図南の翼 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
十二国記、再読…何冊目だったかな(苦笑)。 珠晶はやっぱり格好良いです。 珠晶の昇山する理由が良いですよね。 最後に泣きながら話すのが可愛いのですが、本当にすごく立派な人間だと思います。 そして珠晶から見た、まわりの大人たちの言動が、今の自分には痛いところもあったり…。 いつまでも珠晶のように素直で謙虚(…とはまたちょと違うかな?でも自分の出来る出来ないは、きちんとわきまえてますよね)でありたいと思うし、初めから諦めたりしない心を持てたら良いなと思います。 この先の恭国の立て直しは描かれることがあるのでしょうか…。 やはり12歳の少女が王ということで、陽子の時のように簡単にはいかず、いろいろドラマはあったんじゃないかなぁとは思うのですが、珠晶が主人公なら気持ちよくストーリーが進んでいきそう。 でも、恭国の続編は出なそう(苦笑)。 他国の話ももっと読んでみたいです。
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これは楽しかった。シリーズを通して、今のところ失望させられたことはないけど、その中でも出色の出来かも。色んな立場から王になるまでの過程を描いた作品が多いけど、今回もその系統。一方で、細かい芸が冴え渡っていて、中でも妖魔が溢れる黄海で出会った仙人の正体については、衝撃が大きくて鳥肌...
これは楽しかった。シリーズを通して、今のところ失望させられたことはないけど、その中でも出色の出来かも。色んな立場から王になるまでの過程を描いた作品が多いけど、今回もその系統。一方で、細かい芸が冴え渡っていて、中でも妖魔が溢れる黄海で出会った仙人の正体については、衝撃が大きくて鳥肌モノだった。まだ殆ど触れられさえしていない国も多いし、壮大な世界観に期待は膨らむばかりです。
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恵まれた立場の人間が持つ独特の苦悩が描かれててよかったと思う。 珠昌から迸るノブリス・オブリージュかっこいい。
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十二国記シリーズのなかでも、読み応えのある作品だと思います。王になるために命がけで挑む旅。王になって国をおさめんがためにみな麒麟に会いにくるのでしょうが、その中にはなして何人が自分が王になり良い国を作ろうと旅をしているのでしょう?自分が王になるという欲のためではないでしょうか?そ...
十二国記シリーズのなかでも、読み応えのある作品だと思います。王になるために命がけで挑む旅。王になって国をおさめんがためにみな麒麟に会いにくるのでしょうが、その中にはなして何人が自分が王になり良い国を作ろうと旅をしているのでしょう?自分が王になるという欲のためではないでしょうか?そして選ばれたのは小さな女の子でした。この作品は王と麒麟だけでなく、それぞれの人たちのそれぞれの生き方や、生きるということはどういうことかを教えてくれる作品だと思います
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2013/11読了。少女珠晶の昇山の物語。今までの巻にも出てきた昇山が、実はこんなに過酷な旅だったとは。旅を通して、大人たちの振る舞いを見て、一段と成長する珠晶が小気味いい。 そして、今回もシリーズの他の巻とうまく絡んでるなあ、と感心。
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2013.10.23pm11:50読了。のめりこんだ。いよいよこの物語にハマってしまった。非情な現実をオブラートで包むこともせずありのままを映し出すところが好きだ。主人公を通して、自分の甘さを指摘されているようにも感じた。自分にとっての善意が、正義が、当たり前が、どこででも、誰に...
2013.10.23pm11:50読了。のめりこんだ。いよいよこの物語にハマってしまった。非情な現実をオブラートで包むこともせずありのままを映し出すところが好きだ。主人公を通して、自分の甘さを指摘されているようにも感じた。自分にとっての善意が、正義が、当たり前が、どこででも、誰にでも通用するわけではない。ときに自分勝手になりながらも、物事の本質や原因を自分の経験や知識を照らし合わせながらどこまでもひたむきに考え抜く。そんな主人公を通して、私もまた色々なことを示唆されたように感じる。弱い、目を背けていた部分を見通された感じがする。わがまますぎて、なんだこいつ、とか思ったときもあったが、読了後は主人公が好きになった。もう全巻一気読みしたいなあ。
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十二国記好きな順の2番。 どうあっても私は女の子が活躍する話が大好きなんです。 あの彼 が出て来たとこもポイント高し!
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何不自由なく、豪商の娘として育った少女、珠晶は、先王の没後、荒廃した供国を憂い、次の王となるため、蓬山を目指す。 12歳の王だなんて、想像できない!というか、12歳の少女しか、国を救う、人間がいなかったというのが、なんとも皮肉(苦笑)金持ちは、自分達の、安全な地位にあぐらをかき、...
何不自由なく、豪商の娘として育った少女、珠晶は、先王の没後、荒廃した供国を憂い、次の王となるため、蓬山を目指す。 12歳の王だなんて、想像できない!というか、12歳の少女しか、国を救う、人間がいなかったというのが、なんとも皮肉(苦笑)金持ちは、自分達の、安全な地位にあぐらをかき、貧乏人は、自分達の苦難を嘆きながらも、諦めきっている。そんな情けない、大人たちを見かねて、自ら、王になることを決心する珠晶。理詰めで、大人たちをやり込める珠晶を、はじめは、生意気なお嬢様だと思っていたけど…。なかなかどうして、賢くて、勇気があって、人情がある。そして、都合のいい言い分けばかりする大人に、マッスグ向かっていく正直さ。そういう心、長い間、忘れていた気がする。そして、「お前は、自分が、王になれるとでも思っているのか?」と問われ、「そんなわけないじゃない!」と言う場面や、供国の麒麟が、珠晶を迎えにきたとき、「なんで、私が生まれたときに、きてくれなかったのよ!」といった、珠晶の姿に、胸が熱くなった。
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再読。 シリーズの中で最も好きな物語と言っても過言ではないくらい好き。 (ホントは選べないけど~) 珠晶の成長が素晴らしく、そして頼もしい。 犬狼真君の登場も嬉しい。
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珠晶が昇山し、供王に即位するまでが描かれる。のちに王になるだけあって、単なるわがままで生意気なお嬢様じゃないな。なんといっても犬狼真君に本音を語るところが一番印象に残った。
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