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雪国 の商品レビュー

3.5

462件のお客様レビュー

  1. 5つ

    74

  2. 4つ

    118

  3. 3つ

    173

  4. 2つ

    35

  5. 1つ

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そうか、カワバタは大…

そうか、カワバタは大阪人だったのか。ガス自殺したんだな。あたりまえの常識かもしれません。すみません。2,3歳で父母をなくした悲しみが、その作品の奥深くに流れている気がします。

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「伊豆の踊子」と並ん…

「伊豆の踊子」と並んで最も有名な作品であると思われる。有名な冒頭の一文から物語の世界に引き込まれる。

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流石名作。まだ読んで…

流石名作。まだ読んでない方は是非一度読んでみては。

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主人公島村の恋愛観は…

主人公島村の恋愛観は最後には踏みとどまるある意味冷めた感があるのに対し、駒子の一途で真っ直ぐな思いが文面全体にひしひしと伝わってきます。それがこの作品の醍醐味ですね?冒頭の汽車の窓に重なって映る車内の少女の顔と外の風景の描写は作者のすごさが感じられます。

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素晴らしい名文章の宝…

素晴らしい名文章の宝庫。女性描写が上から見下ろしたような感じなのですが、自然描写だけでも読む価値はあります。

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2025/01/20

〈国境の長いトンネルを抜けると雪国であった〉から始まる、人間・自然描写からリアリズムを感じさせる川端康成の小説。単なる経験以上の知識を与えてくれる。

Posted byブクログ

2025/01/11

文体に不思議な魅力があって、飽きさせない面白さがある。 身体感覚に訴えるような生々しさや細かい描写はない、抽象的な表現が多いのだけれど、比喩と色の取り合わせ方が、繊細な鋭さを含んだ抒情を感じさせる。あえて説明しすぎない余白も相まって、情景が自分の心象と混ざり合って反応を起こして...

文体に不思議な魅力があって、飽きさせない面白さがある。 身体感覚に訴えるような生々しさや細かい描写はない、抽象的な表現が多いのだけれど、比喩と色の取り合わせ方が、繊細な鋭さを含んだ抒情を感じさせる。あえて説明しすぎない余白も相まって、情景が自分の心象と混ざり合って反応を起こしているようだった。

Posted byブクログ

2025/01/04

新潟の温泉宿を舞台に、男女の織りなす模様を雪国の静かな情景をともに描いている作品。 東京からの宿泊客である島村は、芸者の駒子を気にいるが、あくまで「友達」でとどめて良い関係を保とうとする。そんな島村に感情をぶつけつつも尽くす駒子と、それを「徒労」と言いあくまで客観的にとらえる島...

新潟の温泉宿を舞台に、男女の織りなす模様を雪国の静かな情景をともに描いている作品。 東京からの宿泊客である島村は、芸者の駒子を気にいるが、あくまで「友達」でとどめて良い関係を保とうとする。そんな島村に感情をぶつけつつも尽くす駒子と、それを「徒労」と言いあくまで客観的にとらえる島村。そこにこれまた島村が惹かれる葉子が出てくる。 一向に展開しない恋愛関係ですが、それも雪国の情景のひとつとしてゆったりと読み終えました。読んでいると「新潟感」が思い浮かぶのは文章の繊細さがあってこそなのでしょうか。 作品に付された注釈や解説も興味深く、作品理解を深める上で有益でした。

Posted byブクログ

2024/10/20

中学一年の頃に買った本。 当時難しくて読めなかったが大人になってようやく読了。 話の内容より、描写の綺麗さ、丁寧さを楽しめた。 ストーリーは二回目読むとより入ってくるだろうと感じた。

Posted byブクログ

2024/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

結局読んでもよく分からない、というのはあるけれど、人間関係なんて(とくに男女の恋愛なんて)曖昧でよく分からないまま終わっていくことも多いし、おそらく今私たちが“小説を読んでいる”から明確な感情や理由の描写を求めてしまうだけあって、そう思えばよく分からず曖昧なまま関係が終わっていく二人のリアルな関係が、美しい雪国の描写と共に描かれていた作品なのではないかと思う。

Posted byブクログ