図南の翼 の商品レビュー
20年ぶりくらいに再読。 十二国記は陽子も泰麒もネガティヴな主人公で読むのがしんどい中、どこまでもポジティブなちびっこヒロイン珠晶で、読むと気分があがる一作。 肯定のなかで育てられた前向きさで困難に立ち向かう。幼いがゆえの正義感で突っ走りつつ、現実を知りながらすこしずつ大人に...
20年ぶりくらいに再読。 十二国記は陽子も泰麒もネガティヴな主人公で読むのがしんどい中、どこまでもポジティブなちびっこヒロイン珠晶で、読むと気分があがる一作。 肯定のなかで育てられた前向きさで困難に立ち向かう。幼いがゆえの正義感で突っ走りつつ、現実を知りながらすこしずつ大人になってゆく。 ヒロインの年齢設定が幼いので、児童書としてもよいのかも。
Posted by
十二国の一つ恭の新しい王がたつまでの冒険譚。 子供と侮るなかれ、強いぞ! そして、黄山途中で出てくるあの人!泣けてくるー!!
Posted by
恭国には27年王様がおりません。 そのため妖魔が跋扈し国が傾いております。 そんな中、何不自由なく暮らす一人の少女【珠晶】が昇山を試みる物語です。 物語の終盤で語られる彼女が昇山を決めた理由には心を打たれます。 黄海を渡る旅の一行からも学ぶものがあります。
Posted by
再読。 シリーズ随一の明るさを持つ作品ではないだろうか。 微笑ましい一作。 乾県の悪質な朱氏はこの後、どえらい目に合うんだろうなと考えるとじんわり楽しい。 以前登場した哀しい出自のあのキャラが再登場。 これには嬉しい驚き。 またもや満足。
Posted by
十二国記シリーズ 何不自由なく、豪商の娘として育った少女が、先王の没後、荒廃した供国を憂い、蓬山を目指す物語。 「大人がやらないんだからしょうがないじゃない」 気の強さと純粋さを併せ持った少女が 出会った大人たちに助けられつつ王になる 前作でちらっと出てきた供王は、こうや...
十二国記シリーズ 何不自由なく、豪商の娘として育った少女が、先王の没後、荒廃した供国を憂い、蓬山を目指す物語。 「大人がやらないんだからしょうがないじゃない」 気の強さと純粋さを併せ持った少女が 出会った大人たちに助けられつつ王になる 前作でちらっと出てきた供王は、こうやってできたのか
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
再読了。 たまーにすごく読みたくなりアニメも見返しちゃったりする作品で、中でも図南の翼が一番好き。 描写もすばらしいのだけど、珠晶の考え方、運の強さ(天が味方についてるからだけど)は気持ちがいい。 終わりの方で、泣きながら心情を吐き出すところは、小さい体でいっぱい抱えてたんだなってホロリとして、
Posted by
この話が一番好きかも。 これまでのいろいろな話が絡む。 更夜がこんな重要な役で出てくるとは思わなかった。 周りの大人が何もしないから、自分がやるんだということを平気で言う子供っていったい。 王になるべき人を皆が助けていく。自分のことしか考えられない奴はどんどん脱落していく。 王に...
この話が一番好きかも。 これまでのいろいろな話が絡む。 更夜がこんな重要な役で出てくるとは思わなかった。 周りの大人が何もしないから、自分がやるんだということを平気で言う子供っていったい。 王になるべき人を皆が助けていく。自分のことしか考えられない奴はどんどん脱落していく。 王になれなければ、騎獣を捕まえる。その達観した感じには恐れ入る。 周囲をよく見て、どうしてかを考えて成長していく姿がいい。
Posted by
風の海 迷宮の岸で、驍宗や李斎はこの道を経て象山してきたんだなあと考えるとまた感慨深い。 珠晶の考え方にも見習うべきところがあって、彼女の気持ちいいほどのまっすぐぶりは簡単ものだった。
Posted by
十二国記シリーズは、どんな自己啓発本を読むよりも強く自分を奮い立たせてくれる。図南の翼はシリーズの中でも物凄い傑作だと思う。圧巻の一言に尽きる。
Posted by