図南の翼 の商品レビュー
豪商のわがまま娘が、…
豪商のわがまま娘が、恭国の王になるために蓬山を目指すファンタジィ。シリーズを読んでいれば結末が分かっているのだが、それでも充分楽しめる。
文庫OFF
これは泣いた… 十二国記として楽しめたかは解らないけど、珠晶の主体性に心を打たれる。 そう、これはコヴィー氏の『7つの習慣』そのままじゃないか。周りが悪いから自分が不幸と思うんじゃなくて、自分が望む形にどう自分を動かすかの主体性だよ。 初期の大木鈴(だったっけ…)の逆の性格だな。
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2023年7月23日 12才なのに。 自惚れ強いけど、本当に大切なことがわかっている。 最高の職を望みながら、最低の職になるのも良い、と偏見無く、その職の本質を理解している。 自分の考えを語るのに立場、経験が必要で、それを考え抜いて実現に向け、実践している、その勇気。 平和、平等...
2023年7月23日 12才なのに。 自惚れ強いけど、本当に大切なことがわかっている。 最高の職を望みながら、最低の職になるのも良い、と偏見無く、その職の本質を理解している。 自分の考えを語るのに立場、経験が必要で、それを考え抜いて実現に向け、実践している、その勇気。 平和、平等、安全のために私がいる!
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以前にも読んだことがあったけど、 内容を完全には覚えておらず、楽しめたー! 主人公の成長していく様子は読み応えがあり、 視点が切り替わるタイミングも秀逸。 他の十二国記の登場人物との交差もいいなーと。
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前作で珠晶が登場しているので結果は分かっているのに、それにもかかわらずこの面白さ、驚きです。 珠晶が本音をさらけ出したシーンは軽く泣けちゃうくらい熱い。 駁の名前の由来となったあの人は、意外だったけど納得。 利広の正体はほぼ予想通りかつキーマン。 頑丘のぶっきらぼうな感じといい...
前作で珠晶が登場しているので結果は分かっているのに、それにもかかわらずこの面白さ、驚きです。 珠晶が本音をさらけ出したシーンは軽く泣けちゃうくらい熱い。 駁の名前の由来となったあの人は、意外だったけど納得。 利広の正体はほぼ予想通りかつキーマン。 頑丘のぶっきらぼうな感じといい、人物が魅力的に書き分けられているのがすごい。 珠晶の気づきやそのことについて考えるシーンがたくさんあり、読者なのにハッとさせられたりもしました。 陽子とはまた違った強さで、癇癪持ちなのは難点だけど、珠晶のようにありたいなと思いました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
王になるために昇山を志した12歳の少女、珠晶。無謀な旅だと誰もが思ったが、彼女は持ち前の行動力と回転の速さでどんどん進む。 とてもネタバレになるんだけど、更夜が出てきてうれしかった。六太と別れてから色々あったんだろうな。まさか神様のようになっているとは。 珠晶が王になるのは、前作ですでにわかっていたけれど、人となりが想像以上に凄まじかった。
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十二国記5作目。供王登極の物語。12歳の少女が王となるべく昇山する。その心は自分が王足りうる自身が半分。もう半分は12歳の私でも昇山できるのだから、大人たちはなぜしないと言ってやるため。まだまだ子供だなと思う一面もあれば、大人顔負けの一面もあり、付き合わされる頑丘が気の毒と思いつ...
十二国記5作目。供王登極の物語。12歳の少女が王となるべく昇山する。その心は自分が王足りうる自身が半分。もう半分は12歳の私でも昇山できるのだから、大人たちはなぜしないと言ってやるため。まだまだ子供だなと思う一面もあれば、大人顔負けの一面もあり、付き合わされる頑丘が気の毒と思いつつ、利広のように面白がる気持ちもあり。助け合うってのはどういうことか。王とはどうあるべきか。頑丘の頑なさも理解はできるが、人として大人としてあるべき姿がどうか。考えさせられることは多々ある。そして、真君がそうきたか。と。
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再読。 十二国記の中ではあまり好みじゃないが、「猟師士」が新しく登場した。 それと利広から今まで内情が出てこなかった「奏」が見える。
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20年ぶりくらいに再読。 十二国記は陽子も泰麒もネガティヴな主人公で読むのがしんどい中、どこまでもポジティブなちびっこヒロイン珠晶で、読むと気分があがる一作。 肯定のなかで育てられた前向きさで困難に立ち向かう。幼いがゆえの正義感で突っ走りつつ、現実を知りながらすこしずつ大人に...
20年ぶりくらいに再読。 十二国記は陽子も泰麒もネガティヴな主人公で読むのがしんどい中、どこまでもポジティブなちびっこヒロイン珠晶で、読むと気分があがる一作。 肯定のなかで育てられた前向きさで困難に立ち向かう。幼いがゆえの正義感で突っ走りつつ、現実を知りながらすこしずつ大人になってゆく。 ヒロインの年齢設定が幼いので、児童書としてもよいのかも。
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