村上ラヂオ(1) の商品レビュー
ドーナツとコロッケの話を読んで、無性に食べたくなった。 ドーナツは昨日食べたんだけどね。 コロッケは水野屋で買い食いしたいなー。
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村上春樹のエッセイをしっかりと読むのは初めてで読後の正直な感想は普通の感覚の日本人じゃないかということ。 この人があの唯一無二の世界観を持つ小説を創るとはどういうことなのだろうと思う。 ドーナツの穴は揚げパン調理中に熱を素早く伝えるために150年ほど前にアメリカで偶然生み出され...
村上春樹のエッセイをしっかりと読むのは初めてで読後の正直な感想は普通の感覚の日本人じゃないかということ。 この人があの唯一無二の世界観を持つ小説を創るとはどういうことなのだろうと思う。 ドーナツの穴は揚げパン調理中に熱を素早く伝えるために150年ほど前にアメリカで偶然生み出されたというエピソードが一番印象的。この先何かの役には立つとは思わないけど…
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「牡蠣フライ論」の変化球がたんまりと。 ドーナツを語って自分を語る。 穏やかでユーモアある人が最強 という持論があるのですが 確信と化しました。
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年齢と性別を感じさせないような水のような不思議な文体。年若いが聡明な青年が書いたような気もするし、歳を重ねた博識な老人が書いたような気もするエッセイだった。
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めちゃめちゃお気楽なエッセイでありながら、その表現に時々グッとくる。 揚げたてのドーナッツって、色といい匂いといい、かりっとした歯ごたえといい、何かしら人を励ますような善意に満ちていますよね。どんどん食べて元気になりましょう。ダイエットなんて、そんなの明日からやればいいじゃない...
めちゃめちゃお気楽なエッセイでありながら、その表現に時々グッとくる。 揚げたてのドーナッツって、色といい匂いといい、かりっとした歯ごたえといい、何かしら人を励ますような善意に満ちていますよね。どんどん食べて元気になりましょう。ダイエットなんて、そんなの明日からやればいいじゃないですか。 でも10代後半くらいの少年少女の恋愛には、ほどよく風が抜けている感じがある。深い事情がまだわかっていないから、実際面ではどたばたすることもあるけれど、そのぶんものごとは新鮮で感動に満ちている。もちろんそういう日々はあっという間に過ぎ去り、気がついたときにはもう永遠に失われてしまっているということになるわけだけど、でも記憶だけは新鮮に留まって、それが僕らの残りの(痛々しいことの多い)人生をけっこう有効に温めてくれる。 (中略)たとえ年をとっても、そういうみずみずしい原風景を心の中に残している人は、体内の暖炉に火を保っているのと同じで、それほど寒々しくは老け込まないものだ。
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あんなに小説は不可解で霧の中みたいな文章なのに、エッセイはほんとうに面白くて何回も読みたくなる。移動中とかにクスッとできる感じ
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『anan』に連載していたベリーショート50話のエッセイ集。30年以上前に読んだ青春3部作の感覚が蘇ってきました。村上春樹氏のような音楽に傾斜してなく、洋楽にも全く詳しくないので流し読みの項目もあって、なんか悔しいな。時々でてくる「○○っていいですよね」の言い回し好きです。
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村上ラヂオをいつも聴いているので、村上さんの声のまま読むことができた。軽やかで楽しい!大橋歩さんの画もかわいい。
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むかし、村上春樹の小説を読んで意味わからなすぎてどうしようと思った経験があったのでそれ以降読んでなかったけれど… エッセイはめちゃくちゃ面白かった! (というレビューが多いのも納得!)
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これはずるい。普段は大衆を置いていくようなファンタジーをしたためつつ限りなく人間臭いエッセイというギャップ萌えを残されてはますます村上ワールドにはまる他ないです。
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