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ブラック・ティー の商品レビュー

3.6

137件のお客様レビュー

  1. 5つ

    23

  2. 4つ

    47

  3. 3つ

    44

  4. 2つ

    15

  5. 1つ

    2

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2009/10/04

短編集。第二話『百年の恋』は同棲してる男女の話。彼女は、彼には清潔感があると思っていたのに清潔じゃないから嫌だ、百年の恋も冷めたと言う、しかし彼女はキセルをしてしまい、彼にそのことがばれる、泣いて謝る彼女、それをなぐさめる彼。第四話『ママ・ドント・クライ』は、久しぶりに手をにぎっ...

短編集。第二話『百年の恋』は同棲してる男女の話。彼女は、彼には清潔感があると思っていたのに清潔じゃないから嫌だ、百年の恋も冷めたと言う、しかし彼女はキセルをしてしまい、彼にそのことがばれる、泣いて謝る彼女、それをなぐさめる彼。第四話『ママ・ドント・クライ』は、久しぶりに手をにぎってもらったというだけで、演歌歌手のとりこになるママ、ついには娘の貯金にまで手をつけておっかけをして、家にいなくなる。ママを見つけ、一緒に、2人で住もうという娘。父親のお世話にはなりたくないという。第五話『少女趣味』はDVの話。第八話『ニワトリ』はニワトリ並みに?物忘れの激しい女の子の話。延滞しててレンタルビデオ屋に怒られ、そのことをいうと、一緒に住む妹にそれも当然だといい、過去に貸して姉に返してもらってないものの話をしだす。彼との付き合った記念日は忘れ、別れを切り出される。そして、妹に謝り、彼と別れたことを言うと、あの男のためにこういうことをやってきた、こういうことされた、と妹は自分のように怒ってくれた。すべて軽犯罪の話。

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2009/10/04

こういった類の、ささやかなワンシーンに人生の一片を映してみました小説を量産する作家は多い。山本文緒はとくに好ましく感じられるひとり。文章は端整で、作劇は容赦ないようでそこはかとなく甘い。

Posted byブクログ

2009/10/04

いろんな「罪」についてつづった短編集。 日常生活に罪は必ずあるもので、法的のものではない罪などあふれているのかもしれない。 罪と罪でないの境がふとわからなくなった。 個人的には「ニワトリ」がよかった。 これは、身の回りに、人のものがいっぱいあることを発覚する姉の物語。その自己嫌悪...

いろんな「罪」についてつづった短編集。 日常生活に罪は必ずあるもので、法的のものではない罪などあふれているのかもしれない。 罪と罪でないの境がふとわからなくなった。 個人的には「ニワトリ」がよかった。 これは、身の回りに、人のものがいっぱいあることを発覚する姉の物語。その自己嫌悪の様子がまざまざと思い浮かんだ。

Posted byブクログ

2010/04/07

軽犯罪にまつわる短編集。 一つ一つの話が本当に短いのだけれど、だからといってさらりと流せてしまう程軽くもない。 適度な重みを持った物語たち。 「ニワトリ」という話が、印象深かった。 本人に悪気はないが、ないからこそ腹立たしい。そんな女の典型。 妹とのやり取りが、妙に面白い。 ...

軽犯罪にまつわる短編集。 一つ一つの話が本当に短いのだけれど、だからといってさらりと流せてしまう程軽くもない。 適度な重みを持った物語たち。 「ニワトリ」という話が、印象深かった。 本人に悪気はないが、ないからこそ腹立たしい。そんな女の典型。 妹とのやり取りが、妙に面白い。 全体的に、なかなか◎。 終わり方もそれぞれに良い。

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2009/10/04

心あったまるねぇ。 自分のことを認められなくても、 人とふれあって、心が素直になる時がある。そんなとき、泣きたくなるんだよ。

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2009/10/04

生きていると、きっとたくさんの罪を犯してしまう。それが人間というもの。犯さないようにすることが大事なのかな?それとも罪を罪だときづければいいのかな?いちいち謝罪したり償ったりすればいいのかな?よく分からないけれど、無神経に生きたくはないと思った。 「ニワトリ」が一番好き。 200...

生きていると、きっとたくさんの罪を犯してしまう。それが人間というもの。犯さないようにすることが大事なのかな?それとも罪を罪だときづければいいのかな?いちいち謝罪したり償ったりすればいいのかな?よく分からないけれど、無神経に生きたくはないと思った。 「ニワトリ」が一番好き。 20006.11

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2009/10/04

またまた短編集 個人的にはブラックティーと百年の恋がすき 多分いるんだろうな〜 目的は色々にしても山手線ずっと乗ってる人。 あたしも結構逆周りとかすきだけどw 多分誰もがやったことのある軽犯罪 ドキッとさせられる本

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2009/10/04

ブラックティーって英語では「紅茶」のことなんだよね。。と考えて、この表紙の色に納得。でも、本の中で「ブラック・ティー」はバラの名前。今回もまた短編集。内容は軽犯罪。キセル・置き引き・窃盗からもっと身近な嘘とかまでいろいろ10話。これを区切りにしばらく山本文緒さんの作品から離れよう...

ブラックティーって英語では「紅茶」のことなんだよね。。と考えて、この表紙の色に納得。でも、本の中で「ブラック・ティー」はバラの名前。今回もまた短編集。内容は軽犯罪。キセル・置き引き・窃盗からもっと身近な嘘とかまでいろいろ10話。これを区切りにしばらく山本文緒さんの作品から離れようと思った。きっとまた戻ってくるけど、しばらく時間が必要。でもいつもどおりよくまとまっていてい読みやすかった一冊。読んでよかった。

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2009/10/04

人間にはこういう部分が少なからずある、と、思う。残酷というか、ひどく冷めてるというか。だから愛しい。だからこそ愛しい。

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2009/10/07

内容は誰でも犯してしまう小さな罪というのをテーマにした十篇。よって、読んでいくと過去に自分が犯してしまった罪や過ち、嘘などが思い出されていく。だからこそ、各主人公達にも共感できる。おそらく、誰もがあっという間に読めてしまうだろうと思う。

Posted byブクログ