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幻の女 の商品レビュー

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92件のお客様レビュー

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「暗闇へのワルツ」と…

「暗闇へのワルツ」と並ぶアイリッシュの傑作。ちょっとネタは古く感じても、読者を引っ張る力はさすが!

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アイリッシュの最高傑…

アイリッシュの最高傑作でかつ、サスペンスの頂点。幻の女を追っていく過程のスリルとラストに明かされる真実の衝撃はこれからも語り継がれていくであろう。

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語るまでもない名作、…

語るまでもない名作、そして名訳。この強烈なスリルとサスペンスはまさに衝撃でした。彼女しか自分のアリバイを証明してくれる人がいない!(「カボチャ型の帽子」だけはどんな帽子か想像できないのだが・・)しかし、ここにもまた衝撃のラストへの伏線が。恐るべきサスペンスの歴史的傑作。

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かの江戸川乱歩をして…

かの江戸川乱歩をして「世界十傑に値す」(当時)と言わしめた傑作。時代の流れかややスピード感が足りないものの、幻の女を追っていくプロセスや最後の衝撃は色あせません。

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ハヤカワミステリのミ…

ハヤカワミステリのミステリベスト100みたいなのでトップだった作品。 ミステリアスでとても美味しい作品でした。 描写の幻想的な美しさと、人物の心理面が丁寧になぞられているのも良かったです。 謎解き要素がメインながら、「女を追う」というサスペンス要素も加わっており、ドキドキハラハラ...

ハヤカワミステリのミステリベスト100みたいなのでトップだった作品。 ミステリアスでとても美味しい作品でした。 描写の幻想的な美しさと、人物の心理面が丁寧になぞられているのも良かったです。 謎解き要素がメインながら、「女を追う」というサスペンス要素も加わっており、ドキドキハラハラさせられました。ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムシリーズと空気が近い気がします。 ただ本格ミステリスキー的には、ややご都合主義的な部分と狂気という解釈が引っかかりました。

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妻が殺された時間のア…

妻が殺された時間のアリバイを証明してくれるただ一人の証人が消えた。トリック自体は現在の読者ならすぐに分かってしまうだろうが、それでも読ませる筆力はさすが。

文庫OFF

2022/09/05

 以前の会社で同僚だった方がSNSで紹介されていたので手に取ってみました。  ミステリー小説なので、感想はネタバレにならない程度に留めておきますが、冤罪を晴らすというゴールが明確、ストーリー展開に変な小細工はありません。  確かに読み応えのある作品でした。

Posted byブクログ

2022/03/25

男は夜の街で奇妙な帽子をかぶった女と出会う 女を誘って食事をし、カジノ座に行き、酒を飲んで別れ、家に帰ってみると妻が何者かに殺されていた 自分のアリバイを証明してくれるはずの女を覚えている者はなくこつ然と消えてしまう あたかも"幻の女"であったかのように そし...

男は夜の街で奇妙な帽子をかぶった女と出会う 女を誘って食事をし、カジノ座に行き、酒を飲んで別れ、家に帰ってみると妻が何者かに殺されていた 自分のアリバイを証明してくれるはずの女を覚えている者はなくこつ然と消えてしまう あたかも"幻の女"であったかのように そしてページをめくっていくと驚愕の事実が姿を現す!!!…うん読んだことあるわw(驚愕の事実ってそれかよ!というね) そりゃあそう そりゃあそうですよ!こんなミステリーの名作中の名作を読んだことないわけないじゃないですか! やだなぁ(そして多分持ってた) すみません、完全に忘れてました そして途中で思い出しました そしてこういう時に限って結末も思い出しちゃいましたw 解説を読んでそういえば江戸川乱歩が絶賛してたんで読んだんだっけというのも思い出しました んでも面白かった! 読んで良かった! いや読み直して良かった!! そしてこの時代は良かったなぁなんて思いました 今だったらこんなん科学捜査で一発やんな まぁ今は今でそれらを活かした名作が生み出され続けてますけどね ミステリーに底はない!(なんか名言ぽく言った!)

Posted byブクログ

2021/12/28

久しぶりの帰省で見つけた本を備忘録として登録。 自分でも内容をよく覚えてないのでレビューが書けません。

Posted byブクログ

2021/08/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった......  冒頭の文がすてきです。ミステリというより、サスペンスというより一編の叙情詩でした。なるほど一気に読めちまいます。  目次にずらずらっと「死刑執行前〇〇日」とあるから「無実の罪で死刑宣告か?」「無実は証明されるのか?」と焦燥感にかられますもん。  で、あせりながら読むんですけど、登場人物描写のいわくいいがたい叙情的な、けれども的確な観察にぐっとくるのです。創作者独特の魅力ですね。  たしかにミステリとしては粗雑なところがあり、謎解きも平凡です。でも補って余りあり、この作品は1942年初版ですからもう半世紀以上たっているのですが、褪せてませんね。  ミステリファンにはやっぱり一読の価値ありの本です。

Posted byブクログ