の世界を継承する小説です。 相変わらず、重厚な文章で読了するまでに時間が掛かってしまいました。 上下巻あわせて1200頁ぐらいあり、しかも、行間が結構詰まっているので、 高嶋哲夫の小説と同等の行間にすると、倍ぐらいのページが必要なんじゃ ないかなぁと思ってしまいます。 500頁ぐらいの小説なら3~4時間程度で読みきってしまうのですが、 この本は7~8時間ぐらい必要でした・・・。 しかし、大胆な発想でストーリーを進めるのは読んでいて完全にフィクションだと 思わされるので、小説の世界に没頭しやすいですね。 逆に、一度現実に戻ってしまうと、小説の世界に戻るのが大変・・・。 福井晴敏の小説は、まとまった時間に一気に読むのが一番良いみたいです。 まあ、そんな時間はなかなか取れないのですが・・・。 私はこの小説結構気に入りました。
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『亡国のイージス』『終戦のローレライ』などのヒット作を持つ、福井晴敏の最新作。『亡国のイージス』で出てきたダイスが、この作品でも出てきます。ダイスと公安警察(防衛庁と警察庁)の闇の連携と反目が、この物語を一層複雑にします。 舞台は、赤坂、幕張と、私の良く知っている地域。出てくる...
『亡国のイージス』『終戦のローレライ』などのヒット作を持つ、福井晴敏の最新作。『亡国のイージス』で出てきたダイスが、この作品でも出てきます。ダイスと公安警察(防衛庁と警察庁)の闇の連携と反目が、この物語を一層複雑にします。 舞台は、赤坂、幕張と、私の良く知っている地域。出てくるビルなども、知っているビルだったりするので、それを本の中を照らし合わせると臨場感が増します。福井氏は、本を書く時は映画化を念頭に書くと言っていますが、この本もそうでしょうね。これが映画になることを考えると、ワクワクします。本を読むだけでドキドキするような派手なシーンが、映像化されたときはどうなるのでしょうか? 福井氏の次の作品が楽しみです。
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