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村上ラヂオ(1) の商品レビュー

4

198件のお客様レビュー

  1. 5つ

    50

  2. 4つ

    74

  3. 3つ

    50

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2020/05/03

50の文章のなかに童話について書かれたものがあったが、この本はまさに童話的なエッセイだと感じた。余計なことをなにも考えず好奇心と興味だけで読ませてくれる文章もなかなか無いものだ。

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2020/02/07

村上春樹はじめて読んだけど、面白い文体やった。ここ敬語なんだとかこんな言い方するんだとか。安易な決めつけをしないという姿勢にとても好感もてた。そんな視点もあるんだって思えたのが面白かった。

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2020/01/09

本文エッセイもいいんだけど、大橋歩さんの後書きもとても良い。素直な文章って読んでて自分も素直になれる気がするよね

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2019/11/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2019.11.18 読了。 薄い本なので1時間強あればさらっと読めるのが良いね。 村上春樹さんのエッセイを読むのは初めて。 以前読んだ『回転木馬のデッドヒート』は確かインタビューかなんかのエッセイ風フィクションだったんだけど、村上春樹さんて小説よりもこういうエッセイ(っぽい)方が個人的には面白いのよ。 小説ははっきりとした着地点が無いままさらっと終わるのがモヤモヤするのに対して、エッセイは1つの話ごとにまとまって終わってくれるから良いのかな、と思う。 村上RADIOを聴いて思ったんだけど、村上春樹さん自身に魅力があるんだろうね。 ダラダラ読むのに最適な一冊なんだけも、いかんせん薄い。せめて倍の100エピソードあっても良いくらい。 ただ、これくらいの方が寝る前にサクッと読めちゃうので、ちょうど良いボリュームなのかも。 個人的にグッと来たポイントは、 p.53『オブラディ・オブラダ』の「サビのない人」。この表現すごい。

Posted byブクログ

2019/07/29

エッセイは普段知らない作家の素顔を知れる機会ですよね。 本作品は、雑誌ananに一年間連載されたエッセイをまとめたものです。 「きんぴらを作るときに村上さんはニール・ヤングをBGMにするのか」とか「ニューヨークに行くときは朝のセントラルパークを走るためにその近くに宿を取るのか」...

エッセイは普段知らない作家の素顔を知れる機会ですよね。 本作品は、雑誌ananに一年間連載されたエッセイをまとめたものです。 「きんぴらを作るときに村上さんはニール・ヤングをBGMにするのか」とか「ニューヨークに行くときは朝のセントラルパークを走るためにその近くに宿を取るのか」と話をまるっと信じちゃいます。 しかし「真っ白な嘘」にあるように、村上さんは " 害のない出鱈目な嘘 " をつくのが好きとのことで、エッセイのなかでもけっこうな数の冗談・嘘をいいます。 そしてそれがリアル。 村上春樹の日常を知りたいと前のめりに読んでいてそういう嘘に出会うと「へぇ〜そうなんだ!・・・って嘘かぃ!!」とけっこう振り回されます。 「けんかをしない」のエッセイで、「仕事がら、いろんなところでいろんな人にひどいことを言われる」と言われるそうですが、この本を読むと村上春樹のホントとウソが分からなり、それも仕方ないんじゃないの?苦笑 と思ってしまいました。

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2019/07/17

村上春樹氏の肩の力を抜いた他愛もない話と大橋歩氏のヘタウマ的なゆるくて可愛らしい挿絵が相俟って何とも言えぬ味わい深いを生み出している。『an・an』に連載されていたエッセイなのね。納得。取り留めのない話のなかにも時おりハッとさせる本質めいた言葉が散りばめてるのはまさに村上春樹なら...

村上春樹氏の肩の力を抜いた他愛もない話と大橋歩氏のヘタウマ的なゆるくて可愛らしい挿絵が相俟って何とも言えぬ味わい深いを生み出している。『an・an』に連載されていたエッセイなのね。納得。取り留めのない話のなかにも時おりハッとさせる本質めいた言葉が散りばめてるのはまさに村上春樹ならでは。Macintoshが立ち上がるまでの間に読んではいかが?(詳しくは本編。と書きつつも、いまのPCはSSD起動なのでそうした「間」はなくなってしまったが)

Posted byブクログ

2019/05/05

50遍のエッセイ。隙間時間にサクサク読める。こういう随筆を書いてみたいと思うけど、簡単そうに見えて、実際はバックグラウンドとして膨大な教養と人生経験が必要なんでしょうね。

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2019/01/14

村上春樹さんの文章と大橋歩さんの版画で構成された50編収録の好エッセイ集ですね。本当に素晴らしい内容でお世辞抜きにして全部の頁が心から楽しめましたし今後も何度でも読み返せそうな気がしています。大橋さんの素朴なイラストもそっと文章に寄り添って心を癒やしてくれますね。村上さんは食べる...

村上春樹さんの文章と大橋歩さんの版画で構成された50編収録の好エッセイ集ですね。本当に素晴らしい内容でお世辞抜きにして全部の頁が心から楽しめましたし今後も何度でも読み返せそうな気がしています。大橋さんの素朴なイラストもそっと文章に寄り添って心を癒やしてくれますね。村上さんは食べる事、古い音楽を聴く事、動物を愛する事、風景を愛でる事、等々の全部をひっくるめて失敗さえも良い思い出と捉えながら過去・現在・未来の人生を肯定的に愛されているのだなと強く感じましたね。順番に短い文章での要約に挑戦してみますね。 人間の実態は変わらない・素晴らしい効用のある映像は手にし難い・ずるずるずる!・悲運の焼かれたブラジャー・がんばれ、全国の猫山さん・うなぎはかなり特殊な食べ物・実在した死の感触・知事さんとイージーさ・柿ピーは公平に・人生のやり直しは嫌・サビのないのは疲れる・料理は空気つき・リンゴの唄を歌おう・料理作りに最適な音楽・失恋猫と切れ猫・スキヤキでいいじゃん・さださんもヤクルトファン・昔の雑誌の回想・中古レコード万歳・側に動物がいる幸せ・演劇を観るスリル・ひげ剃りの真実・ドーナッツのルーツ・リヒテル「版画」の思い出・さだヴァッシングと似ています・五月蠅い機内アナウンス・熱々のコロッケパンにかぶりつく喜び・教師失格・幸事魔多し・ちらし寿司の魔力・悪夢の宇宙便所・広い原っぱの記憶・童話の楽しさ・音楽への愛・美味しいブラッディ・メアリを飲みたい・害のない嘘が良い・動物園の檻の中に入るのもいい・ハンサムでなくていい・円周率の宇宙への発信が心配・美しいはやぶさとの邂逅・若い内に恋をしよう・食堂車の不味い料理は最悪・長生きも困る・骨董屋での災難・悪口を喜べ・柳の木の風情・体重計と仲良し・ゴルフとの接点・走る喜び・20世紀との別れ

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2018/11/25

 ラジオから流れてくる話のように、さらさらと聞き流せる(読み流せる)文章。 どうでもよくて、なんの教養にもならないけれど、カフェに入って本を開くとなんだかリラックスできる。 そんな文章たちのエッセイです。 嫌いじゃないなと思います。 オススメは「これでいいや」。 僕も、僕の考...

 ラジオから流れてくる話のように、さらさらと聞き流せる(読み流せる)文章。 どうでもよくて、なんの教養にもならないけれど、カフェに入って本を開くとなんだかリラックスできる。 そんな文章たちのエッセイです。 嫌いじゃないなと思います。 オススメは「これでいいや」。 僕も、僕の考え方や、感じ方や、好みや、話し方や、そんないろんな要素を総合して、僕ととらえ、気に入られたり気に入ったりできればいいなと思います。

Posted byブクログ

2018/11/19

村上春樹のエッセイは、とてもいい。どの話もほんわかした感じが微笑ましいし、ときおり紹介される音楽や本なども、ちょっと聴いてみたい、読んでみたいという気持ちにさせられる。うまいなあ。

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