ブラック・ティー の商品レビュー
約束を破ったり、借りた物を返し忘れたり、誰でも思い当たる軽犯罪。そんな罪にかき立てられる自分への不安、他人への不信。ヒトのいじらしさ、可愛らしさを鮮やかに浮き彫りにした、心洗われる物語。
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キセルやDVなどの日々そこら辺に散らばっている軽犯罪の短編集。 とにかく本当にリアル。 「私たちは純真でもなく、賢くもなく、善良でもないけれどできることを精一杯するだけ。ただ精一杯するだけ。」 という言葉が心に残っている。 少し暗い、闇のようなものがあるのだけれど、読ん...
キセルやDVなどの日々そこら辺に散らばっている軽犯罪の短編集。 とにかく本当にリアル。 「私たちは純真でもなく、賢くもなく、善良でもないけれどできることを精一杯するだけ。ただ精一杯するだけ。」 という言葉が心に残っている。 少し暗い、闇のようなものがあるのだけれど、読んだ後残らない。 罪を犯さず生きるなんて難しい。
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山本文緒さんの作品の中でいちばん好きで、いちばん読み込んでる一冊。 自分の中で物事の優先順位がわからなくなって立ち止まったときに読むとハッとする。
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2009/8/20 元カノの留守電盗み聞きしちゃう男の人のがよかった。 最初はキモイって思ったのにだんだん憐れになってきて、最後は元カノの方が問題あるかも…って思うようになった。 正しすぎる人は怖いよ。 ニワトリも面白かった。 そして我が身に照らし合わせてちょっと不安になった。
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小さな罪を題材にした短編集です。 電車の網棚に置き忘れてある鞄を盗むことを仕事にする女。 立ちしょんする男、キセルする女。 借りたものを忘れて返さない女。 など些細な罪にスポットを充ててその人物の生き方を魅せてくれます。 胸がチクリと刺される一冊です。
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人の心の隅っこにあるドス黒い感情を表に引きずりだすのがほんとにお上手だなぁと思います。 しかし読後感はげんなりします。おそろしや・・・
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短編集なので手軽に読んだ。あとがきに書いてあるように、平凡な毎日を送っていても、あるちょっとした出来事がきっかけで自分が罪を犯す立場になることがあるかもしれない。明日のことは誰も分からない。
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いろんな「罪」の話。 (殺人や強盗とかの罪じゃなくて。) なんていったら良いんだろう? 誰もが心に抱えてる小さな闇が「罪」として描かれてる、幾つもの短編。 読み始めで、あれ?と思ったら、 前に読んだことある本だった。 読みやすいけど、 なんとなく後味が悪い感じ...
いろんな「罪」の話。 (殺人や強盗とかの罪じゃなくて。) なんていったら良いんだろう? 誰もが心に抱えてる小さな闇が「罪」として描かれてる、幾つもの短編。 読み始めで、あれ?と思ったら、 前に読んだことある本だった。 読みやすいけど、 なんとなく後味が悪い感じ。
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誰でも心に闇をもっている。 そしてそれゆえに罪を犯してしまう。 些細な罪だったら私も数えきれない位犯しているんだろうなぁ。 心の闇の隙間に落ちていかないように、 強い心をもって生きていきたいものです。
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「私達は純真でもなく、賢くもなく、善良でもないけれど。 できることを精一杯するだけ。ただ精一杯するだけ。」 誰もが犯したことのある罪に、思わず胸がちくっとする1冊。 なんとなく分かるなーと共感してしまったり。 重たすぎずさくさく読めた。 「百年の恋」「寿」「ニワトリ」が印象的...
「私達は純真でもなく、賢くもなく、善良でもないけれど。 できることを精一杯するだけ。ただ精一杯するだけ。」 誰もが犯したことのある罪に、思わず胸がちくっとする1冊。 なんとなく分かるなーと共感してしまったり。 重たすぎずさくさく読めた。 「百年の恋」「寿」「ニワトリ」が印象的だった。 ブラック・ティーを紅茶の一種だと思ってた。 薔薇の高級種らしい。
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