ブラック・ティー の商品レビュー
Kindle Unlimited(11冊目) え?どういうこと??みたいな話ばかりの短編集。面白いような、面白くないような。
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短い短編集。少しずれてる主人公が10人出てきてそれぞれが小さく大きな罪を犯している。 始めは他人事のように読んでいたけど、読み進めていくにつれて自分にももしかしたらこういった一面があるかもしれない、とおもいはじめた。読みやすかった
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あなたは、自分が罪を犯さず真っ当に生きていると100%言えますか? 本作は10人の10種類の小さな罪がテーマ。 置引き、立ち小便、借りパク、盗聴。ちょっとした寂しさから、弱さから、気付かぬうちに、やってしまった罪。読んでるうちは常識とかけ離れた人たちの話と思ってたけれど、思えば...
あなたは、自分が罪を犯さず真っ当に生きていると100%言えますか? 本作は10人の10種類の小さな罪がテーマ。 置引き、立ち小便、借りパク、盗聴。ちょっとした寂しさから、弱さから、気付かぬうちに、やってしまった罪。読んでるうちは常識とかけ離れた人たちの話と思ってたけれど、思えば殆どの人間が法の世界の全てを知らないし、私自身も軽犯罪法に違反してしまったことあるのかも...と怖くなった。 明日は我が身。まずは借りたままになってるものがないか確認しようと思う。
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少しずつ常識とずれた人々の物語。 ちょっとした日常の罪の物語。 「誘拐犯」がなんか悲しかった。 「夏風邪」 は痛々しく怖い。
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すぐに読めちゃう短編集。 常識に囚われない、はみ出ている人物たちが印象的でした。 非難されても、傷つけたとしても、生きているならいいと思う。
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初読みの作家。 10編の短編は軽犯罪をテーマにしている。 短歌の集まりでお薦めされたので読んでみた。 これは面白い。 しかし、本が古い、20年前の作品だもんねぇ。 修理してからの貸し出しって・・ 新しいの見つけたら買って 図書館に寄付しようかと思ったよ いい作品だしね。 20年...
初読みの作家。 10編の短編は軽犯罪をテーマにしている。 短歌の集まりでお薦めされたので読んでみた。 これは面白い。 しかし、本が古い、20年前の作品だもんねぇ。 修理してからの貸し出しって・・ 新しいの見つけたら買って 図書館に寄付しようかと思ったよ いい作品だしね。 20年前の作品とは思えない。 確かに、ツールはポケベルで家電で留守番電話。 でも、人が抱える闇は今も変わらない。 読んだ後に自分の中の ドロリとした部分が見え隠れする。 表題作の「ブラック・ティー」が一番よかったかな。 山手線に乗って忘れ物の鞄の中から現金を盗む。 それが、彼女の生活。 なんというどんよりさでしょう。 10篇の全体にグレーのフィルターがかかっているようで 最後に一つだけ色が差し入れられる。 それは、もう、なんというか 人の抱える闇を差し出している感じがする。
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「寿」「ニワトリ」が刺さる。寿、「年賀状すら寄越さない女の結婚式に誰が喜んで来ると思うの」。さすがにそこまでではないけど、他人のためある程度は尽くさなきゃ、自分が遊びたい時だけ遊んでもらう、そんな薄っぺらな関係じゃ、今は楽しくても、だめだ。他人中心に生きる。ニワトリはもう少し浅め...
「寿」「ニワトリ」が刺さる。寿、「年賀状すら寄越さない女の結婚式に誰が喜んで来ると思うの」。さすがにそこまでではないけど、他人のためある程度は尽くさなきゃ、自分が遊びたい時だけ遊んでもらう、そんな薄っぺらな関係じゃ、今は楽しくても、だめだ。他人中心に生きる。ニワトリはもう少し浅めに反省、モノとカネは返す。
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タイトルは「ブラックティー」。 バラの名前らしい。 花、そして「ティー」、乙女チックなタイトルなのに「闇」を感じるのはやはり「ブラック」とあるからだろう。 そして読み終わった後の、なんだろうこの心がチクリとする感じは・・・ この感覚、この短編集が「軽犯罪」がテーマだから、というこ...
タイトルは「ブラックティー」。 バラの名前らしい。 花、そして「ティー」、乙女チックなタイトルなのに「闇」を感じるのはやはり「ブラック」とあるからだろう。 そして読み終わった後の、なんだろうこの心がチクリとする感じは・・・ この感覚、この短編集が「軽犯罪」がテーマだから、ということにあとがきでようやく知った。 そうか、だからか!なるほど・・・ 犯罪とも言えないほどの小さな罪、「欠点」「個性」と言えるほどのものも。 そして社会のものさしにしてみたら悪かもしれないけど、価値観、つまり時代や場所が違えば悪ではないかもしれないもの。 最近会社で大きな失敗をしたからなおさら分かるわ〜。 しかも社会的には全く犯罪とはよべないもの。 ルール違反にもならないくらいの・・・ でもそれ以前の重要なこと! そんなん会社のものさしだ、と少し開き直れてしまった。 気にしない気にしない。
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日常の小さな罪をテーマにした短編集。 《1995年出版》 この人達は実在していた気がする。 90年代の東京のどこかで、 こうしてただ繰り返す日々を受け入れていただけの人達が。 今もきっと、人混みに紛れてどこかにいる。 そう思って安心した。 初読みは約10年前。今、30歳で再...
日常の小さな罪をテーマにした短編集。 《1995年出版》 この人達は実在していた気がする。 90年代の東京のどこかで、 こうしてただ繰り返す日々を受け入れていただけの人達が。 今もきっと、人混みに紛れてどこかにいる。 そう思って安心した。 初読みは約10年前。今、30歳で再読。 話にポケベルが出てきたり、人物の台詞や文章にも古さを感じるのは仕方ないこと。 そうなると、今の若い子には共感できない話になってしまうのかな。 だとすると、本当に惜しいことだ。
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